〜 過去の日記 〜

Jan 1 - 10



2007/1/10
今日は芝居の稽古ラスト。 明日は小屋いり前の休息日だそう。

今日は稽古というよりも、本番に向けての準備に時間をついやす。 小道具やらの準備や荷物の確認等々。 結局台詞は全然しゃべらなかったので、 一人でぶつぶつ稽古。

このところ電車とかでガラスに向かってぼそぼそしゃべる癖ついちゃった。 きっと怪しいやつやろな。ナリも結構きたないし。


2007/1/9
夕方から芝居につかう衣装を探しに梅田へ。 困ったときに行く東通をぬけたところにある古着屋さん。 今回もここで思ってたもの探し当てられた。うれしい。 コートとシャツと帽子で1480円、安!

夜、芝居の稽古。 しかし主役にあたるYくんが風邪でダウン。 このままでは稽古もままならないので、 集まった連中で久しぶりに本の読み合わせ。

立ち稽古と本読みではだいぶトーンが変わるのね。 いい意味で落ち着いたカンジになる。 主役の分は手の空いている人で代役して (これがまた個性が変わって面白い)。 声だけってのを聞いてみると、 これだけでもいろいろ変化がでるのかーと妙に感心。 ラジオドラマとかってこういうもんだもんな。 声だけでも気持ちや表情が伝わるもんなのね。すごい。


2007/1/8
午後から芝居の稽古。 演出家が遅くなるということだったので、 ぼちぼち集まって個々で気になるところをお互いに見合う。 あと本番まで一週間をきって、 なんだか結束力が強くなってきたと感じるのは僕だけ?

夜になってから通し稽古。 だいぶ役柄が自分のものになってきた気がするが、 まだまだなんだろなー。追い込まなきゃ。 台詞は若干のイントネーションのおかしさは残るが、 なんとかナチュラルなカンジになってきた気がする。 が、そうすると声が小さくなるようで・・・・困ったもんだ。

さ、あと4日、がんばろっと。


2007/1/7
昼から芝居の稽古。 ちょっとつづ止めながらの通し稽古。 久しぶりに台詞をしゃべったけれど、思ってたよりましだった。 でも久しぶり感は否めない、だめだな。 あと一週間なのに!大丈夫か?<僕

衣装も探しにいかなきゃ!


2007/1/6
台湾4日目。 早朝も早朝の飛行機での帰国なので、 現地時間5時起き。ねむー。というか夜やん!(T_T) 荷物の準備は終わってたので、顔とか洗ってロビーへ。 荘さんが迎えに来てくれてた(相変わらず几帳面な方だ)ので、 タクシーに乗って空港へ。

ま、そんなけ早朝だからか、 今日の朝一番発の長栄航空のカウンターだけやたらと混んでいて、 あとはがらーん。 余裕を持たそうとさっさと出国。 日本に比べて荷物の検査が相当いい加減(^^ゞいいのか? 荘さんと再会を約束して別れる。 確かに彼の案内とかは丁寧でよかった。また会いたいな。

空港のスタバでぼーっとしてから搭乗。 どうやら日本ではえらいどでかい低気圧が発生してて、 えらい騒ぎになってるそうなのだが、 関空に着かなかったらどうしよーとか思いつつも・・・・どうしようもないか(^^ゞ

飛行機は順調に航行し、ゆれもなくお昼ごろ関空へ。 行きもおもったけれど、長栄航空(EVA AIR)って操縦ウマい。 ま、機体が小さいからかもしれんけれど(B777)。 検疫もイミグレーションも荷物検査も(やはり家族旅行のパワーはすごい) すんなりスルーし、帰国。ふぅ。

「お昼だからなんか食べる?」という両親をふりきり(ごめん。 だってさっき機内で朝食たべたとこやん!)別れてバスにのる。 お昼過ぎに帰宅。はぁ。 しばらくしておなか空いたので蕎麦食うが、 やっぱりインスタントでもほっとした味がする。 台湾の料理はかなり口にあうが、それでも日本人は日本食か。

そのまま疲れ(気疲れ?)もあってかぐうぐう寝る。 おきたらすっかり夜だった。あーあ。まぁいいか。


2007/1/5
台湾3日目。


遠くから望む台北101

終日自由行動ということだったので、 朝からMRTに乗って国父記念館近くまで行き、 そっからその記念館を眺めながら台北101 (年末カウントダウンで派手に花火舞ってたビル。 いまのところ世界一高いそう)へ。 どやどやした街(西成を彷彿とさせる) を抜けると官庁や高級ホテルがある街あって、 そこにどかんと建ってる台北101、でかい。でかすぎ!

