94年北海道 日本海ツーリング その1


プロローグ

 今回、出発の1月前から大阪→千歳の航空券を予約していたが、結局取ることができなかった。スーパーシートどころかキャンセル待ちもできない状況にある。そこで、ダメもとで、まずは東京ー千歳の8月13日の便を調べてもらう。すると、最終便に1つだけ席が空いているとのことだ。そして一応名古屋ー千歳の便も調べてもらうと、最終便の一つ前の便に8席空きがあったので名古屋ー千歳の便を予約する。そこでもらった航空時刻表に、名古屋ー旭川便が結構早い時間帯にあるのを見つけ、他の会社でこの便を取ろうとするが、結局満席だった。出発13日前と3日前にもう一度チャレンジしてみよう。

 今回のコースは、稚内まで交通機関を使い、宗谷岬に立ち寄ってからサロベツを南下して手売、焼尻島に渡り、小樽まで南下する予定だ。また、礼文島にも渡りたいのだが、渡ったら渡ったではまってしまいそうだ。ちょうど桃岩荘YHの「お盆フェスティバル」だ。なんせ今回も休みが例年のごとくわずか9日間しか無いのだ。

 寮で時刻表を見ていると、大阪から稚内まで行くコースは、まず大阪→東京→稚内(全て飛行機)が一番楽そうだ。次に、旭川まで飛行機で行き、そこから宗谷本線で稚内まで行くコース、これは、宗谷本線で地獄を見そうだ。急行は始発の札幌から乗らないときついだろう。しかし旭川空港から美瑛に立ち寄ることができ、美瑛の丘に再会できる、というメリットがある。8/13の札幌→稚内の急行「利尻」の指定券、もしくはお座敷列車の座席券が取れたら前述のごとく他の航空券も見てみよう。

8/13の13日前、つまり団体旅行でのキャンセルでキャンセル料がかからないぎりぎりの日に、再度旅行会社に行って大阪〜千歳の航空券を見てもらうと、なんと、席が空いているではないか!さっそくそれを押さえてもらう。しかし千歳→稚内の便は満席だ。一応キャンセル待ちは入るようだ。この調子だと出発3日前頃には結構空席があるのでは無いだろうか、という淡い期待も持てそうだ。

予定を変えて、8/14に稚内に着くように考えてみると、JRで札幌から行った場合、やはり最初に考えられるのは急行「利尻」だ。しかし盆のまっただ中、めちゃ込んでいるのは目に見えている。秋の急行「ちくま」どころの騒ぎではないだろう。自転車などとうてい詰め込めないだろう。これでは自転車旅行の意味をなさない。インラインスケートでの旅も考えたが、今のスイッチイットではおそらく長距離には耐えられないだろう。

 他には、音威子府、もしくは旭川でSTBしてから行く方法もあるが、おそらくは「利尻」ほどではないが混んでいるだろう。

 8/9に、旅行会社に電話をかけて8/14分の札幌→稚内と千歳→稚内の航空券をみてもらうと、11:50千歳発がとれた。やはり出発3日前付近になると、空きがでてくるものだ。まあ到着は多少遅くなるが一番楽な手段で行けることになったのでよかった。当日は上空から島を見たいので席を左の窓側にしたいものだ。


 携行品
・自転車(ロードレーサー)1.5Lペットボトルゲージ付き
・フロントバッグに 工具(3,4,5,6mm六角レンチ、ニップル回し、フリー抜き、+−ドライバー、ペダルスパナ、パンク修理セット、ビニールテープ、潤滑油、リムセメント)、本(シックホック’94、小さな時刻表、地図(昭文社の2輪車ツーリングマップ、スタンプ帳代わりの日本地図、5万図(宗谷岬、焼尻島、雄冬、美瑛))、とほ’94、北海道おもしろ情報)、ノート、カメラ、フィルム(36枚×3本)、三脚
・リアに チューブラー2本、シュラフ、輪行袋
・30L位のザックに下着靴下3組、Tシャツ2枚、トレーナー、長いジャージ(下)、カッパ(ゴアテックス)、お菓子少々
・ウェストポーチに 財布、郵便局の通帳、印鑑、住所録などの貴重品



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