8/5 自転車は長距離を走れる(美深のキャンプ場〜音威子府)
朝6:30に起きると晴れだ。まずは昨日の後かたづけをしてから荷物をまとめてパッキング。テントの中が濡れているのでテントを乾かす。ゴアといえども濡れる物は濡れてしまう。みんなに別れを告げ、見送られて9:46キャンプ場を出発する。R40を北上する。
まずはオテレコッペ川を10:04越え、恩根内大橋を10:22越える。島呂布でいきなり歩道が無くなる。しばらく2kmほどゆっくりと車道を滑って行く。そして11:42東北のパーキングで休憩にする。ここでブーツを脱ぎ、足に貼っておいた絆創膏を張り直す。ついでにウィルが片面だけ減ってきたので左右を入れ替える。そして12:03出発。多少滑りにくくなったがすぐに慣れる。しかしスラロームのようなクイックレスポンスが必要とされることはやりにくくなった。だが、スケートツーリングではクイックレスポンスはほとんど必要とされない。根性、体力、やる気、そして絶対的な安全面への配慮さえあれば誰でもできる。まあ、多少の慣れはツーリング前には必要だが。
旭川からの10m毎の距離が歩道に書いてある。車はもちろんのこと、自転車でもおそらく気づかないだろう。スケートならではの発見だ。しばらく上りが続く。大体40m位上り、ピーク近くでMTBに抜かれる。下りはボーゲンだ。
そして天塩川温泉への入り口に12:42着。途中で後ろから自転車にいきなり「こんにちは」と挨拶されびっくりする。エンジンなしなので音が聞こえず、結構危ない。しかし同じ人力同士、また私も自転車で日本中旅したので連帯感を感じる。しかし歩道の切れ目では進行方向に対して45度に傾いているのでカートの車輪が片方だけ浮いてしまい、すぐにバランスを崩してカートだけこけてしまう。それでも手で持ち続けているのでひっくり返ったカートを引っ張ってしまい、ザックがすれてしまい破けてしまう。
しかし日本の道路は車優先なのが自転車で旅する以上によくわかる。そしてドライブインさっくるに13:00入る。ブーツ、プロテクターを全て脱ぐ。大変楽だ。ここで玉子丼を頼む。しかしよく考えたらもう少し行った所に道の駅があるが、まあ腹が減っているのでいいだろう。テレビではアトランタオリンピックの閉会式を放映している。一瞬だが、インラインかスケボーのランページが映し出されていた。今までの色々なシーンを見ていたらなにやら感動してきた。私も自分の夢に向かってがんばらねば。
そして13:15出発。コカコーラのシールを集めるキャンペーンの台紙をここでもらう。いままで結構飲んできているはずだが、これから集めてみよう。そしてR40を北上する。しかし道は狭く、ガタガタしているので滑りにくい。それでも何とか坂を越える。下りは車が来ないのを見計らってスピードに乗って下る。途中で先ほど抜かれたMTBに再び抜かれる。おそらくどこかで食事でもしていたのだろう。
音威子府に14:52着。ここの道の駅でしばらく過ごす。音威子府駅で昔の様子を展示していた。浜頓別の方を回って稚内まで線路が通っていたらしい。ちょうど私が生まれた頃だ。道の駅に戻り、ライダーさんがいたのでこの近くでテントを張れそうな所を聞くが、わからないとのこと。これからR40を進んでもよいが、手塩中川のキャンプ場までは25kmほどあるので今日中には厳しい。
結構寒くなってきた。ランドナーがやってきたので話しかける。すると、塩狩温泉ユースで私のことを聞いたらしい。結構噂になっているようだ。もうすぐ小学生の自転車がやってくるとのことを聞く。地元の新聞にも載っているらしい。しかし自転車だと1日で塩狩温泉から音威子府まで進めるのに、インラインスケートだと4日くらいかかってしまう。しかし今日はどこに泊まろうか。道の駅のそばでテントが張れそうだ。まあ、道の駅の人に聞いてみると、自分で責任を持つ分にはいいとのことだ。
結局、今日はここで泊まることにする。ついでにここで食事をして書き物をする。そして駅の近くのスーパーで食料を買う。そして、再び道の駅に戻る。そうこうしているうちに先ほど聞いた小学生らしい自転車がやってきたので話しかける。彼はテントを持っておらず、シュラフだけだ。結局、道の駅のトイレの入り口で寝ることにしたらしい。道の駅で食事にして、再びスーパーで買い物をする。見ると、米が1kgで売っていたので早速それを買う。
テントを張り、生まれて初めて米を炊いてみる。外は暗く、ヘッドランプとランタンの明かりで調理をする。トイレで水をくむ。すると、自転車がもう2人増えた。どうやら大学生らしい。自転車はこの中におけないのでみんな外へ出した。私はテントに戻り、調理の続きをする。しかし米を炊くのは難しい。水加減が全くわからないので適当にやっていたらずいぶん水っぽくなってしまった。まあいいだろう。しかし今日はもう少し進むことができたが、ここから先は20km位行かなければ泊まれるような所もなさそうだ。まあ今日は妥当な所だろう。ご飯を食べてから寝る。シュラフカバーだけでは寒かった。
本日の走行距離 22.8km