B1F〜4Fはブランドものなどのショップが並ぶ。 まるで六本木ヒルズのよう。 こういうところの景色はどこの国にいるかわからなくなる。 しかもこの101、めちゃ綺麗で隅々までいきとどいてて、 ある意味中国ぽくない(わかる人にはこのニュアンスわかるはず(笑))。

早速チケット買って展望台のある89階へ(ビル自体は101階建て)。 このとき乗るエレベータが秀逸で、全然ゆれない。 表示上は600m/分ぐらいのスピード出てるらしいが、 加速も減速もスムーズで気持ち悪くならない、すげー!!

展望台は異常に高い。まるで飛行機から見下ろしているよう。 丁度伊丹空港とかから飛び立ってしばらくしたら眼下に街が見える様のよう。高! 残念ながら天気が悪く(この時期の台北はずっとこんなんだそう)、 見通しがよくなかったので、街を全部は見れなかったが、 いやー、すごいな。 ついでに91階の外の展望台にもでてみる。 めちゃくちゃ高い以外は味気なし(笑)。 でも天気よかったらいいだろなー。 89階に戻り、世界一高いところから郵便だしたり(苦笑)。

小一時間遊んだあとB1Fまでもどって昼ごはん。 テイクアウト式の小店舗があつまったフロア。 ここはちょっと高めだがいろんな店があって楽しい。 牛肉麺を食べる。ワンタンも大量にのっててめちゃ量多い。 すこしピリ辛でおいしい♪ウマいもの食べるのほんま幸せだなっと。

シャトルバスで最寄のMRT駅まで戻り、台北駅までいって両親と別れる。 めぼしをつけていた台北駅北の地下街 (めちゃ長い!天神橋商店街ぐらいある) でおみやげグッズを買い込み、 次にいろいろ迷った挙句、ホテルから割と近い足ツボマッサージ屋 「再春館」(ちょと違うもん想像するよな(^^ゞ)へ。

足を薬浴してからマッサージ開始。 日本語も通じるので楽。説明も丁寧。 僕をやってくれたのは笑顔のいい兄さんだったのだけれど、 どっかの俳優さんに似てる似てるといわれる、そんなのいるの?(笑) この再春館、もとは漢方薬局さん(いまもそう)だそうで、 マッサージ中にはおばちゃん売り子さんが、 「あ、ここのツボが痛いときはこーこーだからこの漢方が云々・・・」 といろいろしゃべりかけてくるので、 痛いやら話に相槌つくやらで忙しい(笑)

でもマッサージは的を得てて、 予想通り年末年始の暴飲暴食(したつもりはないが)で胃腸、 あとは目肩首でした。脳もいたかってんけど、大丈夫かな笑。

しかし30分ほどのマッサージで足に羽が生えたように軽くなった♪ 足裏がでこぼこしてた感じもなくなってすっきり、気持ちいい。 あー、こりゃ日常的に来たくなるよなぁ。もうちょい安かったらいいのにな〜 (薬浴+30分マッサージで割引して700台湾ドル≒2500円)。


行天宮

その後、まだ両親との待ち合わせに時間があったので、 昨日チラッと前を通った行天宮(関羽)が奉られているお寺へ。 昨日の龍山寺同様お線香はくばってる。 仕事帰りの人たちが熱心に祈っている。 この国は中国本土よりもっと信仰深いのかな。バリのよう。 またへんな言い方だけれど、 気持ち悪いくらい熱心というわけでなく、おおらかな感じがする。

で、行きたかったのはこの行天宮脇の交差点の地下道にある占い横丁。 実はいままで生きてきて占いなんてしてもらったことなかったのだが、 そういえばこの香港行きの一番最初のきっかけは、 確か田口ランディの本かなにかで「台湾の占いが面白い」 というのを読んだからだったのよね。


行天宮の占い横丁

でもその地下道を見てみると面白いというカンジではなくて、 もう真剣そのもの。観光客も無論多いようだけれど(そんな広くもない)、 地元の人も真剣に占ってもらっている。 簡単な姓名判断から四柱推命、米掛(米での占い)、 手相等々、いっぱいある。 目の前にしてびびる僕(^^ゞ。だってこんなん不慣れだもん。

