8/7 足が..(天塩中川〜天塩)
朝6時頃起きる。今日で一週間目になる。まわりでは結構起きている。洗顔、歯磨きをする。外は霧だ。おじさんの話だと朝霧が出ているのはピーカンになるらしい。やっと晴れの中を走行する事ができる。湯を沸かして昨日の残りのご飯でお茶漬けにする。一度湯を沸かすだけで食事ができるので楽だ。今度から朝はお茶漬けにしよう。食べ終えてから洗い物、粉末ポカリを溶かし、荷物をまとめ、テントを撤収する。パッド、インナーなどを乾かす。別の日本一周中のランドナーを見送り、9:15出発する。
R40は交通量が多いので宗谷本線沿いの道を走る。ホクレンのガソリンスタンドは見つからなかった。しかし国道をそれているとはいえ、ダンプなどの大型車がやたらと多い。それにカートの荷物も結構こける。しかし何度か休憩しながら歌内駅に10:30着く。近くの店の自動販売機でジュースを飲む。やはりジュースは冷たい方がいい。地図に載っていた郵便局はどこにも見あたらなかった。そして歌内橋を10:48通り過ぎる。ここから見る天塩川は広いがやたら汚い。そして町道を走って行く。しかしダートでわずか2kmほどの道のりを苦労しながら30分くらいかけて滑って行く。これならダートはインラインを脱いだほうが楽だった。また砂利の中、荷物を取られそうになりながら進んで行く。
そして11:16やっとの事でR40にさしかかる。とりあえずジュースを買ってボトルに詰め込む。測量のおじさんに聞くと、この先しばらく歩道は無いらしい。かと言って迂回する道もなさそうだ。仕方がないので後ろをちょくちょく振り向きながら車道を左端に寄りながら進んで行く。道はストレートが数キロ続く。走っていると急に右足首が痛くなった。近くの脇に寄り、しばらく休む。ブーツを脱いだら靴ずれのような感じで水膨れがつぶれていた。さっそくキズドライをかけ、絆創膏を貼る。しかしやたらと痛い。ここにいても仕方がないので我慢して走って行く。車が後ろから来たら立ち止まってやり過ごす。安全第一だ。
天塩町との境に12:02着。そして12:20北西の方向に利尻富士が見えた。そして12:32雄信内トンネルに入る。歩道は狭いのでサンダルに履き替えてそのまま歩く。750mほどのトンネルを10分位かけて抜ける。プロテクターは着けたままだ。そのまましばらく歩いて行く。しかし徒歩はなかなか前に進まない。後ろを振り返っても景色がほとんど変わらない。何か悲しい物を感じる。
そして13:00食堂をホクレンの隣に発見。そこで昼食のチャーハンを頼む。プロテクターを脱ぎ、休憩を兼ねて13:52までいる。しかしどう見ても怪しい格好だ。そして出発。隣のホクレンでガソリンを給油する。満タン80円、しかし期待していた旗は無かった。おばさんに聞いてみると天塩に抜けるロクシナイ峠は舗装されているそうだ。迂回する道は平坦だが5km位余分にかかる。結局ロクシナイ峠を越えることにする。インラインをカートの一番上に乗せているので重くて仕方がない。
反対側車線の歩道でインラインに履き替える。そして14:07にR40から抜けて町道を滑ってゆく。しばらくは曲がり角毎に休憩する。そして山道に入るとGPSで現在地を確認しながら何度か休憩する。そしていよいよ上りが始まる。標識を見ると7%と書いてある。それに路面状況が悪く、とても滑ることができそうにないのでサンダルに履き替えて必死でカートを引っ張って行く。はっきり言って自転車の5倍は疲れた。自転車だと7%位ならフルキャンプでもそんなにしんどくはないのに、歩きでは大変答える。ましてやインラインは滑走不可能だ。上り坂を何度か休憩しながら進む。そして15:46峠に着くが看板もなにもない。下りも7%だ。それに路面状況が悪いので引き続き歩いて進む。インラインに比べて歩きは遅いがバランスは良く、精神的には大変楽だ。インラインで滑っているときにGPSで速度を見ると、大体平地で10km/hは出ている。やっと坂も緩くなってきたのでインラインに履き替えて滑って行く。下りは結構楽だ。牧草地の風景がすばらしい。そして16:39海が見えてきた。しかし歩道は波打っているので滑りにくい。
17:10市街地に入り自動販売機でジュースを飲む。自転車がいたので挨拶、話しかける。そしてキャンプ場に着く。2年前はライダーハウスの方に泊まったが今回はキャンプ場の方に泊まる。宿泊手続きをして、テントを設営。海に夕日を見に行くが曇りでよく見ることができなかった。2年前はすさまじいほどの美しさを見せた夕日も今回はその姿を見せてくれなかった。また、まわりの風景も工事中でだいぶ変わっていた。帰ってから食事の準備をする。しかしやたらとサイクリング部が多い。食後、風呂に入って寝る。
本日の走行距離 40.5km