スノーボード2級への道 その3
前回の雪辱に向けて
先週、結局2級に合格することができなかった。2週間後に同じ検定パックツアーがあるが、それまでに木島平に行って検定だけ受けることにする。旅行会社に聞くと、バスだけでもOKだ。早速バスを予約する。向こうに着いたら荷物を預けて検定だけ受けよう。そして今度こそ合格してこの冬を終わらせたい。
3/24
今日は、先週のバスに比べて眠れたと思うが、やはりバスではあまり眠ることができない。数回ドライブウェーに寄ったようだが、あまり覚えてはいない。6時頃、木島平に到着。先週と同じくホテルレジェントに行き、地下のディスコに荷物だけ置く。バッジテストに今回こそ合格したいが、メインはフリーランだ。やはり自由に滑ることがスノーボードの魅力だ。昨日沖縄料理店で飲んだ泡盛は残っていない。それにしても今日はやたらと寒い。アイスバーンにならなければよいのだが。
ホテルでリフト券と昼食のセットを購入。昼食はこちらのゲレンデまで戻らなければならないが、まあ費用の節約にはなるだろう。早速着替え、ホテル下のリフト乗り場まで滑る。やはりアイスバーンになっている。この調子ではおそらく今回もだめかも知れない。私はアイスバーンは大の苦手だからだ。全くエッジが効かない。リフト乗り場に行ってみると、営業時間まで30分位あるので仕方なく歩いて牧の入ゲレンデまで行く。
牧の入ゲレンデしばらく待った後、リフトが動き出したので早速乗る。リフトから降り、早速滑るがアイスバーンなのでどうもこうもうまく行かない。エッジが全くかからなくてカービングターンどころの話ではない。先週の検定バーンを数本滑るが、全くカービングターンができない。その後、検定の受付をしてから数本滑るが、全くだめだ。
10時頃集合する。先週、検定パックで同じ2級だったフリースタイルの人が今日は1級に挑戦している。検定のバーンが先週は緩斜面だったが、いきなり中斜面のパラダイスフィールド(最高25度/平均20度)になってしまった。前回よりも急な上に、アイスバーンになっているので今回もだめだろう。
早速前回と同様に事前講習でチェックをしてもらう。ロングターンもショートターンも全くカービングができていない。ダメだ。
今回の受験者は、3級フリー1人、2級フリー2人、アルペン2人、1級フリー1人、アルペン4人の合計10人だ。まずは1級のロングターンからだ。さすがにみんなうまい。アルペンはカービングがきれいだ。到底まねができない。フリーの人もまずまずの滑りだ。そして2級のロングターンだ。私は3番目、前の人はアルペンだ。前の人はゴールで横から入ってしまった。そして私の番だ。緊張のせいか体がやたら固いができるだけ攻めの滑りをする。ターンも正確に4ターンでき、ゴールでもこけることはなかった。
再びリフトで上がって、次はショートターンだ。さすがに1級の受験者は皆うまい滑りをする。そして2級。私の番になった。もう何も考えずにひたすら攻めのショートカービングターンをする。スピードが結構出ていたがゴールも何とかこけずに停止することができた。検定が終わった瞬間、心からの満足感を感じることができた。
1級の総合滑走の時に、隣でフリーランをする。やはり自由に滑る方が体もほぐれて楽に滑ることができる。合否発表までひたすらリフト代の元を取るべくフリーランをする。
そしていよいよ合格発表の時が来た。先ほどロングターンで失敗した2級のアルペンの人がいないが発表だ。合格発表の少し前に、検定員の持っていたメモがちらっと見えた。どうやら2級は一人だけ×が付いている。そして合格発表、検定員が合格者のゼッケン番号を読み上げていく。その読み上げられた番号の中に私の番号も含まれていた。今回は何とか合格できた。その他は、3級合格、2級が先ほどのアルペンの人以外みな合格、しかし1級は全滅だった。先週も1級は全滅していた。
1級のソフトの人は1級の検定の難しさを感じたようだ。私から見ても相当うまい滑りをする人が不合格となったのには驚いた。今度1級を受けたとき私は合格することができるのだろうか?
終わった後、検定員に自分の悪いところを聞いてみる。すると、ロングターンではバックサイドで腰が突き出してしまい、ボードの軸と体の軸がねじれて力が逃げてしまっている。また、ショートターンは板を振り気味で体が反対側に若干向いてしまっているとのことだ。先週のスクールの先生に礼を言い、1級のフリースタイル受験の人と2人で食事を取りに木島平ゲレンデまで戻る。結局食事の場所が違うので別れる。しかしフリースタイルでは1級は相当きつそうだ。
ホテルの食堂で2級で一緒だった女の人が向かいにいたので色々話を聞く。今年3シーズン目でこちらに住み込みだそうだ。聞くと、カービングはアイスバーンの方がやりやすいらしい。それは本当に板にうまく乗っている証拠だ。それに対して私はアイスバーンとなると体が言うことを聞かない。アイスバーン恐怖症だ。
食事を終えて別れ、すぐに滑り出す。牧の入ゲレンデでひたすらカービングターンをする。バックサイドでインディみたいにグラブしながらカービングしたり、フロントサイドでビッテリーターンまでは行かないものの雪面に手をつきながらカービングしたりする。本当に楽しい。やはりカービングはスノーボードの醍醐味だと感じる。そのうちにアルペンでもっと体を倒したカービングをするつもりだ。
小さなハーフパイプがあったので入ってみる。やはり難しい。エアーが全くできない。そしてワンメークジャンプがあったのでまずはスピードを殺して小さい方のジャンプ台を飛ぶ。形は悪いが何とか着地もできた。次に再び同じジャンプ台で全速力で飛んでみる。やはり吹っ飛んでしまい、こけてしまった。しかし着地でうまいこと背中からこけていったのでそんなにダメージはなかった。また、誰かが壁やギャップでフロントフリップをしているのを見て驚く。しかしフリップとはすごい
エアーやパイプはダメと悟り、とにかくひたすらカービングしまくる。ふと帰りのバスに連絡をする事を思い出し、急いで確認の電話を入れる。その後疲れたのでアップする。
ホテルの風呂に入り、荷物をまとめ、フロントで夕食の事を聞いたらバイトの人が「2級どうでした?」と聞いてきた。先週2級、今週1級を受けたそうだ。しかしよく覚えていてくれた。うれしくなる。
夕食を食べてホテルをあとにする。バスを待とうと思い、バス停の近くのホテルに入ろうとしたら係りの人に止められ、結局バスセンターでバスを待つ。
しかし今日も疲れた。これでやっと冬を無事終えることができそうだ。だがまた来週もどこかへ滑りに行きたい。
結局、今シーズンは21日滑ってやっと2級に合格だ。よかった。最初、3級でもどうかな、と思ったが先週で何とかなりそうな実感をつかみ、事実何とかなった。今度は1級を取ってみたいと思う。久々にスクールに入り、うまい人から教えてもらうのはやはりためになる。
帰りのバスでは先週、今週と同じ検定を受けた人もいた。ドライブインでの最初の休憩で降りてジュースを買うが、次の休憩からは疲れたので寝ていた。

証拠の品です。
前のページへ
スノーボードのページへ
ホームページへ