うろうろ迷っていると見かねたのか、 そばで顔そりを生業としてるおばちゃんがある店を指差して ”Good”のサイン。ここ行け、と言うてる。 またそのしぐさが可愛かったので、薦められるままそのお店へ。 そこは呉將ソさんのブース (店というよりこっちだな)だった。

びびってたので簡単なのでいいかなーとも思ったが、 薦められるまま四柱推命をしてもらう。 氏名と生年月日だけで占ってもらうのだが・・・・・・果たして。 数を数えながら紙に何かを書き取っていく先生。 紙面が埋まってからその解説を・・・・・。

詳しいことは書かない(書けない?(^^ゞ)けれど、 いやー、会って5分も経たない人間のことがこれだけわかるもんなん?(*_*; ひえー、参りました。 なんで、とくに気になる仕事と体のことにアドバイスもらう。ううむ。ううむ! おまけで面相のことも教えてもらう。へー、 そういう顔ですかー、なるほど、当たってるがな!

何がどーかとはいえないけれど、ひとつ。 「仕事は音楽とか芸術云々の・・・」といってもらったのがうれしかった。 安心♪がんばろっと。

その後ホテルに一度戻って両親と落ち合い (両親は228和平公園にある国立博物館とお庭を満喫してきたらしい) 休憩してからホテル内のレストランで飲茶。んまい! 日本で言うところの八宝菜みたいなんがたべたくて頼んだ 「五目なんちゃら」(憶えてない)に珍しい若竹を乾燥さして戻すやつが入ってて、 初めて食べたのでそのしゃきしゃきさに驚いた、うまー♪

で、その後ホテルすぐ斜め前のTaipeiEye(台湾劇棚)にて京劇観劇。 台北自体はすごく進んでるのに、 ここの窓口がえらくアナログで時間がかかり、 上演時間にちょっと遅れる、まぁいいけど。


獅子可愛い〜〜♪

最初の演目は2つの獅子の舞。 これがねー、もうめちゃくちゃ凄くて、 最初はいわゆる日本の中華街とかでお祭りの時に見る、 あの獅子舞みたいなやつにしか見えない(実際一緒)んだけれど、 中に2人人がいるのもわかってんねんけれど、 見てるうちにそれがひとつの生物に見えてくる。 それほど自然。しかもしぐさが可愛い。拍手要求したりするし。 地団駄踏むし、寝るし。可愛いったらありゃしない♪ アクロバット的なものもあって、拍手喝采、すげーーー!

休憩(役者さんや獅子とかと写真とりほーだい)をはさんで後半は劇。 八仙人と海の女仙人との酒の上での遊び半分の戦いの様子。 いわゆる雑技団のような派手さはないけれど、地味に面白い。 伝統的な芸の上に、 ちょっと西洋的なウィットに富んだユーモアが入れてあったりして見飽きない。

とくに主役の女性がもうかっこいいわ可愛いわでステキ。 今ってとかく背が高くて足が長くてシュッてしてるのが世間で言う美人の要件だが、この京劇の衣装ってちんまりしてて、 足もそう長くなくて(実際バランスはいいが)、 ”とん”としたカンジなのだけれど、これが妙にかわいらしいし、凛々しい。 あー、こういうところにアジア人の美意識があるのか、 と妙に感心してしまった。 また、この劇の音楽が生なんもよかった。 なんだか使ってた楽器のいくつか、うちにもあるぞ、と(笑)。

終わって役者さんとかに送り出されて退場。宿に戻る。 いやー、よく遊んだ一日だった。疲れたが面白かった。 ビールのみながらテレビみながら明日出発の荷造り。 はー、短かったなー。


2007/1/4
台湾2日目。

今日はそのツアーの市内観光で、 朝からあちこち行く予定だったのだが、 ちょっと面白いもの見られるから10分早く集合しましょう、 と、昨晩荘さんにいわれてたのだが、ちょと遅刻。 ごめんなさーい。というわけで8:55分ぐらいに出発。


