■ FSE38/58バッテリアダプタの製作

こんな感じのものです
<完成姿>

ダミーの電池を作り、そこから外部へリード線で引き出す事で、本体回路に余計な線を半田付けせずに外部バッテリーに繋ぐ事ができます。

フロントパネルの電源コネクタのお相手は入手困難で、またここからの24V供給は内部のシリーズドロッパの発熱ロスの方がより多く、省エネルギの時代にその気になれず、大きなバックも付属している事だし、外部に容量のある電池を置いて、なるべくオリジナルな本体を残し長時間遊べる様にする。そんなコンセプトで作ったものです。


品  名 数  量 仕  様
 真鋳のチューブまたは丸棒 1本  外径3mm、必要長さ40mm
 ヒューズフォルダ 1ケ  電線途中に入れるタイプ
 単3が単1になるアダプタ 1個  参考写真(28KB)
 赤黒電線 50cm  0.5sqmm
 発砲スチロールの端材 少々  30×30×30mmほど
 M2ナット 1個  真鋳製
 絶縁テープ 少々  ビニール材


<部品表>


ブリッジバーを作る
<ブリッジバーの部品を作る>

FSE38/58の電池ハウジングの端にある電池蓋固定用の溝にブリッジするバーを作ります。
真鋳のチューブまたは丸棒を40mm長さに切り、両端の角をヤスリで落とし39.5mmに仕上げます。

ヒューズフォルダーから片方の金具を外し、写真の様に広げます。板バネの様な弾性は無くても大丈夫です。


ブリッジバーを組み立てる
<ブリッジバーを組立てる>

真鋳のチューブまたは丸棒に、ヒューズフォルダーから外し広げた金具を半田付けします。なるべく直交するよう取り付けます。


模擬電池を作る
<模擬電池を作る>

単3が単1になるアダプタを、FSE38/58用の純正電池と同じ長さにするために、中間部分をカットします。ポリプロピレンで出来たアダプタの長さと端面を精緻にカットするのは難しいので、あっさり中間に位置する2つ割れをパチンと勘合させる部分を切り落としてしまいます。(この意味は現物を見られると解ってもらえます)


スペーサを作る
<スペーサを作る>

薄手のダンボールで、模擬電池の長さを調整するスペーサをカッターで切り作ります。
単3が単1になるアダプタの切断面を使いスタンプの様にして寸法採りすると簡単です。


バッテリアダプタ完成写真
<全体を組み立てる>

単3が単1になるアダプタ、+極バックスペーサ(発砲スチロールの切れ端)、スペーサ、赤黒電線のすべての部品を揃え組み上げます。

発砲スチロールの切れ端は、+極の金物が内部に埋もれ込まないようにするためのものです。

+局の突起(ナット)
<+極に突起のナットを付ける>

FSE-38/58の電池ハウジングのプラス極と、単3が単1になるアダプタの+極を確実に接触するために、凸状の突起を得るためにナットをハンダ着けします。


バッテリアダプタ完成写真
<外部電池を繋ぐ>

手持ちの6Vの電池に適合した電池ケースを適宜作ります。当局の場合は、古い単2型ニッカド電池があったので、これを5本使いました。5本用の電池ケースはないので、6本用の電池ケースを用い、残る1本のスペースには「単3が単2になる」電池アダプターに単3型短絡ダミー電池を組み合わせ入れました。



なお、本製作のメインパーツである「単3が単Nになる電池アダプター」は、アサヒ電機化成(株)の製品です、もし入手困難の場合は、電話(06-6976-1371)で近くの販売店を聞いてください。

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