紀伊半島一周自転車旅行 その1

友ヶ島のキャンプ場にて

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 昨日も夜更かしで、目が覚めると9:30だった。ローソンで保険証をコピーして、朝食を買う。ここで買った「夏の甘酒」はまずかった。寮に戻って荷物の重さを風呂の体重計で計ったらザック17kgとフロントバッグ5kgで、今回も20kgをオーバーした。

  11:30ごろ寮の人に見送られて出発する。自転車のツーリングは去年の10月の対馬以来だ。あれから冬はスノーボードばかりやっていて体力は落ちただろう。とりあえず明石まで走る。港まですべて下りというのに走っている最中は結構しんどい。まあ、久しぶりの自転車、ということもあるのだろう。まあ、そのうちに慣れてくるだろう。12時ごろ明石城に着く。それから10分くらいして明石港に着く。ここからとりあえず淡路島に渡って和歌山へ抜けた方が大阪を回って自走するよりも楽なのは明らかだ。船に乗って岩屋港へ着く。途中、建設中の明石大橋の下を通る。あと少しで繋がりそうだ。久々の淡路島だ。去年の7月以来だろうか?とりあえず津名まで走る。道は平坦だ。13:30頃津名港へ着く。深日港へのフェリーはすぐに出港だ。

 急いで乗船手続きをして乗り込む。今日はこれまで30kmを走った。しかし年々体力の衰えを感じる。約1時間10分の船旅だ。フェリー内で今日のキャンプ場を探索する。友が島に電話したら自転車は1人分の船賃を取られるとのことだ。しかしまだ行ったことがない島なので結局友が島に渡ることにする。テント1張り1500円+乗船料自転車込み片道1740円の合計5000円弱は高すぎる。しかし全有人離島制覇の為だ。しかたがない。そうこうしているうちに船は深日港に着く。

 下船後、加太を目指して走る。途中で道を間違えそうになる。太川トンネルの入り口で左足がつってしまう。それでも何とか加太港まで走る。港で聞くと、島では飲み水が無いそうだ。仕方なく今日買ったばかりの烏龍茶のペットボトルの中身を捨てて水を入れさせてもらう。また、明日の朝にと思い菓子を買う。ふと見ると、1.5Lの水が売っていたので菓子を少な目にして水を買う。これで調理ができる。しかし今日は暑い。

 加太港を16時に出港する。それから30分位で友が島港に着く。まずは案内センターに行き、キャンプの手続きをする。その後、山道をハンガーノックと戦い、道に迷いながらあちこち色々行ってみる。しかし第三砲台跡は不気味だ。昔の砲台の跡で、キャンプ禁止の看板が出ているが気味が悪いのでここでキャンプする気にはまったくなれない。しかし、この島はリスやらシカやらたくさんいる。道ははっきり言ってダートばかりだ。チューブラーではきつい。案の定前輪がパンクした。ここで交換するのも何なのでこのままキャンプ場まで押し続ける。

 はっきり言ってこの島に自転車を持ってきたのは失敗だった。MTBならまだしもロードレーサーは邪魔なだけだった。多分この島で初めて私がレーサーで走ったのではないだろうか?とにかく何とかキャンプ場に着く。結構人はいる。やはりGWだからだろうか。水場とトイレに近いところにテントを張る。しかしここの水は飲めない。食器を洗うだけだ。また、至る所にシカのフンが落ちている。調理道具を用意し、ハヤシライスと味噌汁の夕食にする。食後、後片づけをする。去年のGWはまだガスを持っておらず、冷たいものばかり食べていた。しかし多くの人と出会え、多くの人の親切を受けた。書き物をして19時位に寝る。

本日の走行距離 49.9km



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