忠烈祠の本殿

まずは忠烈祠(ヂォンリエツー)へ。 忠烈祠は大戦時の戦死者を祀っているところらしい。 毎時衛兵の交代式があるらしいのだが、 これが見ものだそうで、それに間に合うようにと早く出たのだが、 到着してみるとちょうど交代の最中だった。

この交代ってのが20分ぐらいかかる儀式ですごい。 で、交代して立ってる衛兵さんってのが、 まばたきひとつせずにじーーーっと立ってる、 ってのが、見ものらしいのだな。


衛兵さん♪

奥に観光客がわーって集まってるなーと思ったら、 ちょうど交代が終わって、勤め終えた衛兵さんがもどってくるとこだった。 その歩き方がカチカチしていておもしろい。 一糸乱れず歩くすがたは芸術のよう。すげー。

その後すぐ近くの故宮博物院へ。 北京の博物院は文化大革命のときにだいぶ収蔵物が破壊されたらしく、 台湾の博物院蔵のもののほうが貴重なものが多いそう。 今回の旅行でもまず一番来たかったところのひとつ。 また、丁度改装が終わる寸前でほとんどの展示が新しくなってるし、 特別観覧として北宋の青磁器もだしてくれてるとか(めちゃ貴重)。

一番の観光地なのでやっぱりめちゃめちゃ混んでる。 限られた時間では見れない (ルーブルほどではないらしいが、3日はかかるそう)ので、 荘さんが機転を利かせて、 空いてるところから足早に見所だけを見せて行ってくれる。

北宋の青磁器。 陶器等にはあんまし興味ないのだけれど、 これはなんか神々しいほどの存在感があった。 透き通るような白青。美しい。 造詣もシンプルで無駄がないが、 完璧なんちゃうかというような形してるし。すごい。

書き出すときりがないので省略するけれど、 もっと昔の時代の青銅器 (紙がなかった時代だから、契約文書とかが彫られてる)とか、 どうやったらこんなんつくれるのかわかんなくらい複雑な象牙細工、 虫眼鏡でみないとわかんないくらい細かい彫刻、 たかだか1×2cmぐらいに10の道具がはいる細工、 有名な珠から掘り出した白菜とこおろぎとか、 見所満載すぎて、こりゃ3日かかるわーて感じ。

とにかく人が多いので大変なのだけれど、 もっとゆっくり見たかったけれど、それはまた今度の機会(いつだ?)にして、 約1時間半でわーっと見て回る。荘さんご苦労様。


小龍包やらなんやら

そのあとに昼ごはんということで、 ま、日本にもあるが(高島屋に入ってるらしい)、 小龍包で有名な「鼎泰豊」本店へ。ここまた激混み。 しかし荘さん、どういう手を使ったのだが、あまり待たずに着席。

あらかじめ決まってたと思うのだけれど、 前菜をつまんでるとつぎつぎと蒸篭が運ばれてくる。 小龍包、蒸し餃子、エビ餃子、野菜餃子、 酸辛湯のような卵スープ、チャーハン、シュウマイ、青菜炒め。 どれもこれもがウマい。あー、ウマい!ウマい! ガツガツ食べてしまう。太りそう・・・・芝居の役作りあるけど・・・ま、 いいか(^^ゞ。

すっかり満腹満足になって、 いい気分のまま次に龍山寺へ。 これまた絵に描いたような見事なお寺。 お寺としては大きくないそうなのだけれど、 地元の信仰を集めているそうで、すごく賑わっている。 熱心にお祈りしている人も多く、地元の人が多い。


龍山寺

なんでも台湾は信仰心厚いひとがおおく、 あまりお賽銭とかはしないそう。 でもそのお寺の信者さんが大層布施をするらしく、 それで運営をまかなってるとかで、 お線香もばんばん配ってるのよね。 なんで、7本もらって (このお寺には線香を刺すとこが7箇所ある)お参り。 いろんな神さんがおるのねー。 とくに商売と芸術の神さんに祈っときました(笑)。

また、ここ台湾ではおみくじ引くのに面白い作法があり、 お願い事とか名前とか生年月日とか出身とかを念じてから、 「神杯」とよばれる三日月型の2つの木片をえいやっと投げて、 それが裏表に3度連続になったら、 よーやく神さんが「くじ引いてもえーでー」というたことになるらしく、 100本ある束から1本引くと。 んでから、またその神杯を3度投げて裏表に3度なったら、 「そのくじでえーでー」ということになるそう。 なんて手間のかかる(笑)。 でも熱心にやってる人結構いるのよねー。へー。

