1994年GW 東北・北海道touring その9

小樽付近の20%の坂

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 朝,起きると寝ていたソファの隣に人が座っている。まだ寒い。パッキングしてからリムの振れ取りをして出発。駅前でハンバーガーの朝食にする。その後,旧道庁(赤レンガ)を見てからR36を小樽に向けて走る。

 JR銭箱駅に10:50着。しばらくすると,雲行きが怪しくなり,雨が降って来たのでカッパ,足にポリ袋をかぶせて12:00出発する。朝里の近くで12:40パンクしたので修理し,13:15出発する。これでもうチューブは無い。あとはパンク修理しかない。走っているうちに13:45小樽駅着。少し予定は遅れたものの予定コースは完走できた。私の旅では珍しいことだ。今回は予定を詳しく,というよりも出発地さえ新潟か酒田にするか,出発してから決めた様な旅だ。アバウトな予定の方が予定通りに旅は進むものだ。

 観光案内所でマップをもらう。まずは三角市場を抜ける。カニの試食で「買わないか」としきりに勧められる。また駅前まで戻り,まずは北一硝子に行く。ガラス細工,コップなどがたくさんあり,欲しくなる。次に一心太助に行くが,4時開店とのことでまだやっていない。しかたなく,日野亭に行く。ウニ丼の値段を聞くと,5000円だ。少し迷ったあげく,結局頼むことにする。ウニが1折以上あり,ケガニの味噌汁も付いている。また,主人としばらく話しをする。イクラまで乗せてもらった。また,「自転車は甘いものが良いだろう」とのことで甘い缶詰をもらう。

 次に水天宮神社へ良き,港を見下ろす。風が強い。竜飛崎以上あるだろうか?港の方に下りて行き,ヴェネチア美術館を見学。ガラス細工がたくさんあり,ガラス細工にバッグをぶつけない様注意しながら見学。気に入った置物があったが,15万くらいした。次にオルゴール堂に行く。日本銀行小樽支店の建物を見て,運河を押して歩き,駅の方へいき,船見坂の15%を上る。途中でディレーラーに足が当たり,重いギアに入ってしまったのであきらめて押す。船見坂の最後まで行った所で「ぽんぽん船」の看板が出ており,そこを左折して突き当たりが本日の宿「ぽんぽん船」だ。まだ雪が解けていなかった。とほ民宿は,生まれて初めて泊まる。この民宿には楽器がたくさんあり,また,とほによると,自転車旅行,一人旅大歓迎とのことで私にはぴったりの宿だ。

 楽器は,ピアノ,ヴァイオリン,ベース,トランペット,ギター,ウクレレ,おまけに三線まであった。北海道に来てまさか三線に会うとは。早速ヴァイオリン,ピアノを弾いてみる。また,ヘルパーの一人が沖縄も好きで,盛り上がる。私は波照間のTシャツを着て三線で適当に沖縄音階の音を取って沖縄の音楽を弾く。初めてでも結構出来るものだ。宿泊客は合計8人。スタッフが4人位だ。夕食は普通の夕食だ。9時ごろから飲みが始まる。船長(オーナー)が宿泊客を紹介,また,楽器の出来る人がそれぞれ弾いた。私もピアノを弾いたが,途中でミスってしまう。また,色々と話しが盛り上がる。12時半ごろ消灯。

本日の走行距離 50.5km



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