〜 過去の日記 〜

Jan 11 - 20



2005/1/20
夜、今月末のNさんとのライブのためのリハ。 言われるままに新大阪へいってスタジオのある場所まで行く。 KOKOPLAZAという建物は割りと最近できたらしい公共の施設。 青少年の芸術活動をうんぬん・・・という目的で作られた施設らしいけれど、 不必要なぐらい立派ですなぁ〜。 音楽練習室からレコーディングスタジオ、劇団とかが使うための練習室、 プロデューサ室(?)、マルチメディア室(こういうのん好きよねぇ、お役所は!)・・・などなど。 さらに驚いたことにユースホステルまで併設してあるし、なんて施設や!

確かに綺麗だし、料金も安い目でいいのだけれど、 こんなけ土地取ってるんやったら、もっとたくさん設備いれられたんちゃうかなぁ? ってのと、聞いたところによると利用するのの手続きが結構面倒だそう。 なんでも予約などは電話でできるそうなのだけれど、 実際に利用する日の数日前にいってなんだか書類書かなければならないらしい。 しかもそのとき料金を払えるのかというとまたそうでもなく、それは当日らしい。 なんでこんな面倒なことになってんのや? 青少年の・・・ってな大層な建前掲げてる割にはこのあたりが全然コンビニエントじゃない。 どうして役所関係ってこうなんかねぇ。 ぼくの近所の区役所はもうちょい便利やでー、ホンマ。

ま、そんな文句はさておき、Nさんとのリハ。 ちょっと遅れて着いたので、Nさんと久しぶりなS田さんが練習開始してた。 そこに混じらせてもらう。 実はNさんとはこれで2度目の顔合わせで、 去年11月にUSHがBigCatでのイベントに出演するのに、 その主催者であるキタのThirdStoneってお店のマスターに挨拶と、 そのとき一緒にやろよーって声をかけたMちゃんと顔合わせのためにそのお店にいったとき、 たまたまNさんが横に座ってた偶然から始まったのだった。 彼女もそのときたまたま連れて行ってもらってたらしく、 なんて偶然なんやろーってお互い(笑)

音は聴いてたものの、ピアノとのDUOの形になるのでずいぶんアレンジも変わってしまうし、 第一ぼくが曲とか歌を全然憶えきれてないので、どういう感じで入ろうか〜といろいろ思案していたが、 Nさんが提示してくれるヘンテコ(笑)なイメージ(だいたい擬音語・擬態語が多い(笑)) のおかげで、 彼女の思ってるぼくの役割の感じをなんとか掴めたので、 何度か曲をやりながらぼくなりにそのイメージを作り出していく。楽しい♪ なかなかすぐにはイメージ通りにはならないけれど、「そうそう!」と言ってもらえたときはうれしい。

ライブでやりそうな曲を次々と。4時間ほどみっちりリハをした。 昨日に続いてリハみっちりは結構しんどいなぁ〜。体より頭が 疲れる〜。

Nさんの歌はいろんなイメージに満ちているけれど、 「あーこれはクラリネット欲しいなぁ〜」とか「笛やなー」とか思えるやつがある。 クラリネット、吹けたらいいなぁ。昔はあんまり好きじゃなかった楽器なのだけれど、 最近はあの音がとっても好き。だれか楽器くれへんかな〜(笑)


2005/1/19
このところ寒いので外に出回らない(ま、他にもいろんな理由あるけど、 とにかく外へあんまし出てないなぁ) ので家でいろいろ用事をしてるわけだけれど、 なぜかふっと曲想が浮かぶことが多く、 それがJazzっぽいやつだったりFUNKっぽいやつだったり、 POPだったりなんだらかんだらとりとめないのがタマにキズなんだけれど、 とにかくなんか思いつくことが多いので五線紙やピアノやMACくんに向かって作曲作業をしたりすることが多い。

