〜 過去の日記 〜

May 21 - 31



2004/5/31
いよいよ出発の日。朝からちょっと近所のスーパーとかに買い物いったりしてなけなしの土産を買い、パッキング。 ずーーと部屋の掃除をしてくれていたおばちゃんに別れをいってチェックアウト。 こういう段階になるとちょっぴり寂しくなるのって、人間って都合いい動物やわぁ(苦笑)。 今日一緒に出発するのは、P氏、AゆAゆ、魔H、Hやん、S選手。

バスで空港まで送ってもらう。 来たときは夜だったので、空港から街までの景色がぜんぜんわからずじまいだったのだが、 昼にハイウェイをひた走るバスの車窓から、へーこんな景色やったのかーと感心。 あちこちに路線バスの到着をまつ人の塊がある(みんな陰でぼーーっと座っている)。

空港はなんか記憶よりも近代的で、ちょっと可愛かった(笑)

早速チェックインをする。 みんなすっすとチェックインできたのだが、 魔Hのときパスポートにはさまれているはずのビザがなくて、 探しても全然でてこなくて、彼はみるみる顔に縦線が(笑)。 やっとこさでてきたビザを係官に見せると、意外に彼が「NO」と!! おや?なんか手違いかな?と思って眺めていると、 まだかばんのなかをごそごそして背中を向けている魔Hに向かって係官がにやっと。 どうやらからかってるらしい。魔H以外の人間は即座にわかったのだが、 当の本人だけがわけわからずパニくっている(笑)。

改めて係員にかけあうが、彼は「これじゃだめだー」の一点張り(笑) あぁ、魔Hで万国共通、誰が見ても分かるいぢられキャラなのね、わはは。 5分ほど押し問答(もう魔Hは必死。だって出国できなかったら、もう帰れないもんね)した挙句、 係員がじつは冗談でーす、みたいなジェスチュアをして、魔H、超脱力・・・・わははは、この一幕おもろすぎ! 最後までCUBAにたたられる魔Hなのだった(笑)

出国審査のところで、キキさん、レグラさん(ずっとSDS担当だった方、素敵)とお別れ。ほんとにありがとう! 無事みんな出国し、手荷物検査も通る。 しばらく待合ロビーでぼーっとしたあとに搭乗。キューバ滞在、長かったのか短かったのか、 いろんな思いがすーーっと頭をよぎる。

飛行機はターミナルを離れ、滑走路を走る。 驚いたことに走りながらずんずん加速し、滑走路端のU字ターンも加速して曲がって、 そのまま滑走路をずんと走って離陸。こんな乱暴な操縦する奴初めて! もしかして空軍出身?(笑)

メキシコのメーカー
BIMBOですか(苦笑)
感慨にふけるひまもなく、空の上。 今日も空の高いところにうすーーーい雲が広がっているのが素敵。 で、ちょっとぼーっとしているうちにキューバの島が切れて海の上。 さらにもうちょっとたったらすぐにまた陸が。もうMEXICO。近いなぁ。

往路とおなじコースをたどってカンクーン着。 10日ほど前にみた景色と同じ景色なのに軽いデジャブを覚えながら空港の外へ。 タクシーをつかまえて今日の宿へ。そう、飛行機の都合上今日はカンクーン泊。 といっても半日ぐらいのめちゃ短い滞在。

空港から街まではほんとジャングルの中みたい。 しかしお店がたくさんあるし、見覚えのあるチェーン店とかもある。 あー、明らかにCUBAとは違う国やなぁという感じ。

30分ほどはしって綺麗な街の街角で下車。ホテルに到着。 とおされた部屋もなんかやっぱり綺麗。ハバナのホテルもよかったけれど、 なんかどこかが違うのよねぇ。手のいれようなんかなぁ?

さっそくみんなですぐ横にあるスーパーに買出しに。 店に入ってみんなため息。だって商品棚に溢れんばかりの商品あるんだもん。 キューバほんまにモノないんやなぁ。 ビールにおつまみ、ジュース、いろいろ買う。 日本で数百円払ってのんでるコロナビールは一本30円ぐらいやった、なんじゃこりゃー! さんざん買ったのに、全部で$11ぐらい、安い!

宿にもどってAゆAゆの部屋で宴会。なんじゃかんじゃとしゃべるが、 みんなお疲れなのか夜中になるまえにダウン。ぼくも寝る。だって明日めちゃ早起きやしなぁ。


2004/5/30

綺麗・・・・・♪
今日は丸一日滞在できる最終日。 まだ残る人もいるけれど、全員揃うのは今日が最後になる。 とのことで、予定もないし・・・・海へ!! 有名なのはバラデロというところらしいのだが、ちと遠いので、 割と近所だけれども綺麗というサンタマリアへ。

特に腹壊してた組は宿の近所をうろうろするばかりだったので、 最初は珍しかった旧市街の建物やタクシー、風景なども、 そりゃー10日もおったら飽きるっちゅーねん!って具合になってきていたので、 違う景色を見れるというのはうれしいもんだ。

途中すごい具合の乗合バス(といかトラック?)を見た。 荷台にいったい何人のってんねん!っていうくらい乗ってる。 バスとかの交通網の時刻ってのがほんとに定まらないため、 来たらとにかく乗ってしまえ!形式らしく、ぎゅーぎゅー詰めなのだ。 でもそれでも嫌な感じはなく、なんだかしんどそうだけれど、楽しげ(実際はちがうだろーけど苦笑)

