VCLには便利な関数が既にいくつも用意されています。VCLの関数を使うとAPIに比べて手軽に目的を果たす事ができます。(その分、細かい指定をする事ができませんが)
ところが意外と認知度が低く市販の書籍でもあまり触れられていないようなので、自分なりにまとめてみたいと思います。
詳しい使い方は、関数名を元にヘルプを参照してください。
より細かい条件を設定したい場合はやはりAPIを直接呼ぶのが良いでしょう。
関数名 |
解説 |
良い感じ度 |
CreateDir(AnsiString フォルダ名) |
フォルダを作成します。 |
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DirectoryExists(AnsiString フォルダ名) |
フォルダが存在するか調べます。 |
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DiskFree(char ディスク番号) |
ディスクの空き容量を調べます。 0=カレント、1=A、2=B... |
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DiskSize(char ディスク番号) |
指定したドライブの容量を返す |
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FileAge(AnsiString ファイル名) |
ファイルのタイムスタンプを返す |
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FileCreate(AnsiString ファイル名) |
ファイルを作成します。 |
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FileExists(AnsiString ファイル名) |
ファイルが存在するかどうかを調べる。 |
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FileGetAttr(AnsiString ファイル名) |
ファイルの属性を返す。
返り値は TSearchRecのAttrと同じ形式 |
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ForceDirectories(AnsiString パス名) |
指定したパス中の存在しないフォルダを全て作成します。 |
◎ |
RemoveDir(AnsiString フォルダ) |
既存の空のディレクトリを削除します。 |
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RenameFile(AnsiStirng 旧ファイル, AnsiString 新ファイル) |
ファイル名を変更します。 |
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関数名 |
解説 |
良い感じ度 |
ChangeFileExt(AnsiString ファイル名, AnsiString 拡張子) |
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◎ |
ExpandFileName(AnsiString 相対パス) |
相対パスを、カレントディレクトリを元に絶対パスにする |
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ExtractFileDir(AnsiString パス) |
パス名からドライブとディレクトリ部分を取り出す |
◎ |
ExtractFileDrive(AnsiString パス) |
パス名からドライブを取り出す |
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ExtractFileExt(AnsiString ファイル名) |
ファイル名の拡張子を取り出す |
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ExtractFileName(AnsiString パス) |
パス名からファイル名を取り出す |
◎ |
ExtractFilePath(AnsiString パス) |
ExtractFileDir()に円記号を付加した文字列を返す |
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GetCurrentDir() |
カレントディレクトリを取得する |
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SetCurrentDir(AnsiString パス) |
カレントディレクトリを設定します。 |
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