秋の松山キャノンボール
98/10/24 〜 10/25

Report by 清水&たけい
Photo by 清水&レナ&たけい
協力 Risky & Vicky's


 このレポートは毎年夏お盆の頃にヒストリックカー・ツーリングクラブ 「クライドライト」が 催している現地集合・現地解散のツーリング、松山キャノンボールの秋のツーリングに ついてのものです。 今回はこの夏のツーリングに何らかの理由で参加できなかった方々からの 熱いリクエストを受けて実現した企画でした。

 さてさて今回はどんなツーリングだったのでしょう?ゆっくりお楽しみ下さい。


10月24日(土)曇りのち晴れ

 週末の予報では土日は雨ということで、 「土曜日はグライダーに乗る」という予定が危ぶまれていましたが、 いざ明けてみるとうす曇り。天気予報でも晴れるとか。

 清水さん@ワーゲンタイプ3バリアントは6時過ぎごろ大阪を出発し、 7時前に神戸の六甲道にてたけいを拾い、いざ一路岡山を目指しました。 久々の週末晴れということもあってか若干車も多めでしたが、 渋滞に巻き込まれることもなく、 順調に阪神高速神戸線〜第二神明〜加古川バイパス〜姫路バイパス 〜播但道へと進みました。このころには天気はすっかり晴れ! 2人とも前日ほとんど寝てなかったのですが、 元気でしかもちょっと気ぃ狂うてる系になりつつ、西進していきました。

 播但道福崎JCから山陽道へ入り、 順調に進んで、午前8時半過ぎには岡山県に入りました。 その後備前ICで山陽道と別れ、 ドライブにはとってもご機嫌な 岡山ブルーラインに乗って岡山市を目指しました。 走りながら清水さんはアマチュア無線で交信を試みると、 なんとこの日は全世界を挙げてのアマチュア無線コンテストの日であったらしく、 アメリカやらロシアやらフィリピンやらシンガポールやら中国やらメキシコやら、 果てはミクロネシアだポリネシアだ、と世界中の国のアマチュア無線愛好家達が 交信をしているのが聞こえて来ました。 我らが清水さんも頑張ってそのコンテストに参加している方々と 交信していました。英語でっせ、英語!ちょっと怪しいけどー。

 でも良く考えてみるとすごいことなんですねぇ。 車にのってながら地球の裏側のメキシコとしゃべれるんですよ! 衛星携帯電話やインターネットなんて目じゃない。 しかもそんな無線による交信が地球中をおおってるんです。 いや〜考えれば考えるほどすごいですねぇ、ほんま。



 さて、そうこうするうちにも車は順調にブルーラインを走破し、岡山市に入りました。 ここから目指すは岡山市の南にある岡南飛行場です。 そう、清水さんが会員である 「津山グライダークラブ」の本拠地です。 岡南飛行場は岡山市の南、岡山港のとなり児島湖に面して立地しています。 昔は岡山のメインの空港だったそうですが、 新しい岡山空港ができて、ただの飛行場になってしまったそうです。 いまは小型機やヘリコプターがたくさん利用しているようです。

 ちょうど9時半についた我々でしたが、 クラブの皆様はまだ来られておらず、トレーニングの先生のみでした。 メンバーが2人だと飛ばさないかも知れないらしかったのですが、 まぁ他のメンバーを気楽に待つことにし、 とりあえずグライダーを出して、準備をすることになりました。

 グライダーは滑空飛行するためにセスナとかジェット機のように 推進装置をもつ飛行機にくらべ翼が大きい(長い)のです。 だから普段は折りたたんだり、ばらしたりして倉庫に保管しています。 津山グライダークラブが所有するグライダーは モーターグライダーと呼ばれる種類のもので、 その名の通りグライダーなのですが、推進装置となるプロペラもついていて 自力で上空にあがり滑空することができるという優れものです。
グライダーについてはここが とっても参考になります。

 さて、そのモーターグライダーを倉庫からだして、 3人で組み立て始めました。 たけいは知らなかったので驚いたのですが、 このグライダー、木と布とアルミでできてるんですねぇ。 動体なんて布だけだからぺこぺこへこむんですよー。へぇぇーー。 まずは補助輪を外し、折りたたまれている主翼をもとに戻さねばなりません。 いくらグライダーは軽いといってもやっぱり重いです。 主翼を元に戻すのは結構力のいる作業(支えているのがつらいのです)でした。


やっと完成!!

検査は念入りに。。。。。

 組み立てが終わるとお次は飛行前の検査です。 念入りにチェックをしないといけないのです。 エンジンから電気系統、プロペラ、翼や胴体の外観、 車輪、方向舵、昇降舵、補助舵、はては一本一本のネジの締め具合まで、 数え上げるときりがないほどです。 そりゃーそうですね。空中なんだもん、一旦飛んでしまったら 途中でおかしいから停まってチェックなんてできませんもんね(笑)。

 チェック中にメンバーがもう一人来られて4人になりました。 これで飛ぶのは決定です。やったー♪




清水さん出発前の点検中!