バスに揺られること30分ほど、サンタマリアへ到着。 ちらっとのぞいた海は絵に描いたようなエメラルドグリーン! 沖縄も綺麗けどここも綺麗なぁ〜〜。 キキさん(あ、ずっと世話してくれてる通訳の人、めちゃオモロ、寺尾聡に似ている)は 「いやー、ここもいいですけド、バラデロ、もっとイイですネ」っていうてる、くやしー! それでもこう、違う土地にきて、こんな開放的な景色、 というかキューバきて初めて「あ、実はリゾート地なんかー」と実感したんだけれど、 いやー、海、いいねぇ。おなか壊してるのもわすれちゃうほど。

まだ午前中だったので、それほど日差しは強烈ではなかったので、 みんな水着姿になって泳いだり、日向ぼっこしたり(S介くんとTくちゃんは焼き比べしてた)、 思い思いにすごす。開放的な空気のとこで飲むビールは美味い! 海も遠浅で結構沖までいっても足が届く、さらっとした海水で気持ちいい! あー、生きててよかった♪

日向ぼっこしながらビールのんで、飯くって、えー気分になってたら寝てしまった・・・・。 これが失敗!このときは気にならなかったが実はこれ焼けすぎてしまって (しかも日焼け止めもサンオイルも塗らずだったのだ)、やけどの一歩手前になってしまった。 普段ならないようなまっかっか・・・・ありゃりゃー(:_;)

しかもやっぱり途中でおなかが痛くなって・・・・。トイレ探すが・・・ないない(:_;)。 いたいおなかをかかえたまま、Hやんとあっちへうろうろこっちへうろうろ。 よーやくみつけたときにはもー爆発寸前! それでも死にそうになってるHやんに先を譲ったまではよかったが・・・・・ああああ。

あれよね、おなかいたいの我慢するのって、めちゃくちゃ体力というか筋力いるよねぇ。 最初は腹筋だけだけれど、そのうち上半身にも力入ってくるし、 最後はもう足の先までめちゃくちゃ力はいって・・・・・陰におるのにだらだら汗でるしー。 しまいにゃ足つっちゃいましたよ、ほんま! でもなんとか絶えぬいた!えらいぞ > 自分!

でもどーやらそれで今日一日の体力を使い果たしてしまったみたいで、 海にもどってからももう元気なし。トホホ。焼けすぎたし・・・・。

夜、重い体を引きずって、ま、せっかくだしというんで、LOS VAN VANを見に。 MANOLITOやCHARANGAともまた違う感じ。曲の終わりがめちゃテキトーなのが笑える。 しかしある機材なんでも使いよるなぁ、ほんまへんなのー(笑)。 途中にお客さんを引っ張りあげて躍らせるコーナーなすごかった。 女性ばっかり7、8人でてきたけれど(あ、男のコーナーもあったか・・な?)、 みんな踊る踊る、どうやったらあんな動きになるんやー??めっちゃ官能的かつ動物的、すげー。 見とれてしまう。

終わって宿に戻り、ちょっとパッキングをして寝る。いよいよ明日出発だ。


2004/5/29
まだ調子戻らず(この書き出しも飽きた、でもそうなんだもん・・・・)。 昼頃に今こっちに移り住んでるTさんのおうちにお邪魔しにいこうということになり、 迎えにきてもらってタクシーで行く。到着すると結構いいところ。 2Fにあがって奥に進んだところにある。

建物の構造がややこしくてどっからどこが家なのかちっともわからない。 でも気持ちのいいテラスがあってとてもいい感じ。かわいい犬が2頭居る。人懐っこい。 犬はやっぱどこでも同じだ(笑)


CUBAねこさん2
くぁわいい〜〜
めちゃくちゃありがたいことに、 おなかの具合がわるいという僕たちにTさんはおじやをつくってくれた! 久しぶりのかつお出汁の味!うううううんたまらんっ!貪り食う僕や魔H。 やっぱりこういう味が懐かしくなってしまうのよねぇ。すごく生きた心地がした。 ほんまTHANXでございます!

そのあととぼとぼ歩いて一旦宿にもどる。 しばらく休んでからP氏、S介くん、Tるちゃんらとちょっと土産を物色しに。 今日はフリマはお休みなので、ちょっと遠いところにあるHABANA LIBREというホテルへ。 だいたいお土産ってラムか葉巻か・・・ぐらいなんちゃうかなぁ。ちょっと葉巻を仕入れる。

そのあとネットカフェへ。 だいぶ遠いところにあるのでタクシーでいかないといけないのだが、メールのチェックもしないとね。 日本語を表示できるマシンがあるところがあまりないらしい。 そうそう、もちろんCUBAの人は特定の許可された人しかネットとかできない。 これらのネットカフェは主に外国人用、もしくはそういったCUBA人用なのだ。誰でも使えるわけじゃないらしい。

ネットカフェの冷房があまりにもきつくておなかの具合が・・・・・うううう。 我慢していたが冷や汗たらたらになってきたので、向かいのレストランに駆け込む。 やっぱり我慢するってめちゃくちゃ体力つかうわー。ほんま。しんど。

