2006年GW トカラ列島(宝島、悪石島、平島、諏訪瀬島)その4

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朝5時ごろ起きてテントを撤収。久々に重い荷物を担いで港まで歩いていく。港の大きな壁画も今日で見納め。この島に結局3連泊した。もしも1日で出たら行ける島の数も増えるのだが、どうしても宝島のキャンプ場でゆっくりしたかったので3連泊もしてしまった。
のんびりできてよかったと思う。昔ならせかせかしてとにかく多くの島に回ろうと思うところだが ここ数年はのんびりしてばかりだ。

港では一緒に山に登った人も次の島に向かうので船を待っていた。キャンプ場によく来ていた 大きなキャンピングカーの人(熊本の人で、トカラには何度も釣りに来ている。車には大きな冷凍庫、 BSのアンテナまで付けている)も次の島に向かう。
2等船室でコンセントの近くに陣取るが、肝心のコンセントに電気が来ておらず携帯を充電することが できなかった。

次の島の小宝島は数年前に訪れたことがあるが、港近くの海の色がとても美しい青色をしている。 これまで訪れた島の中で、港の海がきれいな島Best3に入る(多良間島、あと忘れた) 歩いて30分もすれば島を一周できてしまうトカラ最小の島だ。過去にキャンプした場所を思い出し しばしの間感傷に耽る。ここで何人か降りていった。大きなキャンピングカーも下船した。

出港後ふたたび船室に戻り、横になって寝入る。1時間くらいして悪石島に到着した。昔小宝島に 来たときもこの島を眺めたが、いきなりの急坂に面食らった。港で何人かキャンパーを見つけたので 一緒にキャンプ場まで行く。しばらく歩いたら、宝島の山登りでご一緒した人(社長さん)が 民宿の車に乗っていたので無理を言って集落やキャンプ場まで連れて行ってもらう。 坂はとても急で車でも大変そうだ。先にコミュニティセンターに行くも誰もいない。 悪石島のパンフレットだけもらって、とりあえず社長さんの泊まる民宿を訪ねる。 お母さんになぜか地元の料理や朝ごはんまでご馳走になってしまう。昔の話を聞いたりする。 しばらく過ごして、社長さんの運転でキャンプ場まで送ってもらう。途中集落を見学したり、 絶景を眺めながらキャンプ場に到着。温泉の近くの芝の広場だ。小高い丘からは煙が噴出していたり 大きな岩が今にも落ちてきそうな感じはあるものの、トイレも水もある。水はトイレの水だが。

キャンプ場全景


4人で崖を登る。途中はロープもあるので登ること自体はさほど難しくは無い。登ってみると 硫黄がこびりついていたり、蒸気が噴出しているのがよくわかる。蒸気に手をかざすと熱かった。 岩肌の中にも一部花が咲いているところもある。上を見ると、大きな岩がぎりぎり止まっている ような感じも受ける。しばらく上で話し込み、下へ降りて社長さんは宿へ戻り、キャンパーはテントを 設営する。集落はキャンプ場から歩いて30分以上はかかりそうなので、キャンプ場にとどまることにする。 ここでもキャンパーにジャグリングを教える。一人飲み込みの早い人がいて、すぐにある程度 投げられるようになった。コツを見抜く才能だろうか?

温泉の建物に休憩できる畳の部屋があるので、そこでしばらく話し込む。露天風呂や海中温泉に 入ったりと温泉三昧だ。海中温泉は、海岸付近で源泉が沸いており、海水と混ざり合って ちょうど良い湯加減のころに入る。すでに何人か入っており、しばらくいなくなるのを待って キャンパー3人で入る。源泉の近くは熱すぎて入れないし、遠くは海水が冷たいので入れない。 上手く岩をどけて人が入れるようにしてから入る。時間的には引き潮の前後2時間程度が ちょうど良い湯加減になるようだ。

湯泊温泉


湯泊温泉内部


夕食後も温泉(露天風呂)にしばらく入る。温泉に入ると体がぽかぽかと温まって気持ちがいい。

キャンプ場近くの夕日





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