しかし思いついたときって「おお、えぇ感じやないか」とか思ったりするんだけれど、 打ち込みとかはじめるとなんかイマイチになっていく。 というか、きっと思いついたときのその感触を音として現実にペーストするときに、 その”思った感じ”がうまく再生できないのと、 思いついて頭のなかでイメージが膨らんでいくとともに、 思いつきのスタート地点を忘れてしまって、「あれ?最初どんなんやったけ?」てなんてなってる(苦笑)。 だから、曲つくるのうまい人ってほんと感心するわぁ〜。 ぼくも一年に一曲くらいまともなん作れたらいいのになぁ〜。

で、夜というか夜中、来週27日にある楽しみなライブのリハ。 今週はリハばっかやのー。 Tっちゃんの好きにさせてーっていう名目のライブなので、 Tっちゃんがやりたい曲のオンパレード。 音資料と譜面をもらってたけれど、これが難しいのなんの。昼に練習してたけれど吹かれへん(苦笑)。 でもJazzからLatin、アルゼンチンのやつまであって面白い。

夜中のリハって普段起きてる時間でもなんだかくらくらしてくる。 ややこしいことばっかなのもあるけれど、やっぱ身体はもうお休みの時間なのかもねぇ〜。 ま、それはさておき汗(主に冷や汗か?)かきながらのリハ。 Tっちゃん、A玉さんとはいろいろやってきたけれど、T下さんとはちゃんとやるのん初めて。 このトリオ強力やなぁ〜。なんでも来いやもんなぁ。ぼくついていくので必死。 3時間ばかしのリハ。めちゃめちゃ疲れた〜〜。あーしんどー。

しかしこのライブ、きっと面白いと思う。 もう超盛りだくさんやもんなぁ〜。TっちゃんMCしたりすんのかなぁ(笑) ちゃんと復習しとこっと〜。


2005/1/18
友人がいけなくなったのでぜひぜひ、と譲ってもらって氣志團のコンサートに。 昨年末にギターの人が怪我をして(なんかえらい怪我やったような記憶が)、 そのために年末のツアーの大阪公演が延期になってしまったらしい。 氣志團のことはほとんど前知識なし。 ガクラン着て、リーゼントの、なんだか応援団のよーなロックバンドだったっけ??程度(^_^;)

大阪城ホール前はもう人でいっぱい。 でも普段の大物コンサートと違うのは、 なんだか僕の世代的にはめちゃ懐かしい風貌の人たち(特攻着てる人とかね)がいること。 なんだか「おお!」っていうより微笑ましく思えてしまう。

昨年末のツアーの振り替え公演ということもあってか、 満席ではない状態でスタートしたにもかかわらず、のっけからホール内はハイテンション! 最初こそ、どないやねんって思ったけれど、なんのかんのでオモロイなー(笑)。 ちょっと族風のロックバンドかって思ってたけれど、実は楽しいポップスバンドなんやなぁー。 コンサートいうよりショーみたいで出し物も満載。 80年代テイスト満載なんがわらえる。 というかねぇ、出し物の運びかたも昔おったさるバンドMとめっちゃ似てる、なんか恥ずかしー(笑)。 自分らもあんなんやったんかな、わはは

最初はなんだか引き気味だった僕も最後はえらい楽しんでしまってた、いかんなぁ〜(笑)。 こういうんて好き。でももっとライブ風にロック調満載でってのがいいな〜、勝手なイメージだけど。


2005/1/17
震災10年目の日。もう10年経ったのかーという思いがふつふつと。 10年というとめちゃくちゃ長い時間だけれど、 震災ということに関してだけは未だについこの間のことのよう。 さすがに体全体が震え上がるような恐怖は感じなくなったけれど、 遠くに近くに聞こえるサイレンだとか、間近に聞こえるヘリの音とか、 そういった音から記憶の底に潜んでいるあの感覚が甦ってくる。 昨年末の新潟の地震の時の映像をみてても他人事ではない感覚だった。

今年も同じように朝三宮の東遊園地へ。 始発電車でいくと結構ぎりぎりなので慌てなくてはならないのはちょっと残念。 雨がしとしと降っているてみんな傘を指しているため、 「1.17」のろうそく文字の周りはいつもよりかさばっている。