で、宿に戻って準備。今日は最後のライブ(の予定・・・だって当日にならんと予定はわからんのだ)。 もう3度目になるCASA DE LA MUSICAに.。 入念に(といっても結局最後までぼくらが普段やってるような音環境にはならなかったが)サウンドチェックをやる。 すぐ開場。お客さんの入りは上々、やっぱり週末だからかな。

待ち時間の間、楽屋で「今まさに食べたい日本料理しりとり」をやって死ぬほど盛り上がる。 みんな実は口が日本の味を求めてるのね(笑)

で、本番。とにかく今日は体の調子が悪かろうがなんだろうが一生懸命やろうと思って臨む。 たとえやっぱりバンドのパワーが足りなくても気持ちで補える部分ってあるんちゃうんかなーと思ったので。 何度かやったステージの反省を活かしたメニューにし、 全員で張り切ってステージにたった。

そういうのはやっぱり当たってたようで、慣れもあってか、今日のステージが一番良かったと思う。 とにかく一生懸命やれたし。よかったよかった。 あとのMANOLITOももう強烈で、あまりにも強烈すぎて圧倒されて倒れそうになったので、楽屋に避難。 めちゃめちゃ盛り上がってたもんなぁ。さすが。

終わって片付けて宿へ。だいぶつらいのはましになったような気がする。とっとと寝る。


2004/5/28
さすがに朝までやってたので、起きられず、昼頃のろのろと起きる。 まだ調子もどらず。もしかして食べ物にあたったというよりかは、水があわないんじゃないのかなぁと思う。

今日も昨日に引き続きライブが2本ある予定だったのだが、予定がすべてキャンセルになった。 寝てるのもほんと飽きた(というか別途が中途半端な硬さなので、体がしんどい)ので、 魔Hと連れ立って街へでてみる。日向にいればちょっとましになるかなぁ・・・?

旧市街のほうで知らない町並みを眺めながらとぼとぼと。 途中でいい感じのお店あったらご飯食べようなーとかいいつつもピクっとくるところもなく、ずんずん歩く。 観光地っぽいところからだいぶ離れたところまできて、 よーやくなんだかネイティブな市場とかそんなん(外国人全然いない)が出現しだしてようやく「お、外国にきたな」という気分に。 ふと見るとあったカフェっぽい店(このあたりにしてはかなり小奇麗)の「Pasta」の文字に惹かれてお店に入る。

相変わらずエスパニョールはわかんないので、 片言の英語を話す人(店員なのかなんなのか最後までわからなかった)に通訳してもらいながら注文。 2人ともパスタを頼んだ(この国でパスタを頼んでもまともなものが出てくることはない。 あ、でもまともなイタ飯屋さんも実はある。普通のレストランでの話)のだが、これが待てど暮らせど出てこない!(笑) 一からまともにやっても乾麺使うなら20分がせいぜいのはずなんだけれど・・・・うー。 よーーーやくボーイがナイフとフォークをもってきたのが30分後、で、さらにあと10分経ってからよーやく出てきた。 しかーーし予想通り、「なんじゃこりゃ?」という代物(苦笑)。消化器が弱ってるからこれぐらいのびのびのほうがいいのかも(笑)。

そのあと一旦宿にもどって、なんか用事があったような覚えがあるのだが、 しんどかったのでキャンセルして、またごろごろ寝る。何もしない一日であった。


2004/5/27
今日もおなかが痛い。でも何も食べないとほんまに衰弱してしまうので、 下すのはわかっていながら、朝ご飯を食べる。でもほとんど食べられない。 昨日一日ほとんど食わなかったのでふらふらしている。やばい、かな?

こんなタクシーに乗った
さすがにずーーっと寝ているのも退屈してきたし、 もしかしたらちょっとましになったのかなーと思って、 魔H、P氏、AゆAゆ、Tるちゃんらと街に出てみる。 太陽浴びたらちょっとましになるかな? ふらふらーっと旧市街の知らない町並みを眺めながら歩く。 観光ガイドもなんも持ってきてないのでひたすらあるくだけ。

お土産ものでも買おうかと、フリーマーケットに来るが、 品物みてても「うっ」とおなかが差し込んだりするので落ち着いて見れない。 暑くて汗かいてるのか冷や汗でてるのかもわかんない(苦笑)。 値段の交渉もままならないが、なんとか一つ二つものを買う。 ほんまはもっと買いたかったんだけどなぁ。

そっからも賑やかなほうをふらふらーっと歩いて、 そのうちもうしんどーーーくなってきたので、タクシーで宿へ戻る。 んで、しばらくお休み〜〜。

さて、今日は2本立て。 まず夜に最近できたらしい IRAKERE Jazz Club というところで。 なんだかおしゃれなんだか前時代的なんだかーって感じのお店(たぶんおしゃれなんだろう)。 まだおなかが痛いままなので、もうできることを最低限やるってことしか出来ない、すまん。 狭い目のステージに横長にセッティングして(ホーン隊はDJブースの中(笑))ライブを。 なんだかサルサやるって感じではない店だったのだが、 お客さんも(もしかして観光客が多いのか?)ほどほどにいて、しかも喜んでくれたようでよかったよかった。

