94年北海道 日本海ツーリング その6


天売島から見る焼尻島

8/17

 7時頃目が覚める。朝食の味噌汁の具が小さなホタテなのには驚いた。昨晩凍らせてもらったペットボトルを受け取り、島一周のため8:05出発。手売島の島一周道路は、時計回りの一方通行だ。途中に工事中のダートがあったので押し、8:26赤岩展望台に到着。どこぞの民宿の車がやってきて宿泊客が10人くらい見学に来た。赤岩を写真に収め8:33出発。ちょっと上った所で焼尻島がきれいに見える。平らだ。また、8:43に手売島のピークに着き、ここからも焼尻島が平らに見える。もちろん標高はこちらの方が高いので、ちょうど島を見おろすような感じだ。後は下りで焼尻島を追いかけるような感じだ。観音崎展望台に9:00着。ここは来てよかったと思えるほど景観がすばらしい所だ。ここでも民宿の車が2台ほど来ており、人がぞろぞろ展望台に向かってきている。

 5分位で港に着き、乗船手続きを済ませる。今度はフェリーだ。9:20手売港発。はじめは観光客がカモメにスナック菓子をやっていたのを見たり、指を差し出してみたり(途中までよってきたみたいだった)したがそのうち船室で寝る。

 羽幌港に到着。まずは昨日見た自転車屋に立ち寄ってパーツを探すが、結局おいてなかった。南下してゆき、セイコーマートで「トイレマップ」500円を購入。今年のシックホックにはトイレマップが無く、この「トイレマップ」に移したようだ。情報はかなり載っている。

 南下してゆき、ロウソク岩に12:02着。あまり大したことは無かった。12:10出発。鬼鹿の喫茶店に12:40着。ブタ丼650円の昼食にする。ライダー2人と少し会話をし、13:05出発。向かい風がきつい。大椴子川の少し手前でオロロンライントライアスロンの優勝タイムのクイズに応募する。13:40/13:50。小平町のローソンに14:10着。ここでお菓子を買い、近くにいたライダーと話をする。彼は北海道が今年初めての金沢大学生だ。14:40出発。

 留萌駅に15:20着。3人組の自転車と会い、色々話をする。ちょうど私は波照間のTシャツを着ており、彼らが私のTシャツに気づき、沖縄の話で盛り上がる。

 とにかく今日は暑い。気温が33度もある。駅の外でローソンで会った大学生ライダーがおり、聞いてみるとライダーハウス「みつばちハウスARF」で泊まるとのことだ。さっそく私も泊まろうと思い、行ってみる。まず宿泊手続きの用紙に記入し、向かいのカメラ屋さんに行き(その他の協賛店ならどこでもよい)シールに交換してもらってから泊まれるシステムだ。今日は自転車が多い。おお、レーサーが私以外にいるではないか。ここは1Fが車庫、炊事場、トイレ、談話室になっており、テレビまである。2Fが宿泊施設で、70人くらいは入れそうな大部屋に畳が敷き詰めてある。おまけに布団がある。これで無料だ。留萌の人に感謝。

 まずは荷物をおいてから夕日の名所、黄金岬に行く。ここはキャンプサイトもある。下の方が雲に隠れたが夕日の写真を撮り、しばらくすると、ARFのサイクリスト2人が来たので色々話し込む。

 夕日も暮れ、宿に帰って銭湯に行く。帰りに銭湯の近くで黄色いホクレンの旗を拾い、その後自転車に取り付けて走る。今日は盆踊りが2、3カ所でやっている。

 宿に帰り、夕食を取ろうとサイクリストと2人で町中歩き回るが、結局店は閉まっており、コンビニで弁当にする。夕食後、談話室で静かに数人で酒を飲む。やはりライダーが多い。今年北海道が初めての人がほとんどだ。そのうち、みんな寝てしまい、最後には私とバックパッカーだけとなり、日本中の事で話が盛り上がる。それから寝る。

 本日の走行距離 71km



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