95夏・北海道 初のキャンプツーリング その2


函館駅にて

7/29

 昨日は洗濯、掃除、旅の用意などで寝たのは4時だ。今朝は9:30ごろ起きる。寮の風呂場の体重計で荷物の重さを量ると、フロントバッグ4kg、ザック17kg,これに自転車をあわせると30kgオーバーだ。今までのロングツーリングの約2〜3倍もの荷物になってしまった。前回、前々回の島のキャンプよりも服、食料、ランタンが増えている。忘れ物が無いかを確認し、寮を出発する。今回、ボトルゲージを1.5L用と普通のボトル用の2本にしてあるので、結構走りにくい物がある。いつものように市営地下鉄西神中央駅で分解、パッキングする。10:39発に乗る。半年ぶりの北海道だ。10回目の渡道にして初めてのキャンプだ。前回の年越しはスノーボードで荷物も少なかったが、今回は今までの中で一番の荷物だ。

 三宮で地下鉄からバスに乗り換えるがバス乗り場までけっこうあり、大変だ。近くの本屋で持ってなかった賀老の滝の載っている5万図を買う。11:32発のバスに乗る。K−CATで12:00発の船に乗る。K−CATのカウンターでは手荷物の受け渡しが無く、荷物を全て持って行かねばならなかった。しんどい、30kgオーバーは辛い。まあ、仕方がない。船の手すりに輪行袋を固定する。

 12:32関空着。空港まではバスで行くが、荷物を手で持って行かねばならない。人が多いので結局、2台のバスを見送り、最後のバスに乗る。空港では手押し車のようなものを使い、カウンターまで行った。ちょっと荷物を乗せるところが狭かったが大変楽に多くの荷物を運べた。「割れ物は」、と聞かれたのでランタンをフロントバッグに入れ、輪行袋とザックを預ける。やはり、フロントバッグ1つだけだと大変楽だ。レストランで食事、その後搭乗。

 少し遅れたが14:00離陸。機内はガラガラだ。だいたい3割くらいしか乗ってないようだ。私の席6−Gは山側だ。14:19日本海に出て敦賀あたりだろうか、しかし山側はどこを飛んでいるのかよくわからない。雲はまばらで下がよく見える。14:32左手に能登半島との放送。GWに能登を走ったのでなつかしさがこみ上げる。やはり飛行機で下の風景を見るのはおもしろい。絶対に電車では見ることができない風景だ。14:37やっと海が見えてきた。14:42新潟上空、左手に佐渡島との放送。14:44右に平野が広がっているのが見える。14:55右に庄内、14:59おそらくは鳥海山だろうか。15:01秋田上空だ。田沢湖が見える。15:05左手に男鹿半島との放送。15:10右に十和田湖が見え、左に岩木山との放送だ。しかし奥入瀬はわからない。15:13夏泊岬、下北半島が見え出す。やはり下北半島は大きい。15:16恐山、尻屋崎が見える。下は原生林だ。15:19まもなく着陸との放送だ。15:23やっと北海道が見えてきた。ついに10回目の渡道となる。やはり本州と北海道は違う。帰ってきたんだなあ。函館空港に着陸するときは、まるで畑の中につっこんでいくようだ。15:30函館空港着。

 飛行機から出た瞬間、少し寒いな、と感じた。何はともあれ帰ってきた。荷物を受け取り、外に出てみる。やはり、外も少し寒い。自転車を組み立て、16:05空港を出発。とりあえず函館駅に16:40着。MTBの人がいたので話しかける。スタンプを押し、16:45出発。近くの本屋でシックホックを探すが無い。結局、北海道キャンプガイドを買う。向こうで買ったやつよりも情報量が多い。

 もう少し走ったところのセブンイレブンでチョコ等を買う。どんどん走り、上磯にガソリンスタンドがあったので近くにキャンプできるところがあるかを聞くと、すぐそばの浜でできる、とのことだ。免許を全く持っていない私は、ここで生まれて初めてガソリンを購入。本当はホクレンで買いたかったが、1Lのシグボトルを満タンにする。少しホワイトガソリンが残っているが、まあ気にしないでおこう。結局もう少し走ってみる。まあ、道はフラットだが向かい風なので走りにくい物がある。

 18:20トラピスト修道院の入り口を通り過ぎるが止まらない。どんどん走る。自分にしてはほとんど休憩せずペースがよい。西の方角を見ると夕日がきれいだ。キャンプ場ガイドに載っていた浅水屋キャンプレジャーセンターに19:01着。家族連れ、グループばかりだ。3〜40張りはあるだろうか。さっそく近くの人に挨拶し、テントを張る。食事はレトルトのミネストローネ&ライスだ。やっぱりランタンはあった方が絶対に雰囲気は良くなる。しかし、ガソリンストーブの火力調整は難しい、と言うよりもできない。結局下の方はほとんどおこげだ。シェラカップでおこげを取る為の湯を沸かすと、シェラのワイヤに指が触れてしまいやけどをしてしまった。隣のグループがガソリンランタンのつけかたを聞いてきたが知らないので隣の家族連れに回す。

 しかし、ここはソロ向きではない。回りは花火ばかりでうるさい。私の他は全てグループ、家族連れだ。ツーリングマップを見ると、このキャンプ場は載っていない。どうりでライダー、自転車が全くいないわけだ。しかし、今日は出発が遅い割には大変よいペースで走ることができた。まあ、関西とは違って夜が涼しい。明日は江差のかもめ島キャンプ場まで110km。夜、回りがうるさくて全然眠れない。今日は土曜日、家族連れが多いのも当然だ。

 眠れないので散歩してみる。駐車場で停めてある車のナンバーを見ると、1つを除いて全て函館ナンバーだ。その1つも札幌ナンバーだ。ここは地元民の為のキャンプ場のようだ。早くライダー、自転車とキャンプ場で出会い、語りたいものだ。暇なので今日までの自転車旅行での宿泊、道内での宿泊等を数えてみる。昔の旅はコースさえも地図の助けが無ければ思い出せない。ちなみに自転車旅行は100泊を、道内は60泊を越えていた。

 本日の走行距離 58.2km



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