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綴る徒然
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2001/04/22
つむぐ、よる そのニ
〜 西陣百小路オフin西陣 〜
御食事を楽しんだ後は
西陣に移動していよいよ工房の見学です。
御召に糊をつけ「よる」行程を見学しました。
こうして糊をつけて、よった絹糸を「御召」と呼び
この糸を横糸に使って織った生地も「御召」といいます。
「御召」は糊をつけて、よることでたいへん丈夫になるそうです。
また糊が水に溶けるため御召を濡らしてはいけないというのは、このためです。
工房の中は海草から作った糊が粉雪のように積もっています。
糸の水分が乾燥してしまわないように
その日の湿度に応じて水分を供給します。
写真は「ゾウさんジョウロ」で、絹糸に水をあげるttanbe
私が(ものすごくチョットダケ)御手伝いした御召が
誰かの身を纏うことになると考えると素敵ですネ
続いて絞りの工房を見学しました。
工房には着物一着分の糸が部屋にはってあります(左)
糸に紙を巻いていきます(中)
こ紙をまいた部分には染料が染み込みません。
こうして一本の糸を多彩な色に染めていきます。
紙だけでなく自転車のゴムチューブなども利用しています(右)
こうして染め上げた糸は別の工房で
矢絣などの模様に織り上げられます。
驚くべきは「着物のできあがりの図柄を
糸を染める時点で染め上げてしまう」という点です。
左は着物一着分の糸で能の衣装になるそうです。
多彩な色の一本の糸を
少しづつずらして織り上げて着物の柄を作るそうです。
当日の、じゅんこさんの御召も
そうして織り上げたものだそうです。
その一へ
ttanabe@kh.rim.or.jp
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