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綴る徒然



2000/07/25

真夏の夜の湯

生ミント

先日いただいたミントの話がきっかけになり
同じ職場の自宅でミントを育てている方から
生葉のミントを分けていただいた。

持って帰るまでに
しおれてはいけないので
紙コップに水をはって
花瓶がわりにミントを活ける
すがすがしい香が
気分まで晴れやかにしてくれる。

この香に包まれたまま仕事ができれば
一日中気分良く仕事ができたのだろうが
このような日に限って出張だ(幸い日帰りだが)
机の上のミントをなごりおしげに横目で見つつ
打ち合せの資料を小脇に抱えた




職場に帰った私を迎えたミントには
少ししおれた株があった

どうやら水が少なくて
摘み取られた茎のところまで
水の届かなかった株が幾つかあったらしい

後悔しつつも
しおれたミントの姿に
出張で少し疲れた自分の姿と重ねて苦笑する。

罪滅ぼしに
せめてしおれたミントで
私の疲れをとろう

摘み取った葉を紙コップに入れて湯を注ぐ、、、

乾燥したミントの葉とはまた違った
少し優しい香りが漂う
自然な甘味が私の体を確かに再生していくのがわかる




生葉のミントティーでリフレッシュして
なんとか残業をこなした私は

紙コップの中のミントの株の根元を
ぬらしたティシュでくるみ
ビニール袋につめた
(これで家まで大丈夫だろう)

すっかり日も落ちて真っ暗になった夜道を帰路につく。
ミントをいただいた満足感からは
それともミントの香りのせいか
心なしか足取りが軽い

(ハーブには魔よけの効果もあるというが、そのせいだろうか、、、)
妖精パックがまぶたに塗った媚薬は、何のハーブだっただろうか?)
そんなとりとめの無いことを考えながら
帰宅していただく一杯の湯に思い巡らせる
真夏の夜であった



〜 自分宛のeメール 〜


2000年7月24日
ぬけかけた産毛まじりの雀
巣からでたばかりだろうか




ザウルス
ミントの色合いにぴったり(?)なザウルス igeti
TTV BookReaderを使って文庫本代わりに使っています。
写真のザウルスは盛岡に敬意を表して
青空文庫からダウンロードした宮沢賢治の短編を表示しています。

妖精パック
真夏の夜の夢に登場したいたずら者の妖精
宮沢りえのカレンダーのモチーフであった事も
今となれば真夏の夜の夢




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