ま、おおらかやなーと思うのは、 神さんのどの返事も「ダメ・アカン」とか「OK、いっとけー!」ってのはなく、 「悪いかもねー」とか「いいと思うでー」ぐらいのニュアンスなんだそうであること。 断定しないところがニクイ(^^ゞ


蒋介石像

その後この台湾(中華民国)の最大の功労者、 総統・蒋介石を祀ってる中正紀念堂(ツォンツェンチーニエンタン)へ。 彼の子供が全国民の3日分の給料を徴収してつくったそうなんだが、 めちゃめちゃでかくて立派。青い屋根が綺麗。

ここで偶然また例の衛兵交代式に出くわす。 ちょうど最初ぐらいから見れたのでラッキー。 きびきびした動作が気持ちいい。しかし見られててなんもおもわんのかなぁ。 最終的には交代したひとたちがカチカチあるきながら(結構ゆっくりなのよ) 去っていくわけなんだけれど、 さいごのほーになってから、いきなりすたすた歩き始めたのはオモロかった (でもきちっと揃ってる(笑))。 この衛兵交代式には人よけとか雑用する人が一人ついてて、 交代でビシっとたった衛兵の服の乱れや姿勢、 その他もろもろをまるでショーウインドウのマネキンのように姿よく正すのが面白かった。

その後、ま、ツアーなのでーてのもあるが、 DFSやギャラリア、台湾民芸品店とかに連れて行かれる。 ま、お土産にいいものをちゃっちゃと購入して、今日の市内観光は終わり。 かなり盛りだくさんやったなー。

もうすっかり夕方。しばし宿で休んでから、もういっちょ!ということで、 台湾の夜の名物といえば夜市に出かける。 あちこち夜市はでてるようだが、一番大きそうな、 士林夜市(スーリンイエスー)へ。 ホテル近くのMRT(地下鉄というか地上も走る鉄道)の駅から2駅。 鉄道は近代的でちょっとヨーロピアンで綺麗。

荘さんが最初に言ってたけれど、 台湾の人って同じ中国人でも大陸の人よりおおらかだし、 何より日本びいきであるらしいからかもなのだが、 電車で降りる駅のとき 「夜市はこの駅ですよー」と声掛けてくれたそう (しかも日本語)。 ま、戦前の事情もあるから日本語はなせる人多いのはわかるが、 逆のこと考えてみると、なかなか出来ないよなぁ。 いい人たちいる国やなぁ。

なんていってるうちに到着(劍潭站)したので駅から降りると、 すぐ左側が士林市場。斜め前方には夜市がわーっと見える。 お祭りのときの屋台の軒並みと原宿あわしたようなとこ。


士林夜市を歩く

とりあえず通ってみようということで、 ずんずん入っていくが、 ただでさえ狭い路地の両側に店があって、 さらに道の真ん中にもえんえんと露店が続いてるので、 人通りがしにくいったらありゃしない。 でもいろんなものが激安で楽しい。 また露店もてんでばらばらの店種なので見飽きない。

ベビーカステラやら肉まんやら謎のもんとかを物色しながらぶらぶら。 こりゃ台北に買い物目的で来ても楽しいだろうなぁ。 背格好は日本人とかわんないので、着れる服多そうだし。 個性的なの多いし(へんなのも多い(笑))。

一旦ずるずる歩き回ってから、腹も減ったなーというので、 先ほどの駅前の市場のほうへ。 ここも屋台のような店舗がわっさーとあるとこなので、 読めるような読めないような漢字を見回しながら、 店頭で作ってるものを見回しながら、 食べてる人のものを見回しながら物色。

結局広東粥のお店をみつけて入る (だって妙なもん両親食べないかもしれんからなぁ)。 優しくておいしいお味。 熱狗(ホットドッグ:ただしパンじゃなくて米、 しかも高菜みたいなんがはいってて多分蜂蜜かかってて、 甘辛くてウマい)をかじってみたり、 謎の玉子焼きのようなもの (結局は卵スープをかなりもちもちにまで片栗で固めたような、 お好み焼き状のもの)を買ったり、 父が串焼きの鳥を物色したり。

