[BBSmenu] [TopPage]
Serial No.[1985][この記事にフォローする][新記事を書く][BBSmenu][TopPage]
[←元記事(1981)][フォロー記事(1990)→]
なぎ(管理人)(mail:nagi@kh.rim.or.jp) Thu May 20 05:24:56 JST 1999
Subject: Re:マンガ文化・・・

> ・・・しかしこの最近の白泉社によるマンガ文化のリードには,実は
>正のアスペクトと同時に相当の負のアスペクトもあります。それは少女
>マンガ文化の「科学的考察」と「文化継承」の両面でかなり問題がある
>という事です。
(中略)
> あまつさえそれを「少女マンガの全体像」としてかなり恣意的かつ作為
>的に宣伝するきらいがあるので,今後もその様な方針が続けられるとし
>たらと思うと一抹の不安を感じるのです。情報は統御可能なものです。

これは前提として、いわゆるまんが情報誌が市場・大衆をリードして
いる、すなわち読み手がその制御下にある必要があると思うのですが、
そのあたりの考察はどうなのでしょう?
情報の受け手が、それぞれのメディアの特性・恣意性を認識している
限り、情報の送り手の偏向は受け手側で補正可能ではないでしょうか。

まんが文化の潮流を作る読者の大多数は、そもそもまんが情報誌を読ま
ないような気もします。その場合見えるのは、悪貨が良貨を駆逐するが
如き統御不能な流れと、その結果として業績の評価のみ可能な まんが
文化それ自身だけかも知れません。

#鳥屋さんの論旨が、まんが情報誌を出すなら批評に足るものを出して
#欲しいという要請だったら、上の話は的を外しているかも知れません。

ご意見ご感想はこちらへ Nagi MINASE<nagi@kh.rim.or.jp>