すぐに黙祷の時間がきた。 その時間に合わせて、雨はふっているけれど、傘を閉じて黙祷。 この時間だけは上空を飛んでたヘリもいなくなり、 照明もおとされて、ざわめいていたこのあたりも静かになって、 落ち着いてお祈りができる。 いろんな景色がまぶたの裏を行き来するけれど、それは追っかけない。 ただ静かに祈るだけ。

終わってからもしばらくろうそくの火のまえでぼーっと。 ぼくは特に個人的におおきな被害にあったわけではないから、 ここに来るだけで息苦しい・・・とかそんなことはないけれど、 せめて今日だけはいろいろ思い出したり、想いを馳せたりしたい。 ろうそくを眺めながら当日や当時のことをゆっくり掘り起こす。 はっきり憶えてるけれど、やっぱり少し遠くなってしまったな・・・。

遠くなっていくのは仕方ないけれど、だからといってイベントとか慰霊祭とかが大事なんじゃなくて、 忘れないこと、つたえていくこと、何より生きてること生かされてることに感謝するってことを大事にしないとあかんよなぁ。 当事者たち以外にはほんと形骸化していってるようで悲しい。 テレビとかでも見るように、全然知らない世代の子供たちもいるわけだし。


夜、Mさんとスタジオにはいって練習。 いまはライブをやるのも大事だけれど、DUOだからこそ、僕らだからこそできるようなことって何?ってのを模索したいのだ。 だからスタジオにはいっていても、ほとんどしゃべってばっかり(笑)。 考えられても、実際に演奏するのって難しい。イメージだけじゃーできないなぁ。


2005/1/16
映画「五線譜のラブレター(原題 De-Lovely)」を観にいく。 これは作曲家Cole Porterの半生を彼の音楽でつづった映画だそう。 普段演奏やってて誰々の曲ってのを意識することはほとんどないけれど、 先日I田さんやM口さんとやったときがこの映画の特集ということで、 彼の曲ばかりを演奏したけれど、普段何気なくやってる曲の中に彼の曲が結構たくさんあったりして、 「え?これも?これも?」って感じだったりする。

さて映画はミュージカルの舞台仕立てで始まるんだけれど、 もう最初っから引き込まれまくり。やっぱり彼の音楽に実は慣れ親しんでいるからかも? というのと、それぞれ演奏(主に歌ね)してる人たちがどれもいい。 コステロにシェリル・クロウ、アラニス、ナタリー・コールなどなど。 しっかしえぇ曲ばっかりよなぁ。ほんと。 映画好きがいっても音楽好きがいっても満足できる出来やないかな?

で、一番思ったのは歌詞のこと。この曲ってこんな歌詞やったんや?ってのの目白押し。 不勉強なのがいけないのはもちろんだけれど、 やっぱり普段、歌詞はなしでメロディーだけでやってるので、 その曲のイメージ=その曲のメロディーとハーモニーてなってしまってるけれど、 その思っていたイメージと歌詞が全然ちがってたりしてる。 これってもしかしてとってもアカンことなんやろなぁと。 確かに演奏そのものを問うならば、そう気にしなくてもいいのかもしれないけれど、 曲を重んじる場合はそうはいかないと思うし。 歌手の人たちがいろいろ考えるように、ぼくらも考えたり知ったりしなければならないと、 強く思った。

で、また映画に戻るけれど、ストーリー(って、まぁ半生ですわな)よりも、 その連れリンダとの関係であるとか、そこでできてくる曲であるとか、 そんなとこにほんと目と心奪われた。 その人を少し知れば、その曲がどういう思いなのか、もうすこし分かるような気がしたし。 ほんま、たまんなくえぇ曲あるよなぁ、”So In Love"とかたまらんもんなぁ(T.T)

それと良かったのが主演のKEVIN KILINEが自身で演奏してる曲がたくさんあったこと。 役者さんなのにちゃんと歌って演奏するなんて・・・ほんますごい。 またこれが上手くはない(失礼な言い方だけれど)けれど、めちゃいいのよね。 ほんとCole Porter本人がそうであったかのように錯覚するほど。 改めて役者のすごさを思い知った。素晴らしすぎる。

