萩諸島の旅 初めてのバックパッカー その2


7/20
 朝起きたのは9時頃だ。MTBは朝の船で出発すると言っていたのですでにいない。急いでパッキングして9:23出発する。とりあえず北灯台へ行こうとするが、草むらの中を進むも途中で道に迷ってしまい10:20引き返す。広い道路へ戻り、再び道を探して灯台へ行こうとするが、どうやら行きすぎてしまったようで戻るのもしんどいので灯台はあきらめる。自転車なら絶対にあきらめることはない距離だが、さすがに徒歩となるときついものがある。

 次に本村港を目指して歩き始める。途中数回の休憩を経て11:45本村港に到着。待合室に入るとクーラーが効いていてとても涼しい。宇津港まで戻る気がしなくなる。結局今日中に萩に戻り、大島でキャンプが出来たら大島に泊まることにする。日記を書き、と絵はがきをポストに投函する。近くの土産物屋でヨーズだこを買おうとするが、誰もいないのであきらめて港に戻る。戻ってみると、待合室の土産物屋が開いており、ヨーズだこもあったが大きすぎるのでヨーズだこの色紙を買う。福江島ではバラモンだこを買い、これでたこは2つ目だ。スタンプを押そうと思い聞いてみるが、スタンプはなかった。これ以上はしんどいので歩く気はなれないので萩まで昼の船で戻ることにする。

 船に乗ると今度は宇津港へ立ち寄り、人が数人乗ってきた。デッキにゴザを引いてそこに座る。しばらく暑さが続いたせいか水蒸気が立ちこめ、島が見えにくい。そして萩港に到着。何か久しぶりの感じがする。港で大島でキャンプが出来るかどうかを聞くと、OKのことで最終の船で大島へ渡ることにする。しばらくするとMTBがやってきて、どうやら櫃島へも渡ったようだ。待合室では相撲をやっており、最後の取り組みまで見てから乗船。

 そして大島港着。向かって右手に歩いて行き、民家の前の広場でテントを張らせてもらう。来た人にはみんな笑顔で挨拶する。笑顔が基本だ。ムスッとしていたら印象も悪い。お墓のそばで多少気持ちが悪いが、家があるので心配ない。地元の人に言ってお墓の水をもらってそれで米を炊く。なんと炊いてみると適当な水加減にも関わらず、焦げずに程良く炊けた。初めて上手く米が炊けた。さすがお墓の水、とでも言おうか。半分を明日の朝食用に残し、半分をカレーにする。カレー、サンマ缶、スープの夕食にする。

 日が暮れるまで日記をつけるが、蚊が多いのでテント内に避難する。結構暑いのでシュラフカバーだけで寝るが、結局はシュラフカバーから出て何もなしで寝る。



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