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綴る徒然


ここは日々の生活を綴った随筆ページです。
最近は着物でのモバイル
和装機付をテーマにしています。

2000/12/08

衣食自由三題

〜 これから和装機付を続けるにあたって 〜



酔う

安くて旨い物を食べたければ
昼食メニューのある居酒屋に行くとハズレが無い
旨い店にあたればアフターファイブに立ち寄る場所が
増えるというものだ

安くて旨い酒が飲みたければ
その時に酒を所望すれば良い
何か一品追加して
それを肴に飲むのも良いし
懐が心もとなければ
定食のおかずを肴に酒を楽しんだ後に
香の物、佃煮、お茶と御飯で絞めるのも良い

お酒を飲む気であれば
居酒屋には早めに入り
サッと切り上げよう

もともとこういったランチサービスは
忙しいビジネスマン
お店にとっても回転の早いお客のためのもので

夜に楽しむよりも半額以下で楽しめる訳であるから
楽しみつつもサッと切り上げるのが
分をわきまえているといえよう

真っ昼間から安くて旨いものを楽しめるのだから
これ以上の贅沢は無い
飲み足り無い分は、良い天気なり景色なり
そういったものに酔いしれれば良いのだから



普段着

和服を着るのは特別な事らしい

実際、呉服屋さんに
着物で行っても
「今日は何かあるんですか?」とか
「何か(習い事を)されているのですか?と
希有な顔をされるし
古着屋さんで着物を買っても
「お正月に着ると良いよ」と
晴れの機会に着ることを勧められる。

まぁ、それも悪くは無いのだが
せっかく手に入れた着物だ
普段からさらっと着物を着こなせるように
男っぷりをあげたい

今まで「何故、着物を着るのですか?」と聞かれた時に
「着物を着るのが好きだから」と好事家を気取り、答えていたのだが
「普段着です」と事も無げに答えるようになりたいものだ

私は、洋服の普段着はラフな物が好みで
ジーパンとTシャツかセータに
もうしわけ程度のジャケットを羽織っただけの格好で
どこへでも出かける。

和服も、きっとそれと同じで良いのだろう
汚れの目立たない色の足袋に、あまり上等でない長着
もうしわけ程度に羽織を重ねて
どこへ行くにも、近所を一回りする気分で出かけたいと思う

大阪の地下鉄御堂筋線の動物園前駅の近くの古着屋「七福屋」に行って古着を買った時
「昔から着物を着ている男の方が、良く買っていかれるのですよ」と伺った。
普段着の和服はすたれたわけではない、和服を特別なものと思っていたのは私だと自嘲する。
帰りがけに「またおいで下さい」と言われた言葉が心地よかった。
「またきますよ」そう答えながら店を出た。



手ぶら

普段着で近所の居酒屋さんに出かけるのに
鞄を持っていくのは「邪魔臭い」ではないか

できるだけ手ぶらで出かける事にコダワリたいのだ。

日帰りの旅行なら
パソコンを持って行ってホームページを更新しなくても
帰ってから腰をすえて取り組めば良い

大切なのは、いかにして、その時感じた事を
サッと書き留められるかどうかではなかろうか
PDAや携帯のメール機能を使って
その時感じた気持ちに
一番ふさわしいと思う言葉を書き留めても良いし
場合によっては道具に頼らず
心にとどめる事に集中しても良い

デジタルカメラは常時携帯した便利な道具であるが
画像を残す事ばかりに心をとらわれていると
肝心の自分自身の気持ちを撮り逃す事がある。

心奪われて見とれてしまう風景は
何もかも忘れて、ただ見とれていれば良いのだ

そう考えると本当に持ち歩きたい物なんて
わずかなものだ

荷物を振り回して、気持ちまで思い荷物を背負うよりは
手ぶらで出かけて、気楽に楽しむ方が文字どおり、楽しいではないか




2ヶ月程着物を着て
ポケットの無い和服でも
洋服に優る収容能力がある事を感じてきた
これからも「手ぶら」にこだわって
和装機付を志したいと思う。

着物はファッション
Mobileはツール
その上で徒然を綴りたい




、、、なんてぇ知った風な事を書きましたが
ようするに単なる酒好きです
写真は京都「とようけ茶屋」で湯豆腐で冷酒を楽しんでいるttanabe




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