Mac版「らくがき絵具箱」レポート
Last Update 1997/09/27
「うきうき弁当箱」であれだけ泣きを見ながらも(笑)、Mac版「らくがき絵具箱」を購入しました。
「なんや、やったらできるやん」という気持ちと「けっ、所詮Macはこの程度の扱いなのか」という気持ちが半々ぐらいです。
○「やったらできるやん」な部分
その1
スクリーンセーバー作動中に「s」キーを押すと、設定ウィンドウが表示され、設定変更を行うことができます。
変更できる設定の数が増えたスクリーンセーバーもあります。
・マスコット
表示するマスコットの数 スピード
サウンドON/OFF 背景ON/OFF
・ポエム
サウンドON/OFF
・ピンナップ
表示させるファイルの選択 表示のエフェクト
・チビキャラ
表示するチビキャラの数 表示するチビキャラの大きさ
チビキャラの移動スピード サウンドON/OFF 背景ON/OFF
・他のスクリーンセーバー(各キャライベント 等)
表示方法(前2作同様 or フェード) サウンドON/OFF
「弁当箱」では、一度にたくさんのチビキャラが表示されて、すごく重いのに、変更ができないので全く使えないという状態だったので、「チビキャラ」で各種設定ができるようになったのは、大変うれしいです。
その2
22kHzのVOICEデータHDへコピーできるようになりました。インストール方法も、フォルダをドラッグしてコピーする方法に戻りました。
考えてみれば、1作目の「宝石箱」と同じことなんですが、「弁当箱」の様にならなかっただけマシかもしれません。
その3
カルタゲーム、面白いです(^^)。
○「けっ、所詮Macはこの程度の扱いなのか」な部分
その1
ポストカード、またまたWin95版と一緒の絵柄でした。
その2
スタッフのコメント、またまたWin95版のままです。
ただし、冒頭に「本商品の元となっているWIN95用『らくがき絵具箱』開発スタッフの」という追加がありました。
コナミさん、開き直っちゃってます(苦笑)
その3
各スクリーンセーバーで使用されるBGM、ポエム等は、各スクリーンセーバーのソフトに組み込まれておらず、「sound」フォルダ内に入っているAIFFファイルを読み込みに行きます。
困るのは、各ファイルがやたら大きい(1MB前後、「sound」フォルダだけで26MBあります)ことです。
「どうせBGM鳴らさないから、外しちゃえ」と思って、「sound」フォルダをゴミ箱へ入れた状態でスクリーンセーバーを起動させてみたら、フリーズしてしまいました(^^;。
HDの空き容量の関係等で、1、2本しかスクリーンセーバーをインストールしない場合は、そのスクリーンセーバーに対応したファイルを残しておく必要があります。
ファイル名が「psx_kata.aif」とか「poe_kata.aif」という付け方なので、どのファイルがどのBGMのデータかという見当は付けやすいかな?とは思います。
ピンナップの画像データも、同様に「PICT」という別フォルダの中に入っています。
この3点は、「まぁ大目に見てやれないことはないかな」と思ったのですが、一つだけ絶対に許せないことがあります。
「ボイス&ミュージック」の項目で聞くことができる朝日奈さんの「イカスメッセージ1」と「イカスメッセージ2」がWin95版と同様に、
「あっ、これ95じゃん。流行ってるよね」
と
「あっ、これMacじゃん。もう流行ってないって言うかぁ、なんて言うかぁ」
のままでした。全然イカシていません(T_T)
「コナミ許さん!!今からKCE東京に殴り込みじゃぁ!!」などと、かなり物騒な気分になってしまいました。
全体的な感想としては、
「『うきうき弁当箱』に比べれば、大分マシ。でも、『宝石箱』から進化していないぞ」
というレベルです(「うきうき弁当箱」がひどすぎたと言うべきか?(^^;)。
「どきどきびっくり箱」では、もう少し改善(特にスクリーンセーバーのBGMについて)して欲しいと思います。
って、Mac版の「どきどきびっくり箱」出してくれるんだろうか?(^^;
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