8/2 ホクレンにて旗をもらう(塩狩温泉〜士別)

 朝7時頃目が覚める。それから朝食だ。もうすでに同室の自転車の人は出発した。荷物をまとめ、カートにくくりつける。それからヘルパーに見送られて8:42出発。しばらくは歩道がないらしい。しかたなく反対車線に渡り、ボーゲンでブレーキングしながら下りて行く。しかし結構交通量が多いので注意しながら滑る。大型車が通るときは一度止まってやり過ごす。安全第一だ。しかしカートの荷物がバランスを崩してよくこけてしまう。しかしインラインは自転車と違って下、前、後ろに気を使わねばならないので精神的に疲れてしまう。また、上りは自転車以上に疲れ、下りは常にブレーキングの連続だ。しかしどんな坂でも自転車の様に押して自分に負ける気分を味わうことはない。いざとなれば靴に履き替えて歩いていけばよい。自転車の押しに比べて屈辱感は全くない。しかしインラインでは二度と旅をしたくない。

 R40は車の通行量が多く、大変だ。和寒のローソンに10時頃2度目の朝食休憩だ。そして近くにホクレンがあったので聞いてみると、道北の100円地図があった。早速地図を買う。これで広域図が手に入ったのでこれからの旅の計画が建てやすくなる。ついでにおなじみの旗をもらう。ガソリンスタンドの店員さんは、やはりインラインでの旅は初めて見るそうだ。まあ、ほとんどの人がそうであろう。地形図を見るとR40はアップダウンがありそうなので町道の方に回って行く。こちらの方は断然交通量が少ない。おまけに道も結構きれいで滑りやすい。しかし慣れていないのか休憩の回数が多くなる。下手をすると10分に1回は休憩しているような感じだ。たまにGPSで現在位置を確認する。しかし地図を見るだけでわかるのであまり意味が無いような気がするが。

 12:40剣淵の店でパンを買って昼食にする。しばらく休んで13:10出発する。どんどん滑って行き、士別市の境の橋に14:16着。ここから少し上りを越える。名越大橋を越えたところで工事をやっておりダートが少しあったのでサンダルに履き替えてしばらく歩いて行く。そして15:40士別駅に着く。ここでブーツ、パッドを脱ぎリラックスする。スタンプを押したりアイスを食べる。しかし今回はしんどいのかほとんど写真を取ることはない。せっかくのコンタックス&リアラAがもったいない。結局駅を出たのは17:00だ。地図を見るとだいたい2km位の所につくも水郷公園というキャンプ場があるのでそこで泊まることにしよう。

さっそく滑って行く。ラストに坂を越えて17:49公園着。その中でキャンプ場を探す。ちょうど入り口とは裏の川に沿ったところにあった。最後のダートでブーツを脱いでキャンプサイトまで荷物を運ぶ。自転車の人がいたので話しかけ、隣にテントを張る。中央大学のサイクリング部だ。聞けば今年が初めての北海道だそうだ。一緒に調理するがストーブの調子が悪く、ノズルが詰まってしまう。とりあえずノズルを掃除して湯をわかす。しかしすぐに火は小さくなる。しかし何とかスパゲティをゆであげる。食べたあとで写真を撮り、後かたづけをして寝る。

 しかし話し相手ができてよかった。明日は一体どこまで行くことができるのだろうか。もう美深までは行けないだろう。士別駅では「別に輪行してもいいや」とも思う。まあ絶対に滑っておきたいと思う所はオロロンライン、稚内〜宗谷岬くらいだ。いざとなれば時間を逆算してからその地点だけ滑ってもいいだろう。士別では荷物が重すぎるので、自炊道具、食料を寮へ送ろうと思ったが、やはりキャンプは楽しいので持っていこうと思う。これだから人力の旅はやめられない。そのうちにカヌーでのキャンプツーリングにも挑戦してみたいと思う。しかし腰が痛い。大丈夫だろうか。あと10日は滑ることができる。がんばろう。

 本日の走行距離 35.7km



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