Le Petit Prince --La vie est son nom
星の王子様 --その名は生命
1995. Water color
副題 《星より生まれし者、星へと還り行く者》
タイトルはAntoine de Saint-Exuperyの童話「星の王子様」による。高校在学最後の美術の授業課題。「『自分』を表現する」というもの。 「自分」を表現していく課程で、星空と重なる何かを描きたかった。主題は「生命」としての自分。
よく考えたら、人間は、否、生命は皆星と密接な関わりを持っているのだ。人類の祖先は海から産まれた。すべての生命を育んだのは海であり、太陽であった。 そしてその海、すなわち地球も、太陽も、かつてはまた別の星として宇宙で輝いていたのだろう。私たちは星から生まれた。宇宙の片隅で生き、やがて星に戻る。ある私設天文台を営む人が、次のように言っていた。
「いつか、皆さんが地球を旅立ち、別の宇宙を目指すとき、僕は地球に残ります。やがて太陽は最期を迎え、皆さんが振り向くと、綺麗なリング星雲が輝いているでしょう。僕は、星になります」
だから敢えて、宇宙から生まれ、海から育ち、宇宙に生き、宇宙に還る「生命」として、自分を位置付けてみた。
私達は、宇宙の子、「生命」
--製作ノートより
All Illustrated by Sei NAITOH