終わってそのまま移動。今回のツアーのメインともいえる会場(名前忘れた)へ。 今回のCUBADISCO2004の目玉の一つ、ソンのチェーン演奏でギネスブックに挑戦!っていう企画があり、 SDSもそれに参加することになっているのだ。 会場近くは人で溢れている、夜中の1時を回っているが熱気むんむん。 体しんどい組はそのままバスの中で寝ていたのだが、会場を覗いたメンバーは圧倒されてたみたい。

出演時間がわからないまま(ま、いつものこと)待つこと2時間ほど。 「このバンドの次です」というので準備をして会場へ入る。3時を回っていたがえらい騒ぎになってる。 そう広い会場ではないけれど、数千人がひしめいて踊ってる、すげーー。 僕らの前のバンドはKLIMAX。しばしステージ袖で見惚れる。 リーダーのタイコがぼくのめちゃめちゃ好きなタイプ(叩き方はめっちゃ下手やけれど、 なんかわけ分からないグルーブ感満点!てやつ)だったので釘付け。 おなかの具合はだいぶマシだったので落ち着いて見聞きすることができた。すごいなぁ。

というか今夜は大半のお客さんが地元の人。だから演奏もほんま本気の本気でやってる感じがする、 けどどうなのかはわからん。でもものすごい演奏やとは思う。踊りまくってるもんなあ。

やがてどうやらこの曲で終わり〜ということになったらしく、SDSのメンツも舞台へ。 交代の曲が決まってたはずなのだが、その曲はでてくることもなく、いまやってる曲のリフを繰り返しながら徐々に交代。 で、全員揃ったところでSDSのステージに。 ソンのチェーン演奏ということで、オリジナルはやらずにほとんどソンの名曲ばっかりをやった。 ややウケくらいか?というかやっぱり圧倒的にバンドのパワーが足りないってことを痛烈に感じさせられた。 それでも頑張ってぼくららしい演奏を、と。 オリジナルの激しい目の曲はやっぱりちょっとウケがいいような気がした。 が、まぁ本来の趣旨どおりにソンを中心にステージを追える、やっぱりちょっとおとなしかったかなぁ。。。。うーん。

最後の曲をやってるときにManolito一家が入ってくる。ぱぱっと片付けて後に場所を譲る。 Tpのトップのにーちゃんはいつも愛想が悪い、うだうだ言われたくないのでとっととステージ下へ。 片付けながら彼らの演奏を聞くが、いやーさすがというかなんと言うか。 モニターの具合が悪いのかManolitoはずーーっと怒っていたが、演奏はすばらしい。 いままでで一番オモロイ演奏なんちゃうかなぁ。彼らのヒット曲のオンパレードで、 お客さんもめちゃくちゃヒートアップしてる。

会場を眺めているとほんま踊るのが好き、踊るのが普通の生き方、って感じがひしひしと伝わってくる。 音より先に踊りありき、って感じ。若いコも歳を召した人ももうすごい勢いで踊ってる。 またその踊りも技術的にどーのというより、もう「そうしかないねん」って感じに見える。 ある意味すっごく動物的。本能のままって感じ。めちゃめちゃ官能的なはずなのだけれど、 そういう風には見えない、悦び!という風に感じられる。 ぼくはただただその圧倒的なパワーにひれ伏すのみ。口あんぐり。 やっぱりこの人たちと僕らは違う生物なんちゃうかなぁ(笑)、ほんま冗談やなくて。

際限なく続くと思われたManolitoの演奏も空が白むころようやく終わり、みんな帰途へつく (終わってからのお客さんの引きは見事、めっちゃあっさりしてる)。 ぼくらも疲れた体を引きずって宿へ。ベッドへ倒れこむ。


2004/5/26
朝、ぬるぬると起きだすと、なんだか胃や腸が痛い・・・・キリキリ。 どーやら横で寝ている魔Hもそうらしい。 とりあえず朝ごはんを食べに降りるが、そんなに食欲もない。

どーも腹痛が収まらないのでトイレにいくと・・・うわー下してるやーん(T^T) 昨日食べ過ぎたのかなぁーーーとごろごろする。 みんなは街へ観光へ行ったようなのだが、それどころではない。 どんどんおなかが痛くなる(T^T)

本を読んだりゲームしたりするが、依然直らず・・・・・

夜までちっとも改善しないまま集合時間を迎える。 今晩もCASA DE LA MUSICAでのライブがあるので、まずはリハへと出なければならないのだが、 まったくそんな気持ちになれない。頼んで入り時間を遅くしてもらう。

遅れて開場へ到着するとリハのちょっとまえだった。 痛みを我慢するのが精一杯なので、楽器を吹くのだが力まったく入らず。 AゆAゆも同じ状態(というかもっとひどいらしい)なので、 実はホーン隊、F原を除いて全員死亡(苦笑)て感じだったのだ。 ほんまF原が丈夫でよかった。 終始無理をしないテンションでリハをなんとか終え、本番を待つ。 控え室のクーラーが効きすぎて気持ち悪い。

で、本番。今日はなんだか日本人の方もいらしてたりして、 しかも2回目ということもあってかお客さんがちょっと慣れた感じがする。 ちらほら踊る方々も。 しかし僕らはもう必死のパッチ(古い)である。ソツなく演奏するのが精一杯。 元気よく動き回るなんて・・・・って魔Hやけくそかー?(笑)めっちゃ動いてるしー。 僕はなんとかついていくので精一杯。

