2006年GW トカラ列島(宝島、悪石島、平島、諏訪瀬島)その8

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いよいよ今日で鹿児島に戻り、トカラの旅も終了だ。朝目覚めると雨だ。朝食を済ませて荷物をまとめる。宿のご主人に港まで送ってもらう。港では昨晩一緒に飲んだ人が働いており、島一丸となっているのを感じる。雨の中待合室は2,30人ほどで満杯だ。そして雨の中小走りにタラップから船に乗り込む。今日はGW最終日と言うこともあってほぼ満室だ。奄美から来たときとは大違いだ。デッキから島の人に挨拶をして、船は港を離れていく。
諏訪瀬港
諏訪瀬島

今回4つの島をめぐって、一番印象に残ったのがここ諏訪瀬島だろう。Iターン者が多く、私のようなよそ者でも受け入れてくれることで特に印象に残った。

次の平島では船が揺れまくっているもののタラップを架け、乗船する人がすばやく乗り込んだ。島で出会ったバードウォッチングのキャンパーも大きなザックを担いで乗り込んできた。

次の中之島でも多数乗り込んできた。悪石島でご一緒した温泉キャンパーも乗船してきた。デッキから挨拶をする。悪石島を離れてから口之島、中之島と回って温泉に入ってきたそうだ。中之島も口之島もまだ訪れていないので、今度来てみよう。足を踏み入れたらトカラ有人島全島制覇になる。知り合いでもトカラ7島を全部行ったことのある人間は少ない。行きにくい島は小笠原、大東島、青ヶ島(まだ行った事はないが)、薩摩三島(これもまだ行った事はないが)などあるがトカラ全島が一番行きにくいだろう。一回で行くには2週間はかかる。小笠原は1週間あれば父島母島は訪れることができるし、おがさわら丸はそう簡単に欠航はしないので、長期休暇に合わせたら案外行けるものだ。

口之島でも乗船してきた。どこの島でも宿泊客が乗船して、民宿の人が見送っている。当たり前だが。

以前トカラに来たときは小宝島だけ訪れたが、ちょうど3月末で先生の赴任、転出に遭遇して小学生中学生が先生を見送っていた。ふと思い出した。その時見た島々を今回旅することができて、よかった

しばらく船室で寝るが、ほぼ満室のせいかスペースが狭いのであまり眠ることができない。夕暮れ近くになり、右手に佐多岬が見えてきて錦江湾に入っていく。口永良部島や薩摩三島を見たかったのだが残念だ。左手には遠く開聞岳がかすんで見える。
航路表示板

7時ごろに鹿児島港に到着。1週間ぶりにビルやら信号機やらを見た。行った島には教育用を含めて信号機が全く無かった。まずは今日の宿を探さねばならない。YHは城山公園近くにあるが遠いのでやめにする。温泉キャンパーさんとしばらく街中まで歩いて行く。市電に乗るとのことで別れ、ふとあたりを見渡すと銀行が開いていたので早速お金を下ろす。手持ちが4000円位しかなかったので助かった。これで今日は宿に泊まることができる。天文館近くのビジネスホテルに泊まる。

フェリーとしま



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朝、シャワーを浴びて延びきったヒゲも全てそり落とす。長期休暇の旅の最中は、いつもヒゲを伸ばして最後にそり落とすことにしている。チェックアウト後にまずは鹿児島港まで歩いて行き、トカラ行きの待合室に行ってみるも開いていない。出港が今日の深夜なので当然と言えば当然だ。
フェリーとしま

その後、十島村の物産館を探すもののもらった地図とは違うところにあって、何度か迷った挙句にやっとたどり着くことができた。平日のせいか、客は全くいなかった。ボゼTシャツ、塩、本、植物、その他いろいろ置いてあり、土産に塩、本などを購入する。しばらく店の人と話をする。島の感想などをアンケートにとられ、写真も撮ってもらう。どうやら次の新聞のようなものに載せてくれるそうだ。

鹿児島水族館を見学、色々魚を見ることができたし、ハオリムシ(チューブワーム)、イルカのショーも見ることができた。
かごしま水族館の運河(イルカ)

鹿児島駅近くのチケット屋を見ると、大阪まで安いチケットがあると言うので中に入ってみたら、株主優待券をここで買って空港でチケットを購入するシステムだった。生まれて初めて株主優待券を購入。これまでほとんど正規運賃ばかりで、株主優待券で若干安くなることを覚えた。

駅内の店で黒豚のトンカツを食べる。やわらかくて美味い。空港で土産を買う。鹿児島と言えばカルカンだ。

そして機上の人となる。神戸空港手前で低空飛行、期待していた明石海峡大橋は真上を通過したので橋は一望できなかった。しばらくすると真横にポートタワーが見えた。

そして帰宅、現実へと戻ってきた。次はどこへ行こうか?


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