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グッピーを繁殖させてみる

熱帯魚の飼育は「グッピーに始まり、グッピーに終わる」と言われる。(ネット情報)
僕もその初めと終わりを見たくなった。
♂と♀を飼っていたら、勝手に増える…。いや、正確には勝手に産む。
ミリオンフィッシュといわれる熱帯魚である。彼らに明るい家族計画という言葉は存在しない。故にバンバン産む。


産仔の瞬間

ペアにして水槽に入れていたら1〜2ヶ月で産仔する。そう、水槽に慣れ親しんだら後は、腹が立つぐらい繁殖するらしい。
グッピーは卵胎生メダカなので、卵ではなく直接稚魚が産まれる。産まれ出た稚魚はそのまま底の方まで沈んでいって、その瞬間自分が産まれて世に出た事に気がついて泳ぎだす…と言われているが、産まれた瞬間から泳ぎだす。
自ら親の顔の前に泳いで、産まれて3秒で食われた稚魚も見た。
気がつかないのは飼い主だけである。勿論、他のタンクメイトの熱帯魚、いや親も気がついてパクッと稚魚を食ってしまう。
その瞬間、儚いグッピーの人生いや魚生は数秒で終焉するのである。
飼い主だけが気がつかずに、水槽内で自然淘汰の波が吹き荒れるのである。

ある日、家に帰ったら6匹ぐらいの稚魚が水草に隠れながら泳いでいた…メダカの学校状態。どうやら中途半端に腹ぼてだった♀が産んだようだ…
丁度、前日に入れたジャイアントアンブリアに隠れて生き延びたようだ。なんとタイミングの良い時に産まれたんだ…。

そう!うちの水槽には水草が茂っていた

お陰で、グッピーの稚魚は生き延びる事ができた。
グッピーは卵胎生魚なので、唐突に目の前を稚魚が泳いだりする…今回がまさにそう。
実はイエロータキシードの♀が☆になった時にグッピーの稚魚が2匹泳いでいたのを発見した事があった。この☆になった♀が産んだのか他の♀が産んだのかは判らない稚魚が2週間後目の前で食われてしまった…と言う事があった。
で、今回は何とか6匹中の2匹を捕まえて飼育箱で別に育てる事にした。後の4匹は左右の水草に2匹づつ別れて生きていく事になった。2009.06.09
その後、全部サルベージして飼育箱に移したが、全部で8匹いた。(この8匹は1匹♂以外は全てうちの社長に貰われて行った。)

うちの水槽にはジャイアント・アンブリアが水槽の両サイドに茂っているので、取り合えず産まれたばかりの稚魚はそこで避難する事ができる。
その後、網ですくって飼育箱へ移す。

スドー 外掛型産卵箱 サテライト

ちなみにこの産卵箱を飼育箱に使っているが、水の入れ替えをエアポンプでやるので、水が汚れる恐れが少ない。また餌とか糞とかがそこの右側に溜まるのでスポイトで吸うだけで掃除が出来るので更に楽が出来る。これはお勧め。

で、この飼育箱で1ヶ月間過ごしたら水槽に戻す。しかし、一体この水槽で何匹まで1ヶ月飼えるのだろうか?と心配になったが50匹ぐらいの稚魚なら余裕だった…。
グッピーを繁殖させてみる…と書いたが、放っておいても勝手に産む。どちらかと言えば、どうやったら産まさないようにするかに苦労する
産まれた稚魚の母親は判っているが(当たり前)父親は一体どれか?既に♂は3匹☆になっている。多分これが初産。一緒に買ったもう1匹の♀はこの♀よりも腹ボテだったが産まずに☆になった。
多分、一緒に買った時の♂が父親なんだろうけど…どっちだろう?大きくなったら判るか…

一度、産仔した♀は28日周期でまたもや産む。1回の交尾で3回分仕込むらしい。要するに1回仕込んだら3ヶ月間、月1回産んでくれるという事だ。

という事で、見事に28日後あたりに産んでくれた…今度は30匹以上…。2009.07.04

今まで飼育箱でのうのうと暮していたグッピー8匹を親と同じ水槽に移して、新たにこの30匹以上の稚魚を飼育箱に避難させた。このまま、水槽の中で自然淘汰させようかとも思ったが、餌も充分に取れない中で育ったグッピーは、しょぼいのが育ちそうなのでやはり避難させた。

産仔履歴(数は生き延びた数。産仔数ではない。)
2009.06.09。レッドモザイク♀+レッドモザイク♂-8匹(♂5・♀3)
2009.07.04。レッドモザイク♀+ブルーテールタキシード♂-41匹(♂27・♀14)
2009.07.27.モザイクリボン♀+ブルーテールタキシード♂35匹(♂13・♀22)
2009.08.22。レッドモザイク♀+ブルーテールタキシード♂-22匹(♂11・♀11)
2009.09.21。レッドモザイク♀+レッドモザイク(F1)♂-26匹(♂16・♀10)
2009.10.24。レッドモザイク♀+レッドモザイク(F1)♂-6匹(♂1・♀5)
2009.12.03。レッドモザイク♀+レッドモザイク(F1)♂-1匹(♂0・♀1)
2009.12.23。レッドモザイク♀+レッドモザイク(F1)♂-2匹

グッピーの稚魚の餌は?

で、産まれた稚魚の餌だが、一番良いのは産まれたてのブラインシュリンプの幼生らしい。
その昔、シーモンキーと言われたのはこれ。そう言えば僕も子供の頃に孵化させて喜んでいたが、要するにこの歳になって「同じ事をやれ」と言う事か?^^;
熱帯魚屋に行って「ブラインシュリンプを孵化させて餌にしたい」と言うと「食いつきは良いですよ」と言った後、間違いなく「面倒だから止めた方が良いですよ」とも言われる。専門家にそう言われるとさっきまで童心に帰っていた心は、現実に引き戻されて稚魚用の粉末餌を買ってしまう。
一応、ブラインシュリンプの卵は買ってはみたが、まだ孵化させていない。

稚魚の餌に最適!!ニチドウ ブラインシュリンプエッグス 100g


で、結局熱帯魚屋で粉末の餌を買ったが、飼育箱の水面に浮いているだけで直ぐには食べなかった。スポイトで吸って水中に放出したら食べた。同じ方法で水槽01に取り残された4匹にも餌をやったが食べていた。
後日、孵化はしないが殻を取ったブラインシュリンプの卵という餌もあったのでそれも買った。栄養価はこっちの方が通常の粉末餌より高いらしいので後半はこの餌に変えた。

アルテミア100(25g)

この餌の食いつきは良い。生後1日目からでも食っている。

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