富良野にて
年末年始(12/28〜1/5)と富良野で滑ってきました
アルペンとフリースタイルの2本を持っていきました。
#工具、アイロンまで持っていきました。
12/28
朝6時ごろ起きて、荷物をまとめて8時に出発するが、電車の中でビデオを消し忘れていたのを思い出し、引き返して留守電以外の電源を全てコンセントから抜いて再出発。何とか関空の昼の便に間に合う。
千歳空港から電車を乗り継ぎ、富良野に着く。しかしボードケースは板が2本、ブーツ2足、工具、アイロンなどでとても重い。今日から富良野ホワイトユースホステルに8連泊だ。一度はサホロ、トマムにも行ってみたいと思う。
早速ユースで宿泊手続きをする。とりあえず夕食後にボードを2本組み立て、明日のためにアルペンのワックスをはがす。今日はナイターも滑らずに休む。
12/29
朝食後、リフト3日券を買い、早速滑りに行く。ユースからゲレンデ(北の峰)までは徒歩1〜2分位だ。まずはアルペンで滑る。朝一のピステンにカービングするのは気持ちがいい。人がほとんどいない。昼頃から人が増えて来だした。しかしそれでも信州の少ない方だ。4時頃アップしてユースに戻ると、一昨年、去年と一緒に北海道で滑った太田さんが来ていた。
ナイターは車で来ていたホステラーさんとスキーヤーと3人で富良野ゲレンデに滑りに行く。
12/30
太田さんと一緒に滑る。私はアルペン、彼はフリーだ。整地されているところは私の方が早いのだが、コブとなるとアルペンは取り回しにくいのでフリーよりも遅くなってしまう。しかし整地ではアルペンの方が絶対に早い。とにかくどんどん休まずに滑ってゆく。しかし1度だけ乗ったゴンドラの待ち時間が40分なのには参った。まあ、2人でいたので退屈せずにすんだ。
夕食後、ナイターに4人で行く。今日は北の峰ゲレンデの緩斜面をナイター終了まで滑りまくる。
12/31
今日も太田さんと滑る。彼は今日はスキーだ。急斜面では彼の方が早い。私もがんばらねば。リフト3日券の最終日はナイターが含まれておらず、今晩はナイターはお休み。数人で富良野神社まで初詣に出かける。その後3時頃まで飲んで話す。
1/1
正月だが、全くふだんと変わらない。朝食がおせちだ。太田さんは今日からサホロへ行ってしまう。また今日から私一人だ。とりあえず久々にフリーで滑る。滑ってみた感想は、「ブーツがゆるゆる」だ。最初の1本目では、ブーツがゆるいため全然うまいこと滑れず、自己嫌悪に陥ってしまう。一瞬、アルペンに戻ろうか、とも思ったが、2本目から何とかカンを取り戻しカービングもできるようになった。どんどん滑っていると、フリーだけで滑っていたときよりも体を倒すカービングができるようになった。
ナイターはアルペンで滑る。リフトに乗っていると、隣のアルペンの人に話しかけられる。地元の人で、ナイターシーズン券で滑っている。カービングを少し教える。
1/2
雪と風でで北の峰ゲレンデは一番下しかやっていない。この調子だと今日いっぱいリフトは止まったままなので上のゲレンデにはパウダーが積もりまくるだろう。楽しみだ。朝にアルペンで滑る。北の峰ゲレンデは一番下のリフトしかやっておらず、富良野ゲレンデに行く。とにかくパウダーばかり攻めてゆく。ライケル124を歩行モードにして、結構取り回しやすいようにしてから滑る。アルペンでもパウダーの浮遊感を十分に味わうことができる。途中で腰が冷えてしまい、動けなくなるくらい痛むので痛みをこらえつつ宿に1時ごろ戻る。
湿布とカイロを張って3時ごろからガウアーを借りる。スノーボードを始めるときにガウアーかスノーボードのどちらをやるか迷った。そのときはアイス、インラインスケートにはまっており、もしかしたらガウアーなら簡単かもしれない、と思った。しかしスキーは嫌いだった。ゲレンデに行って履いてみる。しかしブーツはあってないし、結構重く、取り回しが効きにくい。アイス、インラインで左回りは慣れていたので左回りのカービングはすぐに出来るが、右回りが全くだめだ。また、止まるのも難しく、結局緩斜面2本であきらめる。
