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濾過機ってなんや?

はじめて買ったオールインワンの水槽セットには最初から濾過機が付いていた。実はこれが良く理解できていなかった。
子供の頃から生き物が大好きで、犬や猫、小鳥は勿論の事、オオクワガタやザリガニ、メダカ、金魚も飼っては居たが、世話は大嫌いだった。^^;

親に「あんたは何でも欲しがるけど、世話をするのは最初だけや!」と言われる典型的な飽き性のガキだった。

そんな人間だから、魚の水槽の水替えなんか最初の2回ほどやれば良い方で、ほとんどしなかった。
つまりそういうような子供時代を送ってたおかげで
熱帯魚を飼う→水が汚れる→水を替える→面倒だ

…という流れが頭の中にこびりついていた。「水槽に濾過機があるからエアポンプは取り合えず要らない…」とか店員に言われると何を言っているのか直ぐには理解できないほど頭が硬直していた。

濾過機ってなに?そんなもん入れると高くつくんじゃないの?
酸素入れなくて魚は死なないのか?…etc

要するに濾過機の存在さえ知らなかった。

魚を水槽で飼うと水が汚れるので水を綺麗にする濾過機が必要。…とここまでは何とか理解できたが、
こんなしょぼい仕組みで本当に濾過が出来るのか?

と言う疑問が沸き起こる。
濾過機の中はスポンジと細長く切った綿だった。水の取り組み口にスポンジのフィルターがあるだけ。
これは単にゴミを取るだけか?その程度の濾過で良いのか?
生き物好きのガキは案外、理科や生物が得意だったりする。僕もご多分に漏れず得意科目だった。
泥水から飲料水を作る為の濾過機は作った事がある。
これは物理的濾過である。要するに小石・炭・砂・ガーゼ等で細かい汚れを取るだけの濾過。勿論、飲むためにはこの後煮沸を10分程度行う。

ここまでは、自ら世話をする事無く少年時代をすごしたおい等でも判る。
熱帯魚の水槽にある濾過機はこれに生物濾過が加わる。

生物濾過?

実は生物濾過は聞いた事はあったが詳しい内容までは知らない。
まず疑問だったのが「生物濾過ってあんなしょぼい仕組みで出来るのか?
そもそも生物濾過ってどういう仕組みなんだ?

水槽内では
餌をやる→魚が餌を食う→糞や食べ残しが出る→水が汚れる
…とこういう流れになっている。
じゃあ、餌をやらなければ良いのか?っていう問題でもない。やらないとそもそも魚が生きていないだろう?

要するに水が汚れると言うことはアンモニアが発生する事といっても過言ではないだろう。

生物濾過とはバクテリアの力で
アンモニア→亜硝酸→硝酸の順に排泄物等を分解していく事だ。(多分)

好気性濾過細菌による生物濾過が主流。
言ってしまえば、濾過機とは好気性濾過細菌の住み場所を作る事である。だから濾過材とはそのバクテリアが住み易い、あるいは多く住み易い物…と言える。

熱帯魚水槽とは、
水槽内でなるべくバクテリアの力を借りて、水槽内の水質を魚が生きていける環境に保つ。
…という仕組みが成り立つように作られている…いや、作れるようだ。
…という事は…なんだ…やっぱりみんな水替えが面倒なんだ…おいらと一緒じゃん…って今のおいらは水替えが嫌いではないが…。

要するに水換えしなくて済むようにしたい…横着者のための仕組みか^^;

しかし、あんな水流で果たして濾過が出来るのか?もっと遅い方が良いんじゃないの?とか思ってしまう。

あれば便利な物

日頃の熱帯魚の世話でよく使うあれば便利な物…そう、揃えておきたい逸品^^;

・スポイト


・ピンセット
・ハサミ
これは3点セット

・バケツ


・昆虫採集に使う1リットル程度のプラケース。


・クリーナポンプ

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