あとでお客さんにいわれたけれど、 「いつもよりも数倍眉と目が一直線にくっついてましたよ(笑)」 そりゃそーやん、我慢しつづけてるんだもーーーん(T^T) 我慢するのは張り切るより数倍体力を消耗するなぁ。そそくさと宿へもどってダウン。 はよ治ってほしい・・・・。


2004/5/25

リカルド・マノリート・僕
(後ろはS介)
Manolitoが3日前ぐらいに会いにきてくれたときに「遊びにこいよー」と言ってたんだけれど、 それを受けて今日は彼のうちにお邪魔しにいくことに。

彼の家は街中でも一等地にあった(たぶん東京なら銀座というところか)。 オートロック・自動ドア(!)の扉を抜けて2階に上がると彼の家が。 真っ白な壁が気持ちいい。もうすでにいーー匂いがしてる。 マノリートと彼の家族に迎えられて乾杯〜。早速美味い料理に舌をならす。 そうそう、こっちきてからまぁホテルの飯とか近所のご飯やさんとかで食べるけど、 どこも薄味、もしくは無味(と思える)、しかもあっても微妙な塩味ぐらいだったので、 だいぶ食事に辟易していたのだが (僕は海外とか知らない土地に来ての最大の楽しみは食事なんだが、今回はうれしくない・・・)、 ここで出されたものはどれも美味い!美味い!

生野菜のサラダから、主食やでといわれた芋(これがジャガイモと長芋の間ぐらいの感じの芋で美味い)、 えびのスープに、ブタのカルビ(かな?)、黒い米の炒め物(だったかな?)などなどめっちゃ盛りだくさん。 それにビールやラムやと飲み物もふんだんに。うーーーんさすが金持ち(実際そうなのだ)!

いろんな関係者とかおかーちゃんとかも交えてえらい楽しいパーティーになる。 あまり酔わないようにしとこーと思って、ラムをソーダで割って呑んでたのだが、 おかーちゃんが来てひとこと「こんなん酒じゃない」(たぶんそう言ったと思う、そんなしぐさだった(笑)) ラムをそんままどばーっと注ぐと呑めと(苦笑)。呑みましたがなー、キクー! キューバ人は朝からストレートで飲んでるもんなぁ、体質ちゃうって。

いやーよく飲んでよく食べた。よく笑った。 ずーっとビデオ撮ってたはずなんだけれど、きっとひどいもん映ってるやろなぁ(笑)。 あー美味かった!満足満足。

夜ライブに行くという話だったが、さすがに呑みつかれたのでホテルで休む。 安らかなひと時・・・・・しかしこれが悲惨な運命の前の静けさだったとは・・・・・(^_^;)



2004/5/24
ようやくライブ!といってもちょうど今日ぐらいがよかったのかも。 時差ぼけとかにはなってないようだけれど、 やっぱりその土地とか時間になれないとねぇ。やりにくいもんねぇ。


CUBAねこさん!
午後に会場であるCASA DE LA MUSICAへ。 ここCUBAでは(なのか、ハバナではなのか、そういう文化なのだが)、 昼(といっても夕方〜夜)と夜(たいてい日付が変わってから)にライブがある。 僕らはその昼のライブにまずは出演。 今回は全体としてCUBADISCOへの参加なのだが、 どれがそのライブで、どれが違うのかわかんないんだけれど(苦笑)。 今日はぼくらをCUBADISCOへ招待することになる原動力となったMANOLITO SIMONET Y SU TRABUCOの前座。

サウンドチェックとかをするのだけれど、うまく意思疎通が出来ずに時間をとられる。 こっちの人たちのモニターとかの使い方はどーやら全然ちがうみたい・・・。 ぼくらも最初のライブとあって、口にはでないけれど、緊張気味な感じ。

リハをちょっとやって開場時間になったので一旦引っ込む。 マノリートの人気もあってお店はだんだん埋まってきた。 だいたい満員になったのを見計らってライブスタート。 もちろん大半の人が(多分)ぼくらが前座にでてくることを知らなかったと思うのだが、 ちょと心配してたブーイングが起こることもなく迎えてもらう。 でもどんなバンドかわかんないので、みんな様子見をしてる。 (やっぱり知らないバンド、知らない曲では踊らないのよね)

僕らの演奏もちょーっと堅めかなぁ。いつものようにやろうとはするけれど。 それとフロントの3人はやっぱり言葉で苦労してるなー。歌はともかくとも、 MCまでスペイン語ってのはやっぱり難しい。お客さんにアピールするにもなんにしても。 でもがんばれーとしかいえないしなぁ、後ろから気持ちだけ送ってみる(苦笑)。

でも「おー日本からきて頑張りよんでー」という気にもなったのか、 後半になると、さすがにわーっと踊りはしないものの、お客さんはあったかな感じになってくれたと、思う。 まあ、それでよしとするかー。