清水さん離陸!!!
 そうこうしているうちに組み立てもチェックも終わり、あとは飛ぶだけとなりました。 ちょっとガスがかかっていましたが天候もいいし、風も穏やかで、絶好の飛行日和です。 最初は清水さんがトレーニングすることになりました。 岡南飛行場を飛び立ち、瀬戸中央自動車道沿いに南下、 瀬戸大橋上空、坂出に出て、 さぬき富士を右に見ながら東へ、 高松上空を経て北上し、 小豆島を眺めながら、 やがて岡南飛行場へ戻るというルートでした。 他機が出発するのを待ち、滑走路が開いたところで管制官からの離陸許可。 エンジン音もかろやかに飛び立ちました。 清水さん結構うまいです。ゆるゆると高度を上げ、飛行場をぐるっとまわって南下していきました。 航空無線を介して、順調に飛行していることも伺えました。

 約一時間後、南の空に小さな影が見えるな〜と思っていたら徐々に近づいてきて、 それが清水さんの操縦するグライダーであることが分かりました。 また飛行場をぐるっとまわり西から滑走路へ進入し、すごくスムーズな着地を披露。 やりますねぇ〜。

 さて、お次はたけいの番です。 そう、たけいは高いところが苦手だし、速い乗り物も苦手。 しかしグライダーに乗るチャンスはそうないぞ、ということで 観念して(?)グライダーに乗り込みました。 体験飛行だからもちろん操縦するのは先生です。 操縦捍なんて怖くて握れないですよ! そうこうしているうちにシートベルトを締められ、一応計器の説明なんぞ受けて、 出発と相成りました。 ジェット機などとは違って視界が広い、路面が近い。なんか迫力あります。

 清水さんが「グライダーに初めて乗るのは、車を初めて運転する時より怖いで〜」という 脅しにびびって「どないしょー」とか思っていましたが、 祈っている暇もなく離陸許可がでた我々は滑走路にでました。 一旦停まって、その後先生がエンジンの回転を上げると、 グライダーは徐々にスピードを上げます。 きっと先生が上手いからでしょうか、グライダーはすーっと地上を離れました。 そんなに怖くはなかったです。

離陸後まもなく。もうこんなに高い所に。
あれよあれよという間にグライダーは高度を上げ、 飛行場を左に見ながら旋回します。 あー、でもグライダーがバンクする(=傾く)と結構怖い! だって真下見えるんだもん。高度500フィート(だいたい130mくらい)だったら 人も判別できるしー。あーこわ。 とか思っているうちにもずんずん進み、高度は上がり、やがて空港を離れて南下していきました。 眼下にちょうど着陸しようとしているセスナが見えました。

「きっと空中戦とかやったらこっから急降下していくんやろなー」
なんて考えながら眺めます。 普段の生活とは違って「上下空間がある」というのは、全然知らない感覚なので なんでもすごく新鮮に映ります。 当たり前なんだけど、この感覚は飛んでみないと、しかもグライダーのような小さな飛行機で、 分からないと思います。

 飛び立って10分しないうちに、もう海。 瀬戸大橋がきれいに伸びています。

「いつもあそこにへばりついて走ってるねんなぁー」
  なんてしょーもないことを考えてしまいました。 しかし空中は移動が速い。車だったらここまで30分以上かかる筈。


眼下に瀬戸大橋
 やがて瀬戸内海を渡りきり、対岸の香川県坂出に出ました。 正面にさぬき富士がきれいな姿を見せています。 右奥のほうには金毘羅さんもうっすら見えています。 そこで左へ旋回し、高松方面へと向かいました。 このころには高度も3500フィート(1000mくらい)に達していたので、 低い雲が眼下に見えるまでになっていました。 正面に現れた大きな雲の間を縫うようにグライダーは進んでいきました。 すごい景色です。ほんと鳥になった気分です。 やがて高松上空を経由し、再び左に旋回し瀬戸内海上に出て、 グライダーは北上していきました。はるか右方には小豆島も見えます。

 やがて岡山側に戻ってきたとき 「滑空ってどんな感じなんですか?」と聞いてみたところ、 それではやってみましょうということになりました。 これでほんとにグライダーを味わうことができそうです! 徐々にエンジンの回転を落としていった先生は 最後にエンジンを切りました。 とたんあたりは風の音しかしなくなりました。 ほんと静かです。鳥になったようです。 エンジンでの飛行より、より宙に浮いていることを感じさせます。 風や気圧の変化でふわりふわりとするグライダー。 慣れてないので怖いのですが、それにもまして楽しい気分です。