夕食後、明日のパウダーの為にフリースタイルで練習する。昨日のナイターのアルペンの人とまた会う。今日は夫婦で来ている。奥さんもアルペンボードだ。フリーでも緩斜面2本くらいで慣れてくる。アルペンはブーツに乗るだけで簡単にカービングができるので緩斜面1本で完全に慣れるのだが、フリーへの転向は少し難しい。宿に戻ってスキーの上手い常連さんと一緒に飲む。そして明日ビデオ撮影に参加させてもらう。
1/3
朝出発しようとすると、急遽サブペアレントから「初心者を教えて欲しい」とのことで1日中コーチをすることにする。女の子2人だ。結局ビデオ撮影への参加も無理になる。第5リフトわきのパウダーはあきらめて1日中基本から教える。まずはボードの持ち方と置き方、そして転び方から教える。そしてスケーティング。彼女らの借りた板は、バインディングが悪く、すぐに緩んでしまう。おまけに板にデッキパッドがないのでスケーティングからの停止がとてもやりにくそうだ。とてもかわいそうだ。昼食をはさんで2時ごろまで緩斜面で片側ターンまで教える。片方はなかなかいいのだが、もう片方がフロントサイドターンができない。
2時ごろからリフトに乗って、下まで1時間くらいかけて滑らせる。彼女らは相当疲れており、結局リフト1本で終わりにする。片方の子は連続ターンもどきが出来たのでよしとしよう。これほどまでに教えるのが難しいとは思ってもいなかった。考えてみたら、私が初めて受けたスクールでも半分以上が片側ターンだけしかできなかった。彼女らは宿に帰り、私は6時ごろまで滑り、夕食後ナイターにアルペンで滑る。
1/4
いよいよ明日で最終日だ。気分はなにかブルーが入っている。アルペンで急斜面に行ってみるが、やはりアルペンの急斜面のカービングは恐くてできない。スピードがつきすぎてしまう。どうしてもドリフトばかりになってしまう。下から見たらそんなに斜度も無いような感じを受けるのだが、やはり上から見たら相当斜度がある。夕食後、ナイターで富良野ゲレンデまでホステラーさんたちと一緒にバスで行く。途中、数カ所コブがあり、コブの練習をする。バスの最終ぎりぎりまで滑る。
1/5
最終日、天気がいい。ゴンドラトップから十勝連峰が雲海に浮かんでみえる。カメラをゲレンデに持ってこなかったことを後悔した。悔やんでばかりいても仕方がないのでどんどん休みも昼食も取らずに滑ってゆく。13時頃に終わり、宿に戻って速攻で分解、パッキングする。K−CATまで一緒に行く人がいたので一緒に帰る。サブペアレント、常連さんに挨拶し、ついに現実の世界へと足を踏み入れてゆく。町中まで行くのは12/28以来だ。旭川空港でボード、ザックを宅配便で送ってもらう。そして土産(白い恋人)を買い、一路機上の人となる。やはり荷物は送るに限る。
感想
同じところに8連泊したのは生まれて初めての経験だ。最初はどこか別のところで滑ったり、観光でもしようと思ったが、やはりめんどくさくなってしまったのでずっと富良野スキー場で滑っていた。最初、富良野はメジャーなので人もニセコ並にいるだろうと思っていたが、さほど混んでなかったのでとてもうれしい。ゲレンデはとても広く、長く、おまけに人はいないし、スノーボードを満喫するのには最高の環境だ。最大幅など、箱舘山の長さくらいあるのには驚いた。(去年のカムイも本当に広く、人がいなかった)
今回、アルペンをメインにフリーも少し滑ってみたが、最初の3日くらいは「フリーはじゃまかな」と思っていたが、コブや深雪(今回は行けなかったが)はフリーの方が絶対に滑りやすい。フリーからアルペンへの切り替えはそんなに難しくはないが、逆にアルペンからフリーへの切り替えはブーツが柔らかい分不安定で、結構難しかった。
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