守礼の門

93年暮れ 八重山年越し自転車旅行



 今回、八重山を旅することに決めたのは、クリスマスの頃だ。11月の桃岩荘YHの京都大会が終わってから一か月程膝の手術のために入院、12月の中旬に先生に診てもらったら「大丈夫、何をやってもいいよ。」といわれたので、クリスマスの頃に旅行会社へ行くと、八重山への航空券が取れた。去年はずっとキャンセル待ちをしていたが全くダメで、結局えりもYHのオールナイトパーティーで踊り狂っていた。うーん、今回はラッキーだ。


12/30
 朝7時頃起床。身支度をしてから地下鉄西神中央駅まで走る。10分位で自転車を分解、パッキング。冬の輪行は分解が大変だ。三ノ宮に着き、空港バスの乗り場まで移動する。輪行は移動が一番しんどい。

  9時発のバスに乗れず、次のバスに乗る。空港までは空いており、10時頃空港着。10時50分発の那覇行きに乗る。約2時間の空の旅だ。そうこうしているうちに那覇空港に着く。小学生以来、約15年ぶりの沖縄だ。飛行機を降り立った瞬間、「なんやこの蒸し暑さは」と思うくらい大阪とギャップがあった。自転車を組み立てて取りあえず市街へ向かう。途中、暑いのでバスターミナルのトイレでズボンを半ズボンにはきかえ、まずは国際通りに向かう。

  るるぶ(ミーハーや!)に載っている古酒屋(泡盛の試飲ができる)に立ち寄り、店員と色々話し、泡盛の試飲をする。また、話しによると、波照間の泡波はほとんど手に入らないとのことで、本当に美味い幻の泡盛は「春雨」だそうだ。それから首里城を目指す。途中で雨が降ってきたので雨宿りをする。

  しばらくしてから首里城への上りが始まる。自転車で旅するのは夏の北海道以来であり、この11月には膝の手術をしたので足の筋肉が大変落ちているのがよくわかる。悲しいことだ。途中で休憩し、ジュースを飲む。それからまた坂を上り始める。そうこうしているうちに守礼の門に着く。柱が赤く塗られている。写真を撮り、門の中に入り、売店でゴーヤジュースを飲む。はっきり言ってめちゃ苦かった。それから首里城を見学する。改装されたばかりで建物はきれいだ。中は博物館になっており、撮影は禁止だ。

  那覇市街へ戻るが、車の運転が物凄く荒っぽい。2車線を平気で変更したり、ウィンカーを出さずに曲がったりするので神経を使いながら走行する。那覇YHに着き、宿泊手続きをする。ここのYHはスタンプを自分で押す。外国の人が4人ほどおり、ワインを進めてもらう。さすがに向こうの人同士の英語は早くて解らず、会話になかなかついて行けない。7時頃から食事だ。ここの食事は量が多く、後片づけは食器をわけて置くだけでよい。

  同室の人は、沖縄が9回目の市川さんで、アマチュア無線で沖縄の人と話をしていた。談話室で夜中の2時頃まで話込んでから寝る。それにしてもルートビアはサロンパスの匂いがした。
本日の走行距離 16.4km


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