「ちょっと操縦してみる?」
先生のひとことに我に返ったたけいは怖いけどやってみたいという 衝動に負けて恐る恐る操縦捍を握りました。
「はい右に傾けて〜。今度は左〜」
先生の言う通り操作してみるのですが、 ちょっと傾けるだけでグライダーは大きく傾きます。真下が見える。こわーーー。 前に傾けたときはほんと怖かったです。たけいはだいたいジェットコースター怖いのに。。。。 きっとほんの30秒くらいしか操縦捍を握っていなかったはずなのですが、 とても長い間操縦していたような気がしました。

 その後また先生が操縦をしてもうすこし滑空を楽しんだ後、 岡南飛行場へと戻ってきました。 飛行場をぐるりと回り込んで、さぁ着陸です。 スムーズに高度が下がり、滑走路が近づいてきました。 軽いショックのみできれいに着地しました。さすが先生、だてに12年も乗ってないぞ! その辺にたむろしているとんびを蹴散らし(そう、滑走路にいるんです、とんびがいっぱい)、 グライダーは無事飛行場にもどってきました。。。。。。

 約一時間の素晴らしい体験でした。いやー、怖いけど、、、また乗りたいです。 みなさんも一度如何ですか?こういうグライダークラブは結構あるみたいですよ。


雲の中をゆく

着陸態勢にはいる



 その後、片づけはいいよというので後はまかせることにし、 清水さんとたけいは再び車上の人となりました。 我々は2号線を西進し、早島ICから瀬戸中央自動車道に乗り目指すは琴平! そう、香川県を通っていくなら必ず寄っていかなければならない場所、 「さぬきうどん」を食べるのだ!! たけいは慣れない車を運転し、瀬戸大橋を渡り、坂出JCにて 高松道に入り松山方面を目指し、善通寺ICにて松山道を降りました。 そこから319号線を南下、一路琴平町をめざします。 途中から32号線に乗り換えて、ごちゃごちゃごちゃっと進み(説明めんどくさいのです)、 目指していたうどん屋「長田うどん」に到着しました。

 早速かまあげうどん大を頼み、待つこと数分、出てきました出てきました、あのうどん。 おいしいんですよほんとに。これが。 夏のキャノンボールでも食べに来ましたが、やっぱりおいしい!おいしいーー! あっという間に食してしまいました。 清水さんとたけいはまだ足りない。足りない。

「も一軒いこか!」
ということで、長田うどんから出てすぐ側の交差点よこにある 「小縣家」に行きました。 ここはしょうゆうどんがおいしいと有名なお店です。

 長田うどんを出てすぐ小縣家に入り、早速しょうゆうどん大を頼みました。 最初に出てきたのはなんと、おろし金と大根一本。 一瞬2人とも「え”?」という顔をしてしまいましたが、 これは結局自分でおろしなさいよーということなんだなと理解し、 ごしごしごしごし大根をおろしました。でも一本もやってられるかぃ! そのうちどんぶりに入ったうどんが出てきました。 きれいな光沢のある津やっとした麺に柚がひとつのっているだけ。 柚をしぼっておろした大根をかけ、ねぎと生姜をのっけて、 しょうゆをどばばーーーーっとかけて、食べます、ちゅるちゅるちゅる! しこしこしこ、ちゅるちゅる、しこしこ。うーーん、おいしい♪ なんてったって麺がおいしい。大根は辛かった。ちょっと失敗。 結構な量だったけど、なんなく全部食べてしまいました。



 すっかり満腹になった2人は失っていた元気を取り戻しました。 この時点で4時半。集合時間は9時だからだいぶ余裕がありました。 この時電話があり、みにすけ@白ミニが今から行きますという。 ひとりで大丈夫やろか〜?

 そんな心配もしながら琴平を後にした我々は県道377号線を西進し、 豊浜を目指しました。 美しい夕日を見ながらのドライブ。なかなかいーじゃありませんか。 我々は順調に歩を進め、豊浜から11号線に乗り、三島川之江から いよいよ松山道へと乗り込みました。 ここからはもうずーーーーと一本道です。 無線でしゃべる相手もいないので、眠い眠い。 途中でとまったり、運転かわったりして、なんとかなんとか愛媛県入り。 川内ICにて松山道を降り、11号線で松山市三番町を目指します。

 そして午後7時半ごろ無事Riskyに到着しました。 すでに和歌山組は到着していて、 まだ誰が来るとははっきり分かってなかったのですが、 とりあえずこれで揃ったかな?という感じでした。 まずは夏のキャノンボール同様、Risky奥のVicky'sでビールでなごみ、 わいわいがやがやと宴会が始まりました。

 10時前頃、途中から全く連絡がつかなくなってしまっていた みにすけ@白ミニが無事Riskyへ到着。 全員Riskyへ移動して、○○さんの挨拶のもとお疲れさまの乾杯をしました。 いやー美味しいですねぇ。いつ飲んでも。 それからは各自めいめいくっちゃべる、飲む、騒ぐなんて光景が続いたのでした。

 また途中には清水&たけいのミニライブもあったりしたのでした。 (皆さん覚えてる?)

こうして無事みな集合し、夜は更けていきました。


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キャノンボール Vol.5

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