平戸大橋
赤い平戸大橋

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 朝7時頃目が覚め、7:30から朝食を食べる。荷物をまとめて8:27YHを出発する。まずは上りを越えて31号線との分岐点に9:21着。ここでジュースを買い、再び国道を走る。しばらく走り、ふと海を見ると土手から島が出ていて、地図で見ると「前小島」とある。確かSHIMADASにも載っていたような気がしたのでとりあえず行ってみることにする。(実際には載っていなかったが)民家が数件あるだけで、渡るときと帰るときに犬に激しくほえられた。すぐに戻り、山へ進んで行く。途中で脇にいた車のおじさんに「がんばれよ」と励まされた直後に反対側車線を追い越していた車にぶつかりそうになる。事故には気をつけねばならない。

 だらだらした上りをしばらく上り、トンネルに9:52着。ここがどうやらピークのようだ。あとは下るだけで福江市街に戻ることができる。10:20福江港に到着。はじめ、九州商船で上五島に渡り、それから佐世保に行こうと思ったが上五島から佐世保に渡る船は1日1便しかない。しかたなしに野母商船で福江から生月島まで渡り平戸島のキャンプ場でキャンプを張って明日神戸に帰ろう。

 港で自分の土産用にバラモン凧と昼食用にあじ巻きを買い、博多行きの野母商船の乗り場まで行く。停泊しているフェリーはけっこう大きい。生月島までの切符を買い、乗船する。そして11:20福江島の思い出を胸に出港する。それにしてもけっこう坂が会った島だ。また、福江市街は結構都会だが市街や集落をはずれると自然ばかりで、景観がすばらしい。

 船の中ではテレビを見ながら書き物をする。ちょうど映画「クールランニング」をやっており、私はこの映画を見ていなかったので楽しんだ。 船は小値賀島、宇久島の港に立ち寄り、しばらくしてから生月島に入港。すぐに出発だ。道の駅生月大橋があったのでそこに立ち寄りスタンプをもらう。生月大橋は結構いところにあり、自転車でひーひー言いながら上っていく。橋の上は横風がとてもきつい。自転車も有料と思い、料金所で聞くと、自転車は無料とのことだった。16:30橋を渡り終える。

 橋を渡り終えるとそこからアップダウンが待ち受けていた。休みながら必死に上って行く。それにしてもきつい坂だ。だが、19号線から見る古江湾は数層にわたり複雑に入り組んでおり、美しい景観を見せている。結局、平戸島のキャンプ場へは行かずにしばらく進むことにする。明日はできたら本土最西端に行き、それから佐世保まで走って旅を終えたいと思う。

 しばらく行くと、国道383号線に入り、急に市街地となり町が開けてきた。平戸大橋も自転車は無料だ。赤くて大きな橋だ。17:47橋を渡りきる。

 とりあえず最西端の駅に行ってみることにする。ツーリングマップルでは名前は書いていない。しばらく上りを上ると、駅はあった。名前を「たびら平戸口」と言い、松浦鉄道の駅だ。18:00着。西大山駅と同じく、四端の駅が載っていた。もっとも、西大山駅では最西端はJRの佐世保駅となっていたのだが。

 出発時刻を見てみると、30分に1本はあるらしい。写真を撮り、18:12出発する。地図を見ると、近くに田平公園という公園があり、そこでテントを張ることができたらそこで泊まろうと思う。

 再び来た道を引き返して、公園への上りを必死で上り、田平公園にたどり着く。売店で聞いてみると、どうやらキャンプ禁止ではなさそうだ。とりあえず売店の裏にテントを張る。それから夕食を作る。久々に米を炊くが、やっぱりうまく行かない。お焦げに外はぺちゃぺちゃ、中は芯だらけだ。半分をマーボー丼にして、半分を明日の朝食用に残す。ここの公園は高台にあり、平戸大橋を見下ろすことができる。どうやら下の方から霧があがってきた。平戸大橋を見ると、電飾できれいだ。三脚を持ってこなかったことを後悔した。21時頃寝る。

本日の走行距離:51.5km



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