| タイトル | Not for Sale |
|---|---|
| 名前 | S.Naitoh (管理者)さん |
| 日付 | 2004/01/22 00:55:06 |
| ちょっと宇宙の下世話な話でも。 えと、以前から月面の土地の販売を詐騙する前例はありますが、 また新たに火星の土地分譲を開始するという会社の記事が新聞などに掲載されるそうです。 よもやそんな浅薄な詐術に謀られる御仁がそうそういるとは思いませんが、敢えて書きます。 『宇宙条約(月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国交活動を律する原則に関する条約)』によって、 宇宙空間及び天体表面はいかなる国家にも国際法的に占有が禁止されています。 「法律上個人の所有を禁止した条文は無い」という滑稽な主張は根拠を持ちません。 何故ならば、如何なる国家も地球外の天体を固有の領土として登記できない以上、 公的に不動産としての認可を受けることができず、授受の対象にはなり得ないためです。 天体の土地の不法な販売行為は不正競争防止法違反に該当し、法人に対しては最高1億円の罰金が科せられます。 という訳で、まあ言うまでも無いですが、こういう阿呆な商売に引っかからない方が賢明です。 ついでに、天体への命名ですが、これもサービスにしている企業がありますが、これも公式には無効です。 どんな証明書が発行されようが、登記簿がどこの図書館に保存されようが、天体の固有名として一切の効力を持ちません。 主張できるのはせいぜい金を払い込んだ企業に対してくらいでしょう。 国際天文学連合の声明には、以下の様にあります。 「そうした手順で付けられた星の名は正式なものではなく、公式にはなんの効力もない。夜空の美しさは、すべての人が無料で享受すべきものである」 http://www.iau.org/IAU/FAQ/starnames.html まあ、"夢を買う"というか"気分を買う"のは止めませんが。財政が豊かならね。 | |