あと、とんでもなくうまいなーと思ったのが、 あちこちにある生果物でつくるジューススタンドの苺ミルク! その名のごとく苺とミルクしか使ってないのだが、 これが甘くてうまーーーーーー!! ちゃんとシールした容器でくれるので、 ストロー突き刺してちゅーちゅーしながら歩けるし、 量もめっちゃ多くてお得。だいたい40台湾ドル(150円ぐらいか)。

などなど、夜市および夜の市場は食のパラダイス。 これもまた来ないとなー。あちこち別のもあるしー。

もうだいぶ夜遊びも過ぎたので夜もとっぷり更けたので帰る。 あー、雨降らなくてよかったわー。満喫満喫♪


2007/1/3
さて、今日から台湾にいくのだ。 なんせ両親は海外旅行したことないので、 連れて行く(付き添う?)こっちにもかなりの不安が。 飛行機でしょ、飯でしょ、コトバでしょ。不安は尽きないが。 関空で落ち合った2人はやたらとテンションが高い(^^ゞ

ちょっと混み気味なのでさっさと搭乗手続きをして、 国外へでてしまう。 荷物の検査、かなりシビアになってるなー。 ベルトはずすのめんどくさー。 それでもすんなりと国外へでる。

搭乗までの時間、免税店を物色。 といってもとくに買うものはないが、 普段見ないものとかをあれこれ見るのは楽しい。 ま、香水をいろいろ試すのは好きだし。

そのうち搭乗時間が近づいたのでゲートへ移動。 ちょうど箱根駅伝をやってたので、両親は食い入るようにみてる。 乗るのは長栄航空(EVA AIR)。 なーーーんだか、見覚えある会社やなー(^^ゞ

そのまま時間になって搭乗し、機上の人となる。 なんせ初めてなので、 両親はあれやこれや珍しいのと不安なのかが混ざって騒がしい。 でもよく見てると実家でやってることとかわらない(笑)。 落ち着いてくるとモニターをいろいろいじったり、 機内食をあれこれいいながら食べてる。 思ってたより普通なので一安心。

・・・・・・

といってるうちに台北へ到着。 近いもんだ。3時間ぐらいだもんな。 機長の操縦もウマく、着陸もスムーズだった。 飛行機をでて、ふと感じる、懐かしい感じ。 「あー、中国圏にきたなー」って。 独特の匂いがあるのよね。 思い出すのは広州に到着したときのことか。 あそこまでは湿度高くないけれどな。 思っていたよりも寒い。曇り。

入国もスムーズ。 台北の桃園国際空港(なんて夢のある名前)はすごい綺麗。 関空と変わらん、でかいし。 出迎えのところまででていってツアー会社の担当者を探す (そう。今回初めてツアーというものを使ってみたのだな)。

ほどなくして声をかけてくれたおじさんが一人。 僕らがイメージする中国のちょっとこぎれいなおっちゃん像を絵に描いたような人。 荘さん、とおっしゃるそう。日本語上手い。 彼につれてもらって車で台北市内へ。

車窓から見る台湾の景色、街並みは、 今と昔の日本、そして最近の中国本土を混ぜたような感じ。 意外に南国っぽさがない。ふつーだ。 沖縄より南だから、そんな南国っぽさを想像してたんだけれどなー。 ま、この季節はほとんどが曇りか雨。今日も小雨。 だから全体にどんよーりしてるせいなんかなー。

街に近づくにつれ、 荘さんがいろいろ話をしてくれる。 最近の台湾のことから、日本との関係のこと、 物価のこと、言葉のこと、そして見えてくる街の名物のこと。 遠くから見ても台北101はめちゃくちゃ背が高い。

台北市内に入ると、おーさすがは大都市だという感じ。 日本の都市との違いはビルの感じぐらいかな。 なんかちがうのよね、窓の感じなのか、なんなのか。 ごちゃっとしてるのよね。

まずはお茶屋さんによって休憩。 久しぶりにちゃんと淹れてもらう中国茶はどれもおいしい。 やっぱり濃い目の凍頂烏龍茶はウマいのー。 そのままホテル(富都大飯店:フォーチュナーホテル) に連れて行ってもらって、明日のことを確認して解散。 荘さん、明日からよろしくね!

