第4幕

第1場

(首都中心。政府の建物を包囲する市民。応戦する軍)

市民1

総監府を囲んだぞ!

市民2

エネルギーシステムだ! 中央管理局を抑えろ!

群集

俺達に光を! 我々にエネルギーを! 自由だ! (口々に)


(総監府長官室。外の騒乱はここまで低く響く)

Arman

(ざわめきを苦々しく聞きながら、まだ落ち着きを保って)
終にここも包囲されたか。副官を呼べ!

(エア式のドア開き、硬質の足音足早に入る)

Geran、治安警官隊はどうした! 増援はまだか

Geran

そ、それが、執政長官
暴動は全域で発生しており、治安警官隊だけでは防衛線を張り切れません
City駐留の国軍も展開していますが、とても対抗できる兵力は…

Arman

奴等の狙いはエネルギーシステムか。貧しい準市民共が…
奴等の要求はどれ程だ? 少し餌をくれてやれ。鎮まるだろう

Geran

しかし、執政長官…(ドア開く)
どうした。何? 門を破られただと!
執政長官!

Arman

野良犬共めが! (吐き捨てる)




第2場

(踏み込む足音と怒号)

市民2

あれだ、執政長官だ!

市民3

引きずり出せ、打ち殺せ!
(群集、殺気立っている)

Credo

待て! 静まれ!

(ざわめきが小さくなる)

Arman執政長官だな

Arman

いかにも

Credo

Cityは市民軍が制圧した
抵抗せず我々の指示に従ってもらう

Arman

好きにするがいい
我々を排除して、統治システムを管理できはせん
第一、そのようなことを市民が黙って認めると思うのか?
各地の国軍は集結して反攻の準備をしている
貴様らに勝ち目はない

Credo

黙れ!
既に総監府の大権は失効した
我々の要求を聞いてもらおう

Arman

どれだけ欲しい? (侮蔑的に)
話によっては応じよう。さあ、言ってみろ

Credo

求めるものは一つ、等しく生きる権利、正当な自由だ

Arman

パンという名の自由かね。それとも、明かりという名だったかな?

Credo

何だと?
どこまで我々を愚弄するのだ!
もういい、貴様ら貴族階級を粛清し、市民政府がこの星を立て直す
(撃鉄を起こす)

(腕を掴まれ)…Eliot?

Eliot

待つんだ、Credo
聞きたいことがある
…君達は、富裕階級の権利を継承したいだけなのか
今度は君達が彼らを抑圧するのか?

Credo

お前は奴等の味方をするのか

Eliot

そうは言っていない
平等を求める君達の闘いの理由はよくわかる
今の政府が正しいとは到底言えない
…だが、暴力の連鎖は次の暴力を導くだけだ
憎しみは何も生みはしない

Credo

我々の苦しみは、奴等が招いたんだ!

Eliot

分かるさ
だから、今こそ、変えなければならないんだ
この世界を、人々の心を

(Armanに向き直り)
Arman執政長官、案内してもらいたい場所がある







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