■ RT-348/ARC-54
<前面パネル>
送受信機の本体ですが航空機の計器室に設置されコックピットから遠隔操作される部分ですからパネル面はテスト機能のみになっています。
右側のロータリースイッチのポジションを順次換え、中央の赤いテストスイッチ(XMTR TEST)を押すことで左の小型メータの振れで健全性を点検することができます。
ポジションと信号の対応は以下です。
1−PWR +27.5V 2−PWR-27.5V
3−LowFreq OSC 4−HighFreq OSC
5−Tone OSC 6−AGC
7−FM OSC 8−PA Grid
9−PWR +500V 11−RF FWD
11−RF REFL 12−OFF
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<フレームとモジュール>
パネル面を1辺とする「T字」のアルミダイキャストフレームの上下にモジュールがマウントされる構造です
フレーム上下に位置する各モジュールはフレームに埋め込まれたコネクタおよび小型の同軸コネクタで各モジュールと取合っています
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<真空管パワーアンプ部>
左に見える3本の真空管(5654,5686,7984)は送信アンプ部分です。数10mWから20W出力を得ます。
パワーアンプ単体を見る(計122KB)
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<後より観る>
冷却ファンは外気を吸い込みシャーシ内部のダクトを経て冷却が必要なモジュールに導かれます。
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<上部ユニットを外してみる>
ギアトレンを介して連動するモジュールの全ては、この上部に位置するユニットとして集合されています。
電気信号は緑色のマルチピンコネクタと2つの同軸コネクタでインタフェースされます。
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