終わり間際ぐらいに舞台袖にManolito y su trabucoのメンバーがやってくる。 久しぶりーとなんか顔で会話。んで、ぼくらの演奏が終わってすぐに転換、Manolitoの演奏が始まる。 最初に思ったのは「音でかっ!」 演奏がすごいといか言う前にあんまりにも音のレンジが違いすぎるのに愕然。 昨年のISLA DE SALSAのときも他で一緒だったときもわかんなかったけれど、 こうやって同じ条件でやってみるとその差は歴然。 乗って楽しむよりもあんぐりーという感じ。こりゃすごいわ。 というのでひとしきり感心しつづけてしまうのでした。

今日の予定はこれだけだったのだが、ライブの終わり際に「夜もやるで」とひとことManolitoが言ったらしく、 夜、もう一軒のCASA DE LA MUSICA(おととい見に行ったとこ、ホテルの近所)に。 初めてのステージをやって緊張とかでみんな疲れていたのだが、なんとかやらねばって感じで。 先のステージの反省を活かして、なんとかまたいいステージをと願うが、 平日のせいかManolitoといえどもお客さんが少なめ。なんかあまり盛り上がらずに気合だけが空振りした感じになっちゃう、残念。

さすがに疲れた・・・・バタンQ


2004/5/23
一段と暑い。 朝から街へちょっと散歩に出る。 今日は日曜日なので街のあるところでルンバの演奏をやってる(有名らしい)のでそれを見学しに。 タクシーにのらずに街をぶらぶらと歩く。 昨日テレビにでた影響なのか、たまーに「SabrosuraDelSonido!」とかいうてくる人もいる、うーんすごい。 ま、日本人は少ないから目立つのかな? 街のあちこちに書いてある壁のアートがかっこいい。

で、到着すると始まる寸前だった。地元の人も多いが、観光客も結構いる。 演奏が始まったが、これがすごいのなんの! やっぱりリズムが全然ちゃうちゃう、そのスピード感というか。 実際にどうなってるのかなんてちっともわからないけれど、すごすぎる感じ。 ひたすら続くグルーブが気持ちいい。

一通り聞いて(そのあとはもっとすごいのがでてきたそうな)、 また街をとぼとぼあるいて戻り、来たのとは違うほうへあるく。 街の中でも古い建物をそのままつかっているところもあれば、 観光のためか新しく綺麗に整備されているところもある。そのギャップが変な感じ。


飯食ってるときにもらった
似顔絵、似てる・・かな?
ずーっと歩いてチェ・ゲバラが住んでいたという家が見えるところ(いつもはフリマがでてるあたり)のカフェで昼飯。 とりあえずビールとチキン(こればっか)。モヒートもうまい。 そうそう、どーやらモヒートはやっぱり本国が美味いらしい。使うミントの種類がちがうらしい。 確かにかなりえぐみのある味なんだけれど、これがうまいんよね。げって思うくらい砂糖入れるし。 一通り満足して一旦宿へ。

午後遅く(といっても日はまだまだ高い)からジャケット用の写真の撮影を。 最初に午前にいったルンバやってたところで(壁の絵が綺麗だし、有名な場所だし)。 突然現れた日本人しかもなんか揃いの衣装を着た集団が珍しいのか近所の人とか子供たちがあつまってくる。 演奏してる感じでやったりまとまった感じになったりしながら撮影。 撮影は地元のフォトグラファーのミッシェル氏がやってくれる。言葉がうまく通じずに、 うまくかみ合わないシーンもあったが、終始にこやかに撮影は進行。

そのあとに街角で、その次にはほんと家々の間の路地だとか、建物の中だとか、 キューバならではのような景色のなかで撮影する。 最後にもうだいぶ暗くなってから、大樹の前で撮影して、終了。さすがにくたくたになった〜〜〜。


2004/5/22

ホテルの窓から
今日も快晴!でも海際であるからか湿度は高い、よーな気がする。 疲れをとるために午前はうだうだし(時差ぼけしているのかどーかよくわからん!)、 午後の太陽が穏やかになったころにホテルを出る。

今日はイキナリなんだがテレビである。しかも生!(でもアテぶり) 国営の放送は3チャンネルしかないそうなのだが、 その中でもっとも人気のある音楽番組への出演だそーな、ひえー! (視聴率は85%ぐらいだとか。え?!えぇぇぇ?!)

ちっともそんな雰囲気に見えない建物のテレビ局にいき、スタジオへ。 おー、ちゃんとセットがある。客席もある。わりとこじんまりしたスタジオ。 三々五々今日の出演者(ぼくらも含めて3アーティスト)がやってくる。 一つはサルサのバンド、もう一つはロックバンドのよう。

結局段取りがどーなってるのかはちっともわからないのだが、 どーやらリハーサルをするというので、カメリハとかなんかなーとおもってステージに立ち、 オケ(そう、今日はアテぶり)にあわせて演奏していると、スタッフ一同は見ているだけ・・・んん? どーやら僕らがどんな感じかわからせるためだけだった・・・のかな? リハ(と呼べるのか?)はそれで終了。うーん本番っていったいどうなるのかなぁ?

