年越し南北大東島 その3


12/28

 朝8時前に起き、バイキングの朝食をとる。シークワーサージュースもあった。朝食後荷物をまとめて9時頃出発する。とりあえず久高島へ行ってみよう。走り出してから1km位のところでいきなり前輪がパンクしてしまう。W/Oのパンク修理は初めてなので手間取る。今までチューブラーばかり乗っていて、パンクしてもタイヤ交換だけだったので楽だったが、タイヤがはずれたことも数回あり、今回は来る1週間前にタイヤがはずれないW/Oに換えたばかりだ。持ってきた予備のチューブに交換する。あとでパンク修理はすればいいだろう。

 国際通りをゆっくり押してゆく。急にトイレに行きたくなり、土産物屋を見つけてトイレを借りる。ただでは悪いと思い、バンダナ代わりの風呂敷を買う。泡盛を見ていると店員さんに「どうですか」と言われ、キャンプで飲むやすいやつを買う。再び自転車に乗り、久高島への出発港である馬天港へ向けて出発。国際通りを抜けてしばらく行き、途中で迷いながらもR329へ入っていく。馬天港側へ抜けるのに対した坂もないが、夏以来自転車に乗っていないどころかギプス生活をしていたので、足の筋力がとても衰えているのがよくわかる。無理をせずに走ってゆく。

 たまに海が見える。とてもきれいだ。道路には椰子の木があり、さすが南国沖縄を感じさせる。馬天港への入り口を探すがよくわからず、ふと前の標識を見ると「知念町」とあり、来すぎてしまったので引き返す。人に道を尋ね、やっとの事で馬天港に1時頃たどり着く。切符売り場も小さく、あまり目に付かない港だ。出港まで1時間くらいあるので時間をつぶす。そして乗船。乗る船は高速船だ。20分くらい最後尾のデッキで自転車を持ちながら景色を眺める。津堅島は平べったい島でアップダウンもなさそうだ。

 いよいよ久高島に到着。まず入港して左手に見える岩にきれいな印象を受けた。港から少しあがったところから港を見下ろすと、人がおらず、とても静かで時間が止まったような感じだ。しばらく集落をうろついたあと食堂があったので昼食にする。沖縄そばしかないが、注文すると量が多い。キャンプ場で泊まろうと思い、区長さんに電話するが全くつながらない。また、JTAに明日の北大東島行きを1日遅らせてもらうが満席だ。結局明日早起きして空港まで行かねばならない。電話の近くで地図を見ていると旅行者の女の人に話しかけられる。どうやら近くに泊まるようだ。その後別れて島の北端まで走る。

 道は半分くらいコンクリートで舗装されており、残り半分のダートもある程度はレーサーでも走ることができた。しかし日差しが強く、周りの景色のコントラストも高い。これが夏だったらもっとコントラストもきつくなるだろう。リバーサルで写真を撮ったらいいものが撮れそうだ。

 北端に付くと、そこは岩場で数人の釣り人がいた。しばらく景色を眺めたあと再び集落まで戻る。

 区長さんに電話すると、キャンプOKだ。早速テントを張り、水をもらい夕食の準備をする。

 暗くなり、対岸の本島の明かりがきれいに見える。ランタンをつけて米を炊く。今日はカレーとみそ汁の夕食で、米を半分明日の朝食用に残す。食後泡盛を少し飲んでから18:30頃テントに入って寝る。

本日の走行距離:40.1km



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