しばらく休憩してから街へでる。 台北市内の中心部からちょっと北よりの場所だが、 にぎやかなで便利な場所。ちょっといくとレストラン街もあるし。

何を食べたいかということになり、 もともと来る前から食べたかったのはフカヒレ等々だったので、 ホテルからわりと近くにある 「欣欣魚翅坊」へ。 リーズナブルだそう。

店に着くとさすがにその筋には(どの筋?)有名なのか、満員。 ま、大半は観光客のよーだが(^^ゞ。 少し待つとテーブルに通してもらえ、何を頼むか考えること少々。 お得なフカヒレとアワビとロブスターのセット(どんなけ食うねん!) があったので、それを頼む。

まずは前菜と台湾ビールで乾杯。いやーお疲れ様でした!

まずはフカヒレ。 ま、一度は食べてみたい食材よねー。 本当はどーんと大きなフカヒレの形したやつを食ってみたい気もするが、 まずはどんなもんか知りたいしな。 土鍋にぐつぐつ煮立てられたもの登場。 姿はちっさいけれど、フカヒレがいっぱい入ってる、わお! ま、フカヒレ自体はひれだから味はないが、 食感がいいなー。またスープもウマいし。両親も大丈夫そう。


アワビ〜〜♪

ほどなくアワビ登場。切ってくれてある。 これがでかいのだがやわらかく煮込んであってウマー! たしかにアワビなのだけれど、こんな柔らかいのははじめて。 歯の悪い父も大丈夫そうで安心。感心してるし。

んでから店からのサービスという、 たぶん豚骨スープで煮た白菜とフカ、豚肉等のはいった煮物。 チャーハンとか焼きビーフンとか。

んでから、次にロブスターの包み焼き。 何も特別してなくて包み焼いただけだとおもうのだが、 身がほこほこしていてウマい。ぷるぷる感がたまんない。 ミソの部分も大好き。あーーーウマいなー。

で、最後にコーヒーとデザート(うすいおしるこみたいなん)で締め。 満腹、これ以上食えません。 残すのが嫌いな両親なので (これは中国圏に連れてきた唯一の失敗かも(^^ゞ) 残りを全部さらえたので、腹ぱんぱん。わお。

店をでて、ちょっと小雨降るなか、 ホテルまでの道を町を見物しながら帰る。 商売人の街なのか、ほんといろんな店がある。 その間をぬって小さな屋台がたくさん。 いやー、見てるだけでもわくわくするなー。

宿にもどって部屋呑みして寝る。 明日から楽しみ。


2007/1/2
明けて2日目。珍しく今年は実家に帰らない、 というのも明日から家族で台湾いくので(えへ♪)、 だから一日ぐうたら。

しかし旅行の準備や、一日ぐうたらすんのもなんなので、 ちょっと大阪に買出しに。 ひとつはウェッジウッドのイヤーフィギリン(干支の置物ね)を買いに。 ひとつはもうだいぶぼろぼろになった小さめのキャリアを探しに。 正月なのでハービスもヨドバシもえらい人出。酔いそう。 必要なものを見つけてとっとと帰る。

帰ってから、そうだ!やっとくこと思い出した!

昨年春先からずーっとあごひげ伸ばしてた (まるでアラジンに出てくる悪役のよう)のだけれど、 これで「書き初めする」と言ってたのだなー。へっへ(笑)。

そのまま(あごにつけたまま)書くのは難しそうなのであきらめ、 切った髭を割り箸(笑)につけて即席筆をつくる。 長いし少ないので腰のないもんだけれど、一応筆になった。 さて、なに書こうかなーと考えた末、 やっぱり書き初めというと「初日の出」。 それでは芸がないので、毛にちなんで「初毛の出」と(笑)。 まぁまぁうまく?書けたっしょ?


毛筆(笑)

書いた♪

しかし後で気づいたのだけれど、 書いてるときに墨飛ばしたらしく、壁紙に黒い点々が・・・・あわわ。 慌てて吸い取るが取れない・・・ありゃりゃー。どうしようかのー(T_T)

と、とにかく、明日の準備しないと・・・・。


2007/1/1
皆様、あけましておめでとうございます。 旧年中は本当にいろいろお世話になりました。 ありがとうございました。 今年も何とぞ宜しくお願いいたします。

完全に朝帰りだったので、 昼ぐらいまで寝る。夢は見ず。 テレビも特におもしろくなく、何をするでもなくゴロゴロ。 夕方からちょっと出かけて買い物したり、飯くったり。

桃鉄オモロい!



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