ニュース!について


 本来、正式な報告書をつくって公開すべきところですが、それがいつにできるのか、
現在のところメドがたっていません。しかし、なんにも説明しないままにするのも無
責任なはなしですので、この場と、「ニュース!」なるものについて、わたしの見方
を簡単にまとめておきます。

●「ニュース!」とは
 兵庫県南部の震災をきっかけに、坂井 留女 (MXF02730@niftyserve.or.jp) さんの
よびかけにネット上の有志がこたえて制作された、ネットワーク上のミニコミです。
 特徴的なのは、単にネット上での流通をめざすのではなく (ネット上だけなら、本
震直後から、BBS やインターネットをつうじて情報がながれていました)、最終的にネ
ット末端でダウンロード、プリントアウトがされ、現地で配布されることをめざして
いた点です。つまり、ネットワークによる現地への支援のうち、情報の面での後方支
援を担当する、というコンセプトをもっていました。

 細かい点で二、三特徴をひろうと、つぎのようなものでした。
 ・情報を分野ごとにまとめて流通させる (「部品化」とよばれていました)。
  これにより、ある程度網羅的で整理された形式でありながら、個々の要求に
  応じて必要な分野の情報だけを入手することを可能にしようとしました (す
  べての分野を一本の情報にまとめてしまうと、膨大な量になってハンドリン
  グしにくい)。
 ・情報自体のほかに、全分野の情報リストをも流通させる
  リストには、つねにその時点で有効な最新の「部品」の一覧をのせました。
  これを参照することにより、ネットワーク上に残っている古い情報、誤った
  情報を参照してしまう可能性をへらすことをめざしました。
 ・そのまま印字しても読める形式
  基本的に、図形情報などはいれず、テキストのみで構成されていました。
  一方で、一定の情報フォーマットをきめることにより、そのまま印字しても
  読みやすく、また機械上での検索もなるべくしやすくしました。

 上記の特徴には、異論もあるところでしょうし、「ニュース!」のこの試みが現地
にほんとうにやくだったかどうかについては、意見がわかれるところだとおもいます。
 ただ、「ニュース!」が実現しようとした、ネットでの情報流通の手法や、ネット
上でのボランティア活動の手法については、なにがしかの提案をしめせたとおもって
います。

 「ニュース!」は、1995 年 1 月末に第 1 版がリリースされ、同年 5 月なかばま
で発行がつづけられました。

●「ニュース!」編集部パティオ とは
 「ニュース!」の活動は、当初、STK (GCD01507@niftyserve.or.jp) さんが開設さ
れたパティオ (NIFTY-Serve でのプライベート会議室サービス) 「兵庫県南部地震:
提案要望意見文句愚痴パティオ」で展開されましたが、「ニュース!」固有の事務連
絡に関する発言がおおくなり、パティオ本来の機能がはたせなくなっているという指
摘をうけて、「ニュース!」の編集作業を目的としたパティオを設置することになり
ました。これが、当「ニュース!」編集部パティオ」です。

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