ってな感じで今年一本目の映画はとってもえぇ映画やった。 みなさんもぜひぜひ。


2005/1/15
見原洋子@京都陰陽(ネガポジ)

寒い!朝から寒い!こんなんで京都行ったら死んでまうんちゃうかーとか思いながらも京都へ。 地下鉄から外へ出ると雨だわ寒いわ、どないしょうもない(T.T) お店へ入って早速準備。今日も定位置に楽器をずらっと配置してやりやすいようにセッティング。 みんなのセッティングやPAの準備ができるのを待ってサウンドチェックとリハ。 リハは先日のスタジオで出来なかった曲とか新曲とかを。 うんうん、いい具合。 終わって近所へご飯をたべにいく。

で、本番。今日は2部に分けてのライブ。 いつもと同じように、M原さんの歌はほんと気持ちいい、というか沁みてくる。 だからついつい彼女に向かって演奏してしまうのだが・・・。ま、それはそれでいいか。 久しぶりに人前でフルート吹くのは緊張するしー(苦笑)。 新曲もとってもえぇ具合で、僕は歌詞も気に入ってるし、演奏しててとても気持ちがはいる。 なんか安らぐのよね、やってて。

今日は珍しいことにアンコールがなかったので、笛を吹く機会がなかった。 一番緊張する時間がなかったのはほっとしたけれど、ちょっと物足りないー。 あー、また早くライブしたいなー。


2005/1/14
夜、梅田でI田さんやM口さんとお仕事。 なかなか珍しいことかもしれないなぁー仕事なんて(笑)。 今日は映画「五線譜のラブレター」公開記念ということで、梅田の某ホテルでちょっとした演奏を。 だからこの映画の主旨にそってCole Porterの曲のオンパレード。 映画で使われてる曲のリストをみて「へー、この曲もなんかー」なんてひとしきり感心したり。

で、演奏は1Fにある喫茶の隅でやったのだけれど、めちゃ音がまわるのでびっくり。 慣れるまでちょっと時間がかかった。でもステージはあっという間。 2回やったけれどほんと短い時間だったので、演奏した気がしない。これって病気?(笑)

終わってから「なんでエレキギターのジャーンという音はあんなにしびれるのか?」とか 「エレキギターをかっこよく壊す方法」とか、 ほんまにどーでもいい話でT安くんと盛り上がりまくった(笑) たまになんでもいいから破壊したいときってあるよねぇ〜(え?ない?)


2005/1/13
オフ。一日家にこもる、というか昼頃からどーも熱っぽい。 MAC君の前でUSH用の曲つくりの構想に時間を費やすが、いいアイデアでない。

このところ震災10年目を前に昔の番組の再放送や特集番組をたくさんテレビでみかけるが、 やっぱり民放とかのタレントよーけでてくるような番組は全然違う。なんか悲しい。 昨夜夜中にやってたやつは長野の田中知事とかでてて、それはよかった。 当時の番組の再放送もやってるけれど、ほんま、なんともいえない気分になる。 当時ああやったんかなぁ。 別の番組に変えたくてもついついそういうものばっかり見てしまう。 感覚的にはだいぶ薄れてしまってるけれど、まだまだ忘れられんもんやな。 世界の危険度は上がってるしな。


2005/1/12
昼から今週末のライブ用にM原さんのリハ。久しぶりのメンツ(除くP氏、よく会ってるもんな(笑))。 ほんと年が明けてから楽器触ったりするのをサボってる(ほんまアカン!)ので、 今日も体が久しぶり〜って感覚。フルートなんてめちゃ久しぶりやもんなぁ。

新曲を含め、前の曲のおさらいとかとか。 新しい曲はやりながら、メンバー各々が感じたイメージをまとめあげてアレンジしていくけれど、 そういう作業っていつやっても楽しい。出来上がってくのが見えるから。


2005/1/11
夜、親しいメンバーと新年会。 梅田はいつ来てもにぎやか。というか人めっちゃ多い! うどんすきなんかを食べる。暖かいものはおいしいなぁ〜。でも外めちゃくちゃ寒いー。



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