空き時間に近所でめしくったり楽屋でうだうだっとしたあとに、 いよいよ本番ということで着替えてスタジオへ。 名物司会者(らしい)の女性がきている。 何の説明もないまま(笑)どーやら番組は始まった模様。 最初のサルサバンドがセッティングし、監督の指示を待つ。 画面はCMのよう・・・・・と、突然オケが始まって演奏があわててそれにくっついていった。 んーー、なんかサインでたかーーー??(笑)

で、次はロックバンド。結構男前の若い男の子たちのバンドのよう(はじめ素人さんかとおもってた汗)。 で、彼らもオケに合わせて演奏をしたわけなんだけれど・・・・・これが下手(苦笑)、うそーーいうくらい。 まじーー?!、みたいな。一応人気番組だから、それ相応の人気はあるバンドなんだろうけど・・・うーん。 もしかしてサルサとか以外は全然ちゃうんかなぁ。

で、僕らの出番。 その前にリーダーとNNちゃんへのロングインタビューがあったのだが、 別のプロデューサーとの話が盛り上がった様子で(なんせスペイン語はちっともわからん)、 横にいる彼らには目もくれずにずーーーっとしゃべってる。うーん、いいのかぁ?(笑) で、ようやく話を振られてもほんの二言三言だけだったのだが、、、いいのかぁ?(笑) で、インタビューを終えて(その後もずーっとしゃべってた)、いつかいつかと演奏をまってると、 またもや突然オケがはじまる。慌ててあわせるメンバー達。イキナリやもんなぁ。 なんとかいつものステージのように演奏(にあわせて)する、いい感じ。 楽器を吹く必要がないので、オーバーにアクションしてたら、セットに手をぶつけてしもた。痛〜(苦笑)。 もしかしたら痛くて手を振ってるのが映ったかも(笑)。

ってなわけでなんとか本番をのりきる、あーよかった。

そうそう、思い出した! このあとCUBADISCOの開会式だかなんだかに出席しにいったのだ。 この日はグラミー賞のような感じでいろんなジャンルで何組かのアーティストのノミネートがあり、 そこから選ばれて受賞するという感じの式進行だったのだが、 さすがにサルサの国、(僕が聴いてる感じでは)サルサ系の音がおおかったのだが、 もちろんクラシックや、古いソン(なのかな?)とかのんもあったんだが、 いちばん驚いた(というか笑った)のは、 こういう受賞式の合間にバンドの出演(結構有名なものばかりなんだろう、 出てくるたびにお客さんは大騒ぎ。ぼくとP氏はほんと一般ピープル席のど真ん中にいたので、 それがよくわかった)があるわけなのだけれど、 あるバンドが始まったとき「ありゃ?なんか知ってるイントロやなぁ」と思って聴いてると (よく他の曲のパクリのよーな曲もあるし)、あらあらあらーそのままやん!って歌もそのままやん!!! 始まったのはフィルコリンズの「Easy Lover」(笑)しかも観客大熱狂!これいま流行ってるんかー?!? 洋モノの輸入に時間がかかるのはわかるけど、20年かかるかー?(笑) しかししっかり平歌はスペイン語でサビだけ「EasyLover」なんだから、笑ってしまうよー。


2004/5/21
朝6時前に起きて用意。三宮まで出て伊丹行きのバスへ。あーねむー。 ちょっと遅れて到着すると、すでにAゆAゆとP氏が着いていた。 魔Hはまだ・・・・というか連絡あって、モノレール逆に乗った?!何しとんねーん(笑)。

なんだか人が多いので、さっさとチェックインして(魔Hも間に合う)ゲートへ。 予想通り手荷物検査も混んでいる。あー面倒。 それを通過し、ゲート前でしばらく飛行機待ち。やがて搭乗、んで成田へ。 JALとAAが提携している便なので荷物預けたままなので楽チン♪

成田で換金なんかして(レートが悪い・・・)無事に出国。 いまってもうあの出国カード書かなくてえーねんなー、あー楽チン♪ ゲートまでいって一休み、魔Hはしばしの別れの日本食をじぃーーーと見ている(笑)。 やがて搭乗、こっから先が長いんだろーなー。

最近の飛行機は個人個人にモニタ付いてるねんなー、へー。チャンネルもいっぱいあってたのし。 そう大きな飛行機でもなかったためか(格安で利用しているからか?)席は一番後ろ。 それはべつにいいのだが、なんだかここだけ冷房がきつい、うーん応える・・・・。 うんざりするほどラウンディング(成田は飛ぶまでにえらい時間かかる)してやっと出発。 すぃーーっと街が遠くなる。あぁ、これでしばらく日本ともお別れかぁ。 海外は2年ぶりくらいやなぁ。でも今回はあまり心がうきうきしない。

ほんま飛行機は退屈ー。まだ映画見れるからマシだけれど。 「MysticRiver」をやっていたが、このところの寝不足のためぐーぐー寝てしまう。 あとは持参していた退屈しのぎ兵器?(笑)ゲームボーイで魔HやAゆAゆとひたすら遊ぶ。 あと、フライトアテンダントのSさんとなんだかお友達になってしまい (というのもどーも魔Hの持ち前の人当たりのよさと、 彼の見てからの食いしん坊キャラが受けたらしい)、 あまりものの食べ物をたくさんもらったりなんだりかんだりで盛り上がる。楽しい。 でもダラスまでやたらと遠い〜〜〜。12時間ぐらいのフライトなのかなぁ。 アルコール類が一律5ドルになってるしー(怒)。

