内藤です
課題研究のほうで忙しくなり、ようやく「天文学」そのものの面白いところに
触れることができる時期となってきました。ほかにも、演習などの学業や
ストレスの原因アルバイトなどのお陰で、なかなかほかのことに目を向ける
余裕がなく練っているのが残念なのですが。
今、「科学が正しい理由(The Truth of Science)」という本を読み始めました。
まだほんの少ししかかじっていないのですが、物理学分野の著者が、
社会学者による科学やその結果に対する描き方―科学戦争につながった―
に対する反論をしている本です。科学を「規約主義」「社会構成体」として捉え、
その理念や客観性に対して懐疑的な視点が流布している中、そういったものの
本質を科学者の側から訴えているといった感じです。
観察と実験に基づいた自然界の一般命題に達しようとする方法論は、
ギリシアで生まれたもので、数学などにおいては進んでいた中国やバビロニアでも
発達しなかったといいます。他の文化を支配していた「自己中心的な知識の集め方」
の対極にあるのが科学的方法論であり、
「科学的思考は、ユダヤ教やキリスト教のような預言者の伝統から進展する
ことはなかった―進展し得なかった」といわれています。
以前の議論で、キリスト教的な普遍世界観が科学を生み、アニミズムでは発生しなかったと
話し合いましたが、この意味では、アニミズムにしても経典主義にしても、
別の次元の話のようです。ただ、その後に世界知識の方法論として
受け入れられるかどうかのほうには、キリスト教のような統一的世界概念が
下地となるのでしょうか。
先週の科学教育ゼミは、研究室の発表準備のほうで参加できなかったのですが、
学校指導要領の改訂を控えて、科学の教育のあり方として、「研究者育成」と
社会知識として「理科嫌いをなくす」解決法と、そんな話をしていたようです。
資料を読んで、内容を把握してから、レビューしてみようかと思います。
話は変わりますが、五月祭の準備の時期でしょうか。今年は私たちは
何もしないのですが、戦史研の今回のテーマは何でしょう。
それから、友人がアレクサンダー戦記とアウステルリッツの戦いについて
資料を探しているそうなので、何かいい資料があったら教えてください。
では。