内藤です
S> 御覧になったと思いますが、今日、NHKのプロジェクトXという
S> 番組で、すばる天文台を取り上げていたので見てみました。
そうなんです。見ているんです。勉強しろというに。
学科の控え室(理学部3号館@浅野)で、友人とともに見ていました。
S> 天文学者の夢と技術者の苦心が望遠鏡として結実する物語、と思いきや、
S> 会計課長の予算獲得ばなしで、なんかなあ・・・まあ、あの番組は
逆にいうと、予算獲得のシビアさを改めて見せ付けられるという意味では、
こちらとしては身にしみるものがありまして(^^;
次期プロジェクトのLMSAは電波天文学ですが、これなんて
より理解されにくいですから(私の専門そのままなのに)。
ただ、第一志望の教官から漏れると、次の志望先はそのLMSAの
機器開発をしている人たちで、ということは、そちらに進学すると
ひとまず来年から野辺山送り(かつて人は野辺送りと呼んだ)、
数年後にはチリ送り、そして装置開発の長い旅路が待っているという
小平さんのような人生を歩んでしまうんですね。
大規模なプロジェクトというのは、すばる望遠鏡でもそうですが、
企画から運用まで10年から20年かかる。小平桂一氏は40代の
研究活動の油の乗り始めるころから定年までかかりきりで
研究はほとんどできていない。もちろん、やり遂げた今となっては
充実した日々だったでしょうが、やはりつらいものはあると思います。
私の場合も、下手をすると20代から40くらいまでは同じことに
なり兼ねないのです。その後多分研究できる時間は残っていると
思うけど。それだけに、院試は大切。だから勉強しろってば。
S> 日本の科学行政の貧困さを知らしめるという点では、非常に
S> 意義あった番組ではありますね。「そんなの何の役に立つ」といった
S> 文教族の議員って、誰のことなのかな?
話によると、国会議員にも天文倶楽部というか天文愛好家の団体がある
そうなのですが、今回の選挙で軒並み落選の憂き目にあったそうで(^^;
なんともはや、厳しさもひとしおでございます。
与謝野馨元文相はかつて自ら鏡を研磨して望遠鏡を自作したほどの
天文マニアであったそうな。
せっかく今の国立天文台長(海部宣男先生)の甥が保守党(笑)にいるというのに。
実際、政治力は大事だと思いますよ。その点、私の同期の天文学科から
将来の大蔵官僚が一人誕生しまして、友好関係は大事にせねば、と。
# そうそう、そのときに仲間内で出た話で、文部官僚がどうしても価値を
# 理解せず予算がつかなければ、私なら計画と設計丸ごと「共同計画」と称して
# アメリカに持ち掛けるという話がありまして、もし乗ってくれたら
# 日本政府へのあてつけにするという。
# 「お前らには分かるまい、へへん」とか言って。
# 売国奴か?いや、売られるほど低劣なこの国が悪い(笑)
S> 実のところ、先のメールで述べたかった力点は、松田教授自身が
S> 疑似科学について述べている人間の考え方の過ちに
S> 類似したパターンを歴史分野で行っている、という解釈が
S> できるなあと、意地悪く考えてのことなのでした。
そういわれてみると、カルタゴとローマの話を米帝主義とかけたり、
P○P出版のようなこといってますね。ううん、歴史を振り返るということは、
必ずしも無意味ではないとも思うんですよ。やはり、要因があって、
必然的に結果が訪れる。その中で、類似した状況下で興亡をみることも
あるんじゃないかな、と。ただ、もちろん、社会の状況も技術水準も
あらゆる物が違うのだから、ただ比べて「ほら、同じだ」といって
教訓にしたり自己陶酔したりするのは何も見えてないですけど。
要は、「見えている」か、「見えていないか」なわけですが、
実際これが一番難しいんですよね。
「見る」べき視点を持つことができるか、というところが一番の
差なのでしょうか。
何を言っているんだか分からなくなりました(見えてないじゃないか)。
停止するくらいなら、歪んででも思考しているほうが人生面白い。
最近思考停止しています。いかんなあ。