2度ぐらい寝て、遊んで、ご飯もたべて、あーーもうだめーーー!と思いかけたころにやっとこさダラス到着。 たかがトランジットだけなのに一旦荷物は降ろさないとだめだし(当たり前か)、 入国審査官は早口で何ゆうてるか分からんし(涙)、 空港はやたらと広いし(しかも歩いたのはAAのターミナルだけなのに!)、 トランジットの時間がみじかかったわれわれは大慌て。なんとか次のカンクーン行きに飛び乗る。

というか、いまもアメリカとキューバの国交はないので(ないだけならましなのだが、険悪なのかなんなのか?)、 アメリカ入国のときに「どこ行くのか?」って聞かれて「キューバ」って答えるのはマズいらしい・・・・なんでや? とりあえずメキシコ、っていうといたけれど。アメリカ市民ならともかく、外国人にまでそんなミョーなことするなよなぁ。 キライやわぁ。

で、カンクーン行きの便になるといきなりアナウンスがスペイン語に!わー、遠くに来たような気分! ひたすら海の上なので退屈。でも2時間ちょいでメキシコはカンクーン到着。 空港につくちょっと前、陸が見えてきてからずーーーーっと森だけだったので、 「こんなとこに空港あるんかー?」と疑いたくなるほどだったけど、突然カンクーン空港はあったのだった。 降り立つとむっとした熱気。アジアとは違う空気だが南国な雰囲気ー!

ここでもトランジットだけなのだが、入国する。なんだかのんびりした雰囲気。 しかーーーし、入国したのはよかったが、ぼくの荷物がこなーーーい!! ダラスで預けたからたぶんダラスで乗せそこなったかどっか行ってしまったなんだろうけど、 たぶん読みでは、アメリカでのセキュリティーチェックに手間取って間に合わなかった、 ってとこなんだろうけど。 今アメリカではスーツケースなどの鍵をかけてると、こじ開けられても文句いえませんーって法律があるらしく、 (まぁ安全対策のためではあるが、なんて強引なんや!)、 鍵かけたままだったので、それでかなーと。 空港の担当員に話をしても「俺ではわからん」といいよるので、 仕方なく次の便を待っていると、やっぱり乗ってた、もーーー、でもちょっと安心。

ここカンクーンでのトランジットは6時間ほどあったので、ロビー内のサテンでビールをしばく(笑)。 日本よりは物価が安いのでうれしい(後にもっともっと安いことが判明する)。 ちょっとほろ酔い、いい気分になったとこらへんで次の便へとチェックイン。 カンクーンの警備がまたのんびりしてて、一個一個荷物をあけては全部チェックするので時間かかってしゃーない。 でもなんだかおっちゃんたちがにこやかなので、慌ててない僕らは許してしまう。 しかし眠いーだるいー、いったい日本をでてどのくらい経ったんかねぇ?? 出発ゲートで待っていると、別便で東京からきていたHやんとS藤くんが合流。なんだかうれしい。

ハバナへのちっさな飛行機が飛び立つ、もうすっかり夜。 しかし飛んだ、と思ったらすぐ降りる。えぇ?もうついた?と思ったら「降りろ」というので、 降りてみると、それは単なる税関だった。一気に飛ぶんじゃなくて、一旦経由する便だったのね。あー面倒。 再び飛行機にのって座ったらすぐ寝てしまう。でもまたすぐに降りた・・・。と思うとそこはハバナ空港だった、近いがな! なんだか共産国特有のちょっと暗ーいカンジ。なんだかそれが懐かしい。 とにかく右も左もスペイン語もわからないので、まずはスペイン語がわかるS藤くんを盾にして入国審査を試みるが、 ビザがどーのこーので揉めている。そう、いろいろあってまだビザ本物もってないのだった(なんてめちゃくちゃな)。 しばらく問答しているところへある人が・・・・・おー、この人こそ今回CUBADISCOでお世話になる人で、 ビザをもってきてくれたという。そうするとすぐに入国できた、はーーよかった。 到着したのは現地時間で23:30ぐらい。と、すると、時差が13時間だから家をでて30時間以上経ってるのかー、 あーーー遠〜〜〜〜(苦笑)。

早速お迎えのバスに乗り、スタッフの方々とも挨拶をしてホテルへ。 真っ暗でよくわかんないけれど、ハバナの街は思っていたより綺麗な感じがする。 ホテルもまともだしー、よかったよかった。しかし部屋がイマイチなので明日変えてもらおう。

疲れていたので倒れこみたいところだったのだが、 今日はチャランガ・ハバネーラのライブがあるとのことなので、 こりゃ見なきゃということでホテル近所のCASA DE LA MUSICA(HAVANA店)へお出かけ。 そこで他のメンバーとも再会、いやー、無事つきましたわーー(笑)。 ライブはもう始まってたけれど、2年前に見た通り、というかそれ以上に強烈!うーんさすがやなぁ。 結構高級なカンジの店なので、キューバ人もいるが外国人もたくさんで、あまりキューバに来たという感じはしない。 しかし、いやー強烈、目さめますわー!ぶっ通しで2時間へーきでやるもんなぁ。すげー。

終わって踊ってもないけれどくたくたになって帰る。そりゃそーやわな(苦笑)



表紙へ戻る




Copyright (C) 1996-2004, T.T All Right Reserved