車に乗ってると気になるのがどのくらいのパワーが出ているか?
過去に僕は3ヶ所で4回計ったことがあります。
そのうちの2回は同じ店の同じ人に同じ季節に同じような天候で、
なおかつエキマニだけ変わっているという比較のしやすいものでした。
果たしてカタログ値は出ているのか?そしてエキマニの効果はいかに!?
#チャートはクリックすると別ウィンドウで大きな画像で見れます。
★エンジン出力とタイヤ出力・・・
カタログ値を見る上で注意しなければならないのがこの点です。
エンジンからの出力は以下のように、
エンジン
→
ミッション部
→
タイヤ
と伝達されるわけです。
ということは、エンジンの出力というのは、タイヤを回す以外に、ミッション部でロスがあるわけです。
従って、エンジン単体を直接ベンチテストにかけるならともかく、タイヤでローラーを回転させるタイプでは直接測定される数値は低く出てしまうわけです。
では、このミッション駆動ロスを測定するにはどうすればいいかというと、ギヤをニュートラルにして、測定ローラーでタイヤを回すんです(現実には4速全開の状態からニュートラルにしてローラー回転の惰性を利用)。
エンジン
×
ミッション部
←
タイヤ
この時エンジンとミッションは切り離されているわけですから、タイヤがミッションを回す力のみがローラーにかかります。ただし、測定値は逆に出るわけで、マイナス値になります。
これで、駆動ロスが測定できますから、実際のタイヤ出力値にこれを合計すればおおよそのエンジン出力がわかるわけです。
ただ、シャシーダイナモは、例えばタイヤとローラーの摩擦力とか、ローラーへの荷重とか、単純には操作者によっても誤差を含むものだと思います。また、厳密には温度や湿度などの補正もかけなければいけないそうです。
そう言う意味では、単発測定の数値よりも、同じ場所で定期的に計るか、複数の所のデータを突き合わせる等した方が車の状態把握には良いかと思います。
★結果・・・
結果として(理屈を信じれば^-^;;;)カタログ値を上回る値をエキマニ交換はもたらしてくれました。
実際、換えた直後には確かに加速が鋭くなってましたし、それを数字が裏付けてくれたと思っています。
雑誌ではFFでは200psを超えると駆動形式的にキャパを超え気味だと読んだことがあります。
そう言う意味では、僕は現状ではエンジンには満足しています。
みなさんも一度パワーチェックをされてみてはいかがでしょうか?色んな楽しみ方が出来ると思いますよ。