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タイトル VERSTECK DICH NICHT!
名前 S.Naito (管理者)さん
日付 2005/01/11 01:46:17
Komm einfach mal raus!

またぼちぼち映画にも足繁く通って感想日記でもしてみるのもいいかな。
研究に専念する年に何を言っているのかという感じだけど、
こういう場所からvividな刺激を受け続けないとやるべきことにもmoraleが上がるまい。

・雲の向こう、約束の場所
 先月フィルムで見て、今月デジタルで見て、ついでに『ほしのこえ』も見て。
 これまでの製作が短編を主にしてきたためかと思うけれど、カット、シーケンス毎には完成し(過ぎ?)ている分、つながりの間がまだ試行錯誤に感じもした。
 それでも、やはりとても美しいし、切々と情感が紡がれる新海節は憧れを損なっていない。
 「人間不在」にも近い風景だけど、それは、強い視線を持てない、どこか遠くに景色がある、
 そんな所在の無い現代という時代の感性なのだろうか。
 いや、人物を外から見るんではなく、人物が見ている世界、とても個人的な視点だからこそ、
 ただひたすら世界が流れていくのではないだろうか。
 来月発売のDVDは、間違いなく買います。

・RHYTHM IS IT! (ベルリンフィルと子どもたち)
 こういう"アート"っぽい映画ばかりを選びがちで、一般の映画は全然見ないで終わってしまうんだけど。
 ラトルの、ロイストンの、高みを目指そうとする言葉、強い眼差し。創造する人の瞳。
 子どもは好きではないんだけど、でも、視線を上げていく、顔を上げていく過程、自分を意識し世界を見出そうとする10代の成長、
 あの姿は好ましいし、ああいう脱皮をしていく彼らとなら、交流をしていきたい。
 常に自分がスタートラインで、上に、外側にいる存在を思い、何かを探したいと思っている癖に、結局安穏としてしまう自分。
 自分を信じようとし、自分のために手探りをしようとする力を吸収したいもの。手を上に差し上げて、空を睨みたい。
 演奏シーンではゾクゾクする。パフォーマンス編も是非見たい。


見たい映画がどんどん出てくる。


『おもうに、ほとんど理性をもたず、悲しむべき習慣をもった脂ぎった人間は、
 思想ゆたかなすばらしい理論を有する人間と同じ美しい器官にも多彩を極めた機関にも値せず、
 ただ餌を受け入れてそれを排出する一個の袋にすぎない。』
  森博嗣「None But Air ナ・バ・テア」


僕は、袋にはなりたくない。

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