1994年GW 東北・北海道touring その1

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 20時頃仕事を終え,寮に戻り食事,そして21時地下鉄西神中央駅着,10分でパッキングを済ませ,地下鉄,JRを乗り継ぎ,22時20分頃大阪駅着。急行「きたぐに」の乗り場に来てみると,自由席乗り場には登山の人が山ほどおり,自転車が乗せられるかが問題だ。結局,一両目のデッキ(約70cm幅)に9人位がひしめきあった。山の荷物もある中で,みんな座れずに立ったままウトウトするだけだ。京都でさらに大勢人が入って来た。また,大津では私の自転車のおいてある方のドアが開き,焦った。金沢でも自分の方のドアが開き,なおかつ数人が入れ替わった。



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 富山で山の人が降り,だいぶ車内もすいた。次の駅で1つ席があき,やっと座れた。隣の人と少し話をし,降りたので向いの山の人と話す。8時35分頃やっと新潟着。9時頃組み立て終わり,観光センターで地図をもらう。今回,地図は昭文社の2輪車ツーリングマップの東北と北海道のやつだけなので新潟県は入っていない。もともとこのシリーズは新潟県をサポートしていないが。風は追い風,途中,新潟空港のトイレでレーパン,Tシャツに着替える。

 12時ジャストで50kmを越える。自分にしてはペースは良い。海岸で30分ほど休憩する。雲行きが怪しくなり,寒くなったのでトレーナーを着る。携帯ラジオでは,リクエストをやっており,1曲目にチューリップの「心の旅」が流れてきた。うーん,えりもYH,桃岩荘YHが懐かしい。

 村上市に入り,村上市歴史博物館では小和田家の歴史を展示しているが,軒先で雨宿りをする。30分位で出発。笹川流れに期待に胸膨らませ,ひたすらペダルをこぎ続ける。アップダウンはほとんどない。風も追い風,言う事無し。村上市から18kmで笹川流れだ。夕日会館で試食,スタンプ押し,フィルム購入後笹川流れに入る。トンネルばかりだ。眺めは良いが,北海道の日高耶馬溪の方が私は好きだ。少し期待外れに終わった後,いよいよ未踏の地,山形県に入る。

 県境で写真を撮った後,走り出すと,霧が出ていて寒い。取りあえず温海温泉まで行って駅寝できそうな所を探すことにする。その前に夕食だ。モツ煮込み750円は高い。今日の食事は,カロリーメイト,水,おにぎりでいつもの旅行のように食堂で頼むことをしたり,余計な物を頼んだりしないつもりだったが,明日からは気を付けよう。食後大変寒いので服を着て走り出す。温海温泉の入り口まで来たが,もうこうなったらナイトラン覚悟で鶴岡まで走ろう。しかし途中で五十川駅が見え,駅員も居らず,建物もドアがついているので風がよけられて駅寝には最適だ。中に入るとベンチがあり,この上でシュラフが引けそうだ。しばらくしていると,おばさんが待合室の掃除に来たので,「ここで野宿したいのですがよろしいでしょうか。」と頼むと,「いいよ」と言われ,何とか無事今日の宿を確保することができた。おばさんに「神戸から来て,今日電車で新潟に付き,そこから走り,これから日本海沿いに走り,青森から室蘭へフェリーで渡り,北海道を走ります。」とのことを言い,しばらく世間話をし,徹夜明けでメチャ疲れていたので8時頃寝る。

 本日の走行距離 128.27km


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