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アベノ橋ラジオ公開録音 3/7/04

 大阪MIDシアターでラジオの公開録音。大阪京橋は雪混じりの強風が吹き荒れておりめちゃくちゃ寒い。こんな寒いうっとうしい日は普通温かい居心地のよい場所にうずくまってぬくぬく過ごしたいと誰もが思うはずなのに、なぜか吹雪の中何時間も行列する人たちがどっといて結局観衆は五百人で開場は満員なのだった。いつも公開録音のときは強く思うがオタクの力を侮ってはいかん。
 ガイナックス武田さんが持ってきていたセグウェイに乗させてもらったりなぜか今回セーラー服姿だったユンピョウさんといっしょに写真を撮ってもらったり高校時代実際に来ていたものだというそのセーラー服を細かく観察したりリハーサルが始まっているというのにイベントそのものとまったく関係ないところでわあわあはしゃいでいたところ、松岡さんとサエキが歌う『アベノ橋』の新曲(しかしアニメの放送が終わって一年経ってから新曲が出るというのもものすごいことだ)の途中から入ってきたお兄さんのとてつもない声にしびれてひっくり返りそうになった。声の主は和田琢磨さんという人で、歌はすごい、背は高い、顔は男前、聞けばマクドナルドやJRのCMソングの仕事をしていたというめちゃめちゃしゅっとした人なのに、楽屋はみんなといっしょでのべつそのへんぶらぶらしているし仕事が終わって飲み会に行くとビールをみんなの分注いでくれたり鍋を作ってくれたり(そんなんせんでええ言うてるのに)やたらと気のつく人でびっくりして恐縮した。いやあしかし人の歌声そのものに衝撃を受けるほど感動したのは生まれて初めてかもしれない。すごすぎると感心を通り越して人はなぜか笑ってしまうらしく、ぼくも笑いそうになったがいっしょに歌っているサエキも松岡さんもちょっと笑ってしまっていたのがおもしろかった。この曲を作曲した人というのが、ぼくも密かに大好きな米軍のHUMMERについて熱くあつく語る作曲家山田正人氏で、この人に会えたのも嬉しかった。ここまでHUMMERが好きな人というのも珍しいと思う。HUMMERと大きく書かれたTシャツを着てらしたので、好きなんですかと訊いたが最後破裂した水道のようにHUMMERの話をしはじめるのだった。この感じはどこかで経験したことがあるなあと思い出したのは岸和田のおっさんがだんじりの話をするときの情熱である。人間なにかをとことん好きになるというのはとても素晴らしいことだなとつくづく思った。ぼく以外の人はちょっとひいてたけど。朝まで飲むのかと思ったら三時すぎにお開きになったので、ホテルでひとりビールを飲みながらなんかしらんけどものごっついおもしろい一日だったなあといろいろ反芻する。
 
『牡丹と薔薇』 3/26/04

 終わってしまったなあ。大変寂しい。第何話だったか忘れたが初めの方でたまたま見つけてはまってしまったのである。こんなにおもしろいテレビドラマはちょっとないのではないか。登場人物全員アホか基地外の人としか思えない言動を繰り返す。これがどうしようもない馬鹿の作った馬鹿ドラマで馬鹿すぎて笑えるというのならともかく、どうやら作り手側もわざとやっているらしいのがすごいではないか。ここまで滅茶苦茶だとあっぱれというしかない。
 全員見事に狂いまくりでみんなよかったけど特に香世はよかった。目玉ひんむいて「絶対に許さないんだから!」とぼくは香世の物真似ができるのだがボタバラファンにはおおむね好評である。「くぁあよーん」という牡丹の真似もできるぞどんなもんじゃ。
 いやしかし最後までわけのわからん話であった。

ふと 4/15/04

 速攻で煙幕。速攻で煙幕。大暴れったらデロデロバー。というのを思いつく。
 東播線。鉄線。ロケットパーンチー。というのも。
 
CDウォークマン 4/24/04

 仕事をするとき(いいえしていますいいえしていますあー聞こえませんあーあーきこえませんあーあーあーあーあー)いつからかウォークマンで適当な音楽を小さな音で聴きながら書く癖がついてしまっているのだが、カセットテープの古いウォークマンが壊れてしまったためソニーのCDウォークマンを買った。MP3ファイルもそのまま聴けるというやつである。
 いやあこれはすごいものすごい得をした気分であるCD一枚に聞ききれないほどの曲を焼くことができる。マッキントッシュでは使えないとばかり思っていたのだが、普通のデータCDが焼けるなら聴けますよとアベノ橋ラジオの音響スタッフに教えてもらったのでやってみたところ本当にちゃんとできた。フォルダごとに一枚のアルバムとして認識してくれるし、どういう仕掛けか演奏者、曲目、アルバム名、演奏時間などがリモコンのディスプレイに出てくるのである。もうなんかとってもエスエフーな感じがする。
 ソニーのTVCMで言っているように一枚四百九十曲入れるとなると多少音質が悪くなる(ような気がする)ので二百ちょっとくらい入る程度のファイルにして詰め込んでみたがそれでも普通のCD十数枚分は入ってしまい嬉しくてしかたがない。ぼくは小さくていろいろごちゃごちゃ詰まった高性能な機械というのが大好きなので、そこにデータも凝縮されているというのは実にいい気分である。よくまあこれだけ小さくて薄い機械を作ったものだと感心してしまう。バッテリーもめちゃくちゃ長持ちするし最近ちょっと元気ないようにも思うけどやっぱりソニーはえらい。ぼくはスカイセンサー5900を中学生のとき買ってもらって以来ソニー大好きなのである。今でもスカイセンサー5900(今も全然壊れずちゃんと動く)を見るとあまりにかっこよくて心ときめく。
 今一番気に入っているアルバムは『キル・ビル』のサントラ。実におもしろいのだがおかげでこれを聞いていると気になってまったく仕事ができないのが難点である。


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