芸予諸島ツーリング(part2)

生口島 耕三寺にある10万分の1の立体日本地図

6/2

朝7時過ぎにペアレントの声で起こされる。朝食後、まだ眠たいので再びベッドに入る。結局8:30頃用意をして出発。やはり宿はキャンプに比べてテントの撤収などが無いので楽だ。

まずは高根島を目指して走る。左手にひょうたん島が見える。今日は空気がすこし霞んで遠くが見えにくい。9:05ごろ橋に着く。また今回も右回りに一周する。所々道が細くなっている。最初はフラットだったが、島の上部になると結構きつい上りが続いてきた。一度島の中の方に入ってゆきピークのトンネルに9:30着。トンネルを抜けてから下り、9:37農協の自動販売機でジュース休憩する。ここのジュースは100円だ。それから再び橋を渡り、生口島に戻る。次に昨日のおじさんに勧められた耕三寺へ行く。

参道はどこにでもある両側が土産物屋の道だ。薬局があったので目薬を買う。しかし自転車の旅では目薬は必需品だ。やっと目に入ったごみを取り除くことができた。そして写真屋では待望のリアラAがあったので購入する。そして耕三寺を見学する。今回の旅で初めての見学だ。いきなり門の色が派手派手だ。中に色々建物があったが、どれも色使いがやたらと派手だ。今日は日曜日で結構人が多い。最後の方に地元の中学生が作った十万分の一の日本全土の模型が池の中に浮かんでいた。山もちゃんと標高を計算して作ってある。私としてはこの日本の模型が一番良かったと思う。今まで自転車で旅したところを思い出す。10:55出発。この調子だと、11:15の岩城島への船には間に合いそうも無いのでその次の便にする。今日は後、岩城島、佐島、弓削島の3つだけを回ればいいので結構楽だ。とりあえず12:15発の船に乗ることにする。

左手に島を眺めつつどんどん走って行く。そして11:27因島への橋に到着。これで生口島を一周することができた。もう少し南へ走って岩城島へのフェリー乗り場を探す。フェリーガイドで因島から岩城島への便を見てみると、到着時間が大して変わらないのでここで昼食にしてから岩城島へ渡ることにする。幸い、お好み焼き屋があったのでここで昼食にする。できるまでの間、物書きをする。店の人と色々話し、店の時計を見ると12時を少し過ぎたところだった食べ終えた後すぐに出発する。しかし自分の時計を見ると、すでに出港の12:15は過ぎていた。店の時計が遅れていたのだ。仕方なく一時間くらい休むつもりで港を目指す。港に着くと、何やら船が入港して来た。聞いてみると、12:30出港だ。私のフェリーガイドは古くて載っていなかった。しかし五千円もするのでそう簡単には買い替えることができない。

そして岩城島に12:40到着。岩城島は真ん中が標高360mの島で、上まで自転車で上って行ける。まずは頂上まで行き、そこから反対側の港まで縦断するつもりだ。この旅で最もきつい上りだ。頂上で飲もうと思い、ポカリスエットを購入。途中の道は荒れたアスファルトだ。車などとすれ違ったり、追い抜かれたりすることは全く無かった。頂上までは5kmで、だいたい道の最後の駐車場までの標高差は330m位だ。だいたい坂に入ってからは、同じような傾斜が所々きつくはなるものの続いていた。途中、何度も休憩しながらひたすら上って行く。そして反対側の集落へ続く道が通行止めとなっていた。これは行きのときは気にかけなかったが、下りてきてからやっと分岐点であるということが分かり、事の重大さに気がついた。そして、何とか13:28頂上の駐車場に到着。車は全く止まっていなかった。自転車で行けるのはここまでで、トイレに自転車を立てかけておく。とにかくこれから10分位山道を迫りくる虫を払いながらひたすら上って行く。結構しんどいが、頂上からの風景とポカリスエットの為がんばる。そして13:37頂上だ。展望台の所にタンクの水道があったのでとりあえずは頭から水をかぶる。そして階段を上り、展望台の一番上に行く。ここから360度周りを見渡すことができる。空気が澄んでいないので見通しはさほどよくないが、色々な島が良く見える。荷物を置いて、まずはポカリスエットを一気に飲み干す。それから写真を撮りまくる。しかし順番が目茶苦茶であとでわからなくなりそうだ。そして13:45下る。反対側への道は通行止めなので仕方なくまた戻る。ふと、フェリーガイドを見ると、近くの長江港から因島へ行く船があと少ししたら出港なのでこれに乗ることにする。とりあえず、フェリーに乗って一度因島に渡り、それから佐島へ渡ることにする。

因島の土生港では、因島のスタンプがあったので地図に押す。どうやら、ここから魚島に行けるらしい。15:00〜15:25の船旅の後、佐島に到着。さっそく走る。まずは反対側の弓削島への橋まで坂を越える。畑を抜け、大体10分くらいで橋に到着。結局、佐島には10分位しかいることがなかった。橋を渡り、最後の島である弓削島に渡る。橋から下りて少し走ったら弓削港だ。観光案内所でスタンプのことを聞くが、そこには無かった。弓削港でも聞いてみるとそこには無かったが、港の人に連れられて裏の役場に行くと、そこには弓削島のスタンプがあった。さっそく礼を言い、押させてもらう。再び走り出す。2kmほど走った明神港から30分毎に土生港へ出ているのでここから因島に戻ることにする。結局、弓削島もほとんど走ることが無かった。

土生港へ戻り、色々考えた挙げ句、結構疲れているので垂水まで戻ってフェリーに乗るよりもここから輪行して高速船に乗って三原へ行き、そこから新幹線で神戸に帰ることにする。高速船の料金1400円は高いが、まあ仕方が無い。そして17:35発の船に乗る。まず、どこの乗り場に着岸するかを聞いて、そこで分解、パッキングする。船は小さい船だ。乗船、そして出発する。船からは色々な島を眺め、今まで走った島を見て、この旅の思いにふける。途中、垂水の重井港に寄る。ここでは細島行きの船があり、懐かしく思う。昨日のことなのにもうだいぶ前の事のように思われる。それほど今回の旅は大変濃い旅だ。そして三原港に着く。今回はあまり荷物がないので三原駅まで輪行袋を担いで行ってもあまり疲れはしない。新神戸までの切符を買って、しばらく待った後、新幹線に乗って帰る。明日からはまた仕事だ。またひまを見つけてどこかに行きたいものだ。しかし今月は金がない。